チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

陰宅について

2021年11月17日 09時10分33秒 | 日記
風水では「陽宅」と「陰宅」を見て完全な風水鑑定とする
「陽宅」は今住んでいる場所。「陰宅」はお墓のこと
私たちの国では早くから「火葬」が行われていた。そのせいかお墓もコンパクトに作られていることが多い、屍を埋葬するにはかなりの土地が必要で、やんごとなき方々の「陵」でしか埋葬が出来にくかったのかもしれない

ともあれお墓を大事にしてきたわが民族
それはお墓に眠る先祖が「地の氣」をいただきその気が子孫に影響して、子孫を守るという、科学的でない思いがある

最近はお墓なんていらない、骨は散骨すればいいという考えの方も多い
昨夜は私の風水の師匠鮑黎明氏の子息義忠先生がいらして、お墓の話になった
というのは、お墓がなくて、あるきっかけでお墓を建てたら、次から次に問題が解決し、日々運勢がどんどん良くなっている、というHさんも同席しての話題、そこに私の姪から
「明日のおじいちゃんの命日に持っていく花はいつものでいいですか?」
という電話もかかり、「陰宅」がテーマの夜になった


義忠先生は
「地の氣をさらに強めるためには、5、6年に一度骨を取り出し水を捨て、お日様に当てて乾かすと、さらに先祖が喜び、子孫を強く守ってくれる。骨干しは寺の住職の許可を得て、白い布を敷き、新聞紙で水気を取り、乾いたら新聞紙を取って布の上でさらに乾かす」
その時故人の好きなものを傍に置くというのもいいそうだ

義忠先生も骨に日光浴をさせた後、難問が一気に解決されたといっていた
「陰宅風水」というのはお墓の設計だけでなく、その後の墓守りの作法も勉強しなければならなかったのだと思い知る

「黎明先生は火葬になっているから陰宅風水はあまり重要ではなくなった」
とおっしゃっていたわよとチャ子ちゃん先生
「そうなんですよ、親父はそういってましたし、本にも書いていますよね、でも僕は陰宅風水ではなにが大事かと研究し、実験した結果先祖に対する愛の送り方だと思った」
だから「陰宅風水」は大事

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