元旦早々からあまりにも恐ろしいことが立て続けで、この一年のことなど考える気にもなれなかった
それでも日々は静かに過ぎていく。あっという間に小正月(女正月ともいう)
いま日本はどん底にいる感じがする
そのどん底を支えていたのは、いつの時代も女たちだ
敗戦後の女たちの「和」の心は強かった。その女たちの強さはここ80年近くの間に薄れていっている
男と同じように肩を並べるのが女の強さだと思っている女が多い
それやっちゃあいかん
女は女の役割使命がある、もちろん男は男のそれがある
この「役割」を無視した生活を80年近くもやってきたら、変に女が強くなり、その反対に男が弱くなった
もともと男は弱い、骨盤にそれが現れている。女の骨盤の中には、子宮と卵巣があり、男の方は骨だけだ。女はこの骨盤の中で「育む」ということをする
このことを忘れている女も多い
我田引水になるが、この骨盤を巻く湯文字が女を強く優しく賢くする、とチャ子ちゃん先生は信じている
子育ては「育む」ことを本能的に感じている女の子は母が愛を注いで抱きしめるだけで、親の愛を感じるが、男の子はその上さらに耳元で、愛している、この世であなたが一番好き、と言い続けていないと、中年になるとにわかに弱い男になっていく
そういう男をいっぱい見てきた
だから男は徒党を組む、今の政治家たちの姿を見ればご理解いただけるだろう
「金と権力」にしがみついていれば人に愛されると錯覚している
愛された経験がないと人を愛せない、行政にそれが現れている
しかし女は自分自身を自分で愛することができるので、人の苦しみや切なさに愛を注ぐことができる
昔の女正月は、お正月忙しかった女たちが互いに自分の得意な料理を持ち寄り、様々な苦楽を話し合い、お互いを尊重しあってたのしく幸せに過ごす日だった。そしてまた家族を守る強さを確かめ合う。その時小さな子供も連れてきてみんなで愛を注いでいた