@ kill time

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硫黄島2部作

2007年06月22日 | ○○な話

2005年にアカデミー賞を総なめにした「ミリオンダラー・ベイビー」に続く、クリント・イーストウッド監督の作品です。
製作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねています。

「硫黄島2部作」とは、第二次世界大戦の大きな転機となった悲劇的な硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描く前例のない2部作です。

「硫黄島からの手紙」

2006年、硫黄島。地中から発見された数百通もの手紙。
それは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか。
日本側から見た硫黄島の闘いを描き、
そこで何か起こったのか、兵士たちは何を思って闘ったのか、戦場での兵士たちの日常がつづられます。

今までのアメリカ映画ような、日本人に対する偏見や誤解による描写や表現がほとんど見られず、当時の日本の状況を忠実に表現されています。
逆に日本の戦争物映画に良くある、お涙ちょうだい的な感情はありません。

戦争映画に感動を求める人向きではありませんね。

俳優は全員日本人で会話も日本語です。渡辺謙・伊原剛志・中村獅童・二宮和也・加瀬亮・裕木奈江など。

この映画のお勧め度:☆☆☆☆



「父親たちの星条旗」


米国内における「硫黄島の闘い」の意味を描いてます。
そこには、日本側では知り得ない「米国の国内事情」が隠されてました。

 太平洋戦争末期、硫黄島に上陸した米軍は日本軍の壮絶な攻めに苦戦をしいられつつも、圧倒的な戦力で
山の頂上に星条旗を立てた。
その写真は米国の勝利を映し出し、旗を立てた3人は、帰国すると英雄となっていた
しかし、そこには写真に映らない事実があり・・・・。

 硫黄島であった悲惨な経験と、帰国後、彼らが政府から受けた扱いの醜さ、それがどんなに兵士たちを苦しめたかという事実が観る人の胸に迫ります。


この作品だけでも十分面白いですが、「硫黄島からの手紙」を観てから、こちらの作品を観ると戦争の悲惨さがさらに浮き彫りになります。

この映画のお勧め度:☆☆☆☆

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バベル

2007年06月22日 | ○○な話
この映画もGWに観ました。
公開前からかなり話題になってましたので絶対観なきゃと、映画館へ・・・。

原題の「バベル」とは『旧約聖書』にある町の名前です。
その町の人々は天まで届くを「バレスの塔」建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。
その結果、人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。
映画ではこれを背景として、
言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間のストーリーを浮き上がらせていきます。

モロッコで発せられた一発の銃弾が、モロッコ、メキシコ、日本のまったくお互い見知らぬはずの人達の人生に次々と暗い影を落とす。

人生は突然、思いがけない事態に陥り、人々は悩み、苦しみ、ときには地獄を見る。しかし、そこから何かが生まれることもある。

かなり暗めの映画です。
特に日本を舞台にしたストーリーはめちゃ暗いです!!
役所広司と菊池凛子。
菊池凛子が聾唖(ろうあ)の女子高生役で印象に残る演技をしています。
少女の孤独が
痛々しく胸に突き刺ります。

世界の人に「現代の日本人ってこんな人種ばっかりか!」と思われるのではと心配になるくらいです。

最後まで先の読めない展開ですが、「観終わってすっきり!」と言う映画ではないです。

この映画のお勧め度:☆☆☆☆ 

「21グラム」


ちなみに、この映画のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の過去の作品「21g(グラム)」があります。
この作品も交差する時間のなかから物語を浮かび上がらせる作品です。

人は死んだ時に、魂の重さの分の「21g(グラム)」だけ体重が軽くなるという・・・。
肉体的にはたった21グラムの差かもしれないが、生きている人間と死んでしまった人間の差はかけがえない。

「バベル」の後は、こちらも観てみては。

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スパイダーマン 3

2007年06月22日 | ○○な話

GW中に観たので、もうかなり時間が過ぎましたが、忘れる前に「スパイダーマン3」を観た感想を書いておきます。


スパイダーマンシリ-ズは1,2も映画館で観てますので、今回の出来はどんなんかな~と観に行きました。

今回はスパイダーマンが慢心から生まれた心の闇にとりついた謎の生命体によって、怒りの感情を制御できない「ブラック・スパイダーマン」に変貌して・・・
新たなる敵として「サンドマン(砂男)」が出てきます。
アメコミには珍しく?友情、愛、妬み、憎しみなど色々な人間ドラマが表現されていて良かったです。

最新VXF技術が映像としてどのように表現されるかを期待していきましたが、オープニングのタイトルバックの映像からして斬新で見る価値ありました。
そのアクションシーンのスピーディさは見ごたえあります。

観た後の感想としては、「普通に映画を楽しめた!」ですね。

この映画のお勧め度:☆☆☆☆ です。

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