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桐野 夏生 /東京島

2010年08月03日 | 小説
  著 東京島を読みました。



クルーザーで夫・と世界一周旅行に旅立った清子

だが出発からわずか3日目に嵐に遭い、
無人島に漂着する。

それから間もなく、与那国島での過酷な労働に耐えかね、島からの脱出を図った23人フリーターたち途中で台風に遭い、島に漂着。

彼らは無人島を「トウキョウ」呼び、共同生活を始める。

そしてさらに、日本への密航途中で金銭トラブルに発展した11人中国人たちが島に置きざりにされる


トウキョウの人びとは彼らとその集落を「ホンコン」と呼び、距離を置く。
島の住人は、清子を除くと、全て男である。

そして、唯一の女性である清子を巡って繰り広げられる争い。

清子は男達に欲せられることに陶酔し、自分が女王であることに悦びを覚える。

しかしそれもそう長くは続かない・・・


戦後、1945年から50年、マリアナ群島・アナタハン島に漂着した、1人の女性と30人の男達。

その共同生活の中で、男達は女をめぐって殺し合い、疑心暗鬼の中、次々と男は消え、最後は女を含む 20人ほどが生き残った。

この「アナタハン島事件」を、題材にした作品との事。

しかも谷崎潤一郎賞受賞作。

今年8月28日には映画も公開される話題作と云う事で読んでみました。
 
桐野夏生作品は「OUT」や「グロテスク」、「柔らかな頬」などを読んでいます。

どれもダークでエグイ表現に満ちていていますが、その内容にはぐいぐい引き込まれます。

今回もそんな作品かなと思い読み始めましたが・・・

これがまた面白くも、すごくもない。

まったく、つまらん!!

これが谷崎潤一郎賞受賞作とは・・・

?マーク×3つでした。

映画を観る人は先に原作を読まない方が良いと思います。

コメント
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