Hさんがここ2週間ずっと注目していた事は、”どこの店のラーメンが美味しいか”ではありません。
それは毎年8月に開催されている 真夏の祭典 新日本プロレス「G1 CLIMAX 」 の試合結果です。
「G1 CLIMAX 」 は出場選手16名がA・Bの2つのブロックに別れて総当り戦を行い、両ブロックの1位同士が両国国技館で優勝決定戦を行なうと云うものです。
今年で20周年を迎えたこの大会、優勝までに会場を移動しながら10日間で8試合をこなす過酷な戦いです。
新日本プロレス所属の選手のみならず、他団体からも実力ある選手が参加するこの大会は過去に数々の名勝負とドラマが生まれたプロレスファン垂涎の大会です。
そして昨日、両国国技館で行なわれた優勝決定戦を制したのは新日本プロレスで活躍し、その後全日本プロレスの移籍、今年5月には全日本を退団してフリーとなった小島聡選手です。
小島選手は全日本時代には三冠ヘビー級チャンピオンにもなり団体の中心選手として活躍していました。
しかし肘を痛めてからは不調が続き、意を決して全日本を退団、長年の酷使でボロボロに痛めていた肘を手術し、懸命なリハビリを経て、この大会に臨みました。
昨日、両国国技館で行なわれた優勝決定戦の相手は自ら”100年に一人の逸材”と豪語する新日本プロレスの”太陽の天才児”棚橋弘至選手。
ホームの棚橋選手に対し外敵の小島選手。
互いに死力を尽くした戦いは、21分25秒 小島選手入魂のラリアットで他団体選手として初のG1優勝を達成しました。
まずは、小島選手におめでとう!と言いたい。
優勝決定戦の前に行なわれ試合で小島選手に敗れた後藤洋央紀選手の言葉。
”全日本を退団し、ヒジの手術をして、それでもプロレスラーとして帰ってきた、そういう覚悟で。体力でもない、技でもない、その覚悟に負けた。”
その通りに、また一皮剥けた小島選手。
これからもフリーとして団体を問わず活躍し、プロレス界を盛り上げて欲しいものです。
それにしても新日本プロレス所属の選手達。
外敵で尚且つ欠場あけの復帰戦男に伝統のG1を取られるとは情けない・・・。
こうなったら、小島選手の嘗ての朋友で”テンコジタッグ”で鳴らし、現在、やはり怪我で長期に渡って戦線を離脱している、天山 広吉選手の復活に期待するしかないか!
天山よ!
元気になったお前をファンはみんな待ってるぞ!