「ラブリーボーン」
公開:2009年、アメリカ・イギリス・ニュージーランド合作映画
出演:シアーシャ・ローナン、:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ
優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。
初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。
最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。
そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。
一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。
やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。
バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが…。
科学捜査などない数十年前の行方不明事件をテーマにした映画。
無差別レイプ殺人という現実の猟奇事件と、
14歳という少女が抱く純愛、
そして死後の幻想的な世界
を重ね合わせて描いた作品。
いわば、「羊たちの沈黙」と「ゴースト~ニューヨークの幻~」と「大霊界」が合体したような作品
この1本でサイコサスペンス+ラブストーリー + ファンタジー
なんと三つの映画が楽しめる!?
しかし、その中のどれが主題なのか・・・
焦点が明確でなく、全てが中途半端でした。
主人公の少女を演じるシアーシャ・ローナンの演技だけが光りました。
この映画のお勧め度:☆☆☆