゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

四角い太陽ロマン撮る

2010-02-22 17:37:56 | まち歩き

市内の三味線職人・大田さん 尾岱沼に通い15年「一瞬にかける」

100_7446 真冬の蜃気楼とも呼ばれる現象「四角い太陽」を追って、札幌の80歳のアマチュアカメラマンが14年前から毎冬、根室管内別海町尾岱沼に通っている。大田繁さん=南区澄川=。本業は道内では数少ない津軽三味線作りの職人。三味線をカメラに持ち替え、「音も、四角い太陽も、一瞬が勝負」と夜明けの野付湾に立つ。

昨年12月30日午前6時50分、水平線に現れた太陽が1分余りでかまぼこ形から、ひょうたん形え、徐々に姿を変え、そして、四角になった。「出た」-。夢中でシャッタ-を切った。「四角い太陽」とは厳冬期に海水面と上空の大気の温度差が大きくなると、光の屈折により、ごくまれに見られる現象。大田さんは1996年から毎冬、この幻の太陽を狙い、尾岱沼を訪れる。町内に2ヶ月近く滞在し、毎朝カメラを構えるが、幻の太陽はなかなか現れない。初めて写真にできたのは、2007年1月。昨年12月は2度目の成功で、1月30日にも3度目の撮影に成功した。この冬は2月末まて粘る予定だ。大田さんは18歳で建具職人となったが、津軽三味線の魅力にとりつかれ、43歳で「これを作ろう」と転職を決意。「弾けてこそ、いい音が分かる」と演奏家となるべく青森県の家元に弟子入りした。その後、独学で建具の技術を活用した三味線製作法を開発し、札幌で独立。「一瞬の響きで、聴衆を引きつける三味線」を目標に、深い響きをもたらすための、新たな革張りの技法も生み出した。今も現役の職人。顧客には、三味線デュオ「吉田兄弟」ら、第一線の演奏家も名を連ねるが、長男が跡継ぎとなった15年ほど前から冬場は少年時代から趣味だった写真に時間を割けるようになった。四角い太陽を追い続けるのは、「いつ現れるか分からないから、ロマンか゛ある」と感じるからた。撮影は3度かなったが、かねてからの目標だった「ハクチョウと重ねて撮る」ことはまだ達成できていない。「一瞬にかける-という意味では、最初の響きが勝負の三味線と同じ。あきらめません」。カメラを構える目に、職人の意地か゛見えた。

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水98%の新素材開発

2010-02-22 16:21:37 | ニュース

高い強度、製造簡単 医療など応用に期待

100_7448 化粧品や歯磨き粉に使われる天然の粘土と、粘土をぱらぱらにする薬剤とをわずかに溶かした水に、新開発の有機高分子化合物を加え、混ぜること数秒。あっという間に水が固まり、98%が水の新素材の出来上がり!相田卓三東京大教授が生み出したのが、ゲル状の新素材「アクアマテリアル」。こんにゃくの500倍の強度や力をかけて変形させてもすぐに元に戻る性質、塊同士をくっつけやすいという特徴がある。ちょうネクタイの形をした有機高分子化合物がぱらけた粘土と粘土をつなぎ、3次元の微細な網の目構造をつくっている。ほとんどが水でできており、そして強く、また簡単に作れるため、手術で傷口をふさぐ部材にするなど医療分野への応用が期待される。将来は、プラスチックに替わる環境に優しい素材としての利用も視野に入れる。

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