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有川 浩/海の底

2010年06月07日 | 小説

有川 浩 著 海の底を読みました。




4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地

停泊中の海上自衛隊潜水艦きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。

巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!

自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。

一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく・・・。


空の中」に続き有川作品を読むのは2作目。

前作は「空の中」の未確認飛行物体でしたが、今回は海の底から陸に上がってきた巨大ザリガニ?が登場!

物語の舞台となるのは、横須賀、海自の潜水艦内。

横須賀を突如襲った巨大甲殻類。

急な事態に人々は成す術もなく襲われ、食われていく。

必死に逃げた海自の青年2人と子どもたちは潜水艦に立てこもりいつ終わるともしれない極限状況の中に身を置いていく・・・。

不気味な甲殻生物の襲撃、

パニックに陥る大人、

潜水艦に逃げ込んだ13人の子供達、

密室の中で繰り広げられる人間模様に外で蠢く甲殻生物、

序盤から息もつかせぬ圧倒的な展開で一気に読了!!

コメント
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