決まった!
日本茜、日本紫根で染めた着物と帯の展示会
「茜・紫根染め三人展」令和5年5月18日から8月20日の期間、長野県の
岡谷蚕糸博物館
染の高橋孝之
絞りの寺田豊
綴れ織りの帯服部秀司
三人はもともと三人展を個人的になさっていて、その時はそれぞれの得意分野の物を展示するという形だったが、それぞれの作品には触れていたが、茜と紫根をテーマにしたことはとても面白く、それを多くの方に見ていただきたく企画した
日本茜も日本紫根も今は珍しい
「茜さす紫野行き標のいきー--」という額田王の万葉集の中に込められた、茜と紫根の色、当時は天皇と皇后の色として庶民が使うことは禁止されていた
天領で茜と紫根は栽培されていたのだ
二つとも根が染料になるので、それこそ根こそぎに使ってしまうので、栽培は特別な土地で作られていた
茜色と紫の色が日本の根本の色となるわけで、その染材を使っての多様な染技術を見られるのは楽しい
三人とも
「自分たちは出来上がりを作っている者で、茜や紫根を育てていてくれた人たちがいるから、このように着物に表現が出来る、だからこの一枚の着物はその方たちの存在が尊い」
そういう思いが強く、今回の展示会は生産者たちとの交流の場にもなる
そうして出来上がった着物や帯を身にまとってくれる消費者の目に留まれば、こんなうれしいことはない
今までにない土からできた着物の発表会という感じなると思う
チャ子ちゃん先生のコーデイネートも展示出来そうなので企画者としては、喜ばしい。その前に「きものという農業」続編を完成させねば
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