今は亡き竺仙の会長小川茂男氏と
40年前始めて色留袖のデザインに当たった
チャコちゃん先生側の仲人夫人の色留袖だ
お背が高くきものより洋服を好んでいたが
「貴方が考える色留なら着たい」
とおっしゃってくださったので
力の入りようもすごい
地色の濃い紫と言うのは決まった
注文は
「花や何か優しい柄はちょっとんね」
ということで
花菱を金泥と色金で表現することにしたが
それだけではなんとも寂しい
竺仙のおやっさん(チャコちゃん先生はいつもこう呼んでいた)
「その花菱の下に小紋を金泥で入れようか」
と言う提案で一挙に華やかになった
ラフ図案を持っていってお見せしたら
「さすがいいわねえ」
と一発
「その花菱がいいのでその柄の帯を作りたい」
紗綾型の錦の地紋に
花菱を綾織りで表現
残った布でバックも出来た
その夫人はその色留をお召しになって
5組の仲人をなさったという
さらに何回かの祝賀会にもーー
そして昨年
「思い出の色留貴方にお返しするね」
と頂いた
竺仙のたとうしもいまだ新しく
その中から出てきたときはおやっさんの嬉しそうな顔が
横切った
今日の竺仙展示会にその色留を着てゆく
現社長に威張り散らそうと思う
40年前始めて色留袖のデザインに当たった
チャコちゃん先生側の仲人夫人の色留袖だ
お背が高くきものより洋服を好んでいたが
「貴方が考える色留なら着たい」
とおっしゃってくださったので
力の入りようもすごい
地色の濃い紫と言うのは決まった
注文は
「花や何か優しい柄はちょっとんね」
ということで
花菱を金泥と色金で表現することにしたが
それだけではなんとも寂しい
竺仙のおやっさん(チャコちゃん先生はいつもこう呼んでいた)
「その花菱の下に小紋を金泥で入れようか」
と言う提案で一挙に華やかになった
ラフ図案を持っていってお見せしたら
「さすがいいわねえ」
と一発
「その花菱がいいのでその柄の帯を作りたい」
紗綾型の錦の地紋に
花菱を綾織りで表現
残った布でバックも出来た
その夫人はその色留をお召しになって
5組の仲人をなさったという
さらに何回かの祝賀会にもーー
そして昨年
「思い出の色留貴方にお返しするね」
と頂いた
竺仙のたとうしもいまだ新しく
その中から出てきたときはおやっさんの嬉しそうな顔が
横切った
今日の竺仙展示会にその色留を着てゆく
現社長に威張り散らそうと思う
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