どっちも不幸にする
ある介護診療所での出来事である。介護師だけが、動作の機能性や家庭的介護を標榜してか私服的体裁で仕事に当たっていたという。ところが、医師や看護師に接する患者さんの態度が介護師とは明らかに違っていたと言います。患者側にとって、入院または入所はそれ自体かなりなストレスになっていることでしょう。そのために身内以上に親身に世話をしてくれて、わがままを聞いてくれる恰好の対象者としてストレスのはけ口に、人としての尊厳もなく接したとのことです。あまりのことに急遽制服を着用したところ、態度が一変したとのことです。適材適所に身だしなみが重要な役割を持つことはみな認識しています。人の品格は中身が重要ですがどこか次元の違うことも加味されているようです。