チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

有馬記念

2020年12月27日 08時31分36秒 | 日記

馬は美しい

学生のころ乗馬をやっていた

その当時は表にも出ていけて(車が少ない)土の道も多く馬と共に自然のつく示唆を堪能できた

障害物競走などは上級のことで、チャ子ちゃん先生はただ馬に乗ってそれこそ道草くいながら空をながめながら楽しんでいた。馬は人の心がよくわかり、競争をしたい馬は私を振り落とす

一緒のグループにいた人は長じて時代劇映画の合戦場面などに駆り出されていた

 

生まれながらに競争をさせられる馬を可哀そうだと思い競馬場なには足を運ばなかったが

蚕のことを研究するようになり、農水省の審議員などに選ばれたとき、中央競馬も農水省の管轄である子緒が分かって、「いってみたいな」とつぶやいたら当時の課長さんが早速案内してくれた。それがなんと「有馬記念」

 

フアン投票で選ばれた馬たちがバトックを誇らしげに闊歩してる姿に感動

馬は馬好きが分かるらしく、私の前を通るとききちんと目を合わせてくれる、その中でいっちまいに

「あの子がいいですね」

「本命の馬ですよ」

「ご祝儀あの子にします」

馬券の買い方など詳しく教えていただき、その時の騎手が岡部さんで、それ以降岡部騎手が乗った馬を買い続けた

 

競馬場は怖そうな男たち、あのイギリスの競馬場のような上品さはまるでなく、男たちは殺気立ちギャンブル狂いの集い

幸いロイヤルボックスに案内されたので優雅に観戦できたが、この観客席の落差っていったい何だろう

「女性にもっと来てもらったらいいですね」

「アイデアありますか?」

「女性誌の記者さんたちの声をかけて記事にしてもらったらどうです?」

「春にオークスという牝馬だけのレースがあります」

「それD1ですか?(やっと覚えた言葉)」

「もちろんです牝馬のダービーのようなものです」

「それいいですね、来年ですね」

 

興奮したまままず大内順子さんに電話。この方見た目より乗りやすい

とりあえず競馬場に行ってみたいということで年があけて府中競馬場のレースをご一緒する

中山競馬場とは違う雰囲気で、女性たちが喜びそうだ、ということであっという間に「オークスを楽しむ会」ができた

 

イギリス風に着飾って集まろうということになり、いろんな方がにぎやかに華やかにオークスに集まった。その時も岡部騎手に軍配、みんなに岡部岡部と連呼したチャ子ちゃん先生

 

中央競馬は至れり尽くせりの接待をしてくださり女性たちは大いに楽しんだが、養蚕農家が少なくなり、政府は養蚕農家の援助を打ち切ったときこの会は消えた

 

蚕がまた政府や役人の姿勢を教えてくれた

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« くよくよする | トップ | 着物が繋ぐもの 399 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事