沖縄でサミットが行われたとき
各国の首相夫人に振袖を「女将さんサミット」からプレゼントをした
各大使を呼んでホテルオークラの会場を借り切り贈呈式をした
日本は富士山と菊をテーマに アメリカはワシントンの桜、フランスはエッヘル塔とワイン、イギリスは衛兵とバラ、ドイツはライン川とホップ、イタリアはミモザ、ロシアはバレリーナ、このすべての着物は十日町の友禅作家「滝沢晃」さん作。二人で写真やそれぞれのお身でなどを話し合いながら下絵を作り、何と1か月で染め上げた。
お礼状が来たのは当時のアメリカ大統領夫人ヒラリークリントンとロシアのプーチン。
女将さんたちは全員留めそで姿でこの式典に臨み、いろんな新聞社やテレビ局からのインタビューを受けていた
司会は今は亡き岡田真澄さん、英語は達者、フランス語もドイツ語も話せて素晴らしいタレントだった、しかも格好いいしね
主宰のチャ子ちゃん先生ももちろん黒留めそで、主宰だけど裏方で進行しているから目立たないようにしていたけど、やはり前に出ざるを得ない状況はいっぱいある。いい気になっていたわけではないけど、そう見えたらしく主宰していた「女将さんサミット」の一部のメンバーから非難を浴び、あっさり主宰を降りた
外務大臣が河野洋平さんで、何回か打ち合わせをさせていただいたが、夫人の武子?さんの美しさには目を見張った。謙虚で優しく品がよく、日本の代表夫人になってほしいとさえ思った
外務省の中の方がご自分の恋人がイギリスに留学するので、イギリスの模様の訪問着を作ってくれないかという申し出があり、瀧澤さんにお返しができるといそいそと作って差し上げたら、のちにその男性は何やら別の大きな事件に巻き込まれていて、刑事が二人やってきていろいろと聞かれて驚いた。滝沢さんに支払いはどうなっているかと聞いたら、もういただいたというので安心したものだ。
また当時の日本の首相夫人は「そんなもったいないものはいただけません」と自筆の手紙と一緒にきものが戻ってきた
しかし日本の代表夫人としてパーテイーでお召しいただきたいと伝えたが、「私はそんな贅沢はできません」って
広島サミットのニュースを聞き思い出の一コマ
日本が置かれた世界での位置が垣間見えた事柄だった
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