「爆走機関車 シベリア・デッドヒート」
公開:2010年 ロシア映画
出演:ウラジーミル・マシコフ アンジョルカ・ストレチェル
第二次大戦後のシベリア。
クライ駅からは村に住む労働者たちが木材を切り出している。
戦勝功労者のイグナトは蒸気機関車の機関士としてそこの収容所に赴任する。
イグナトは村でただ一人の子供パーシャを育てているソフィアと親しくなる。
パーシャの父親はドイツ人だった。
やがて、イグナトは危険な運転をして機関士をやめさせられる事となる。
そんな中、戦前に鉄道橋が壊れたため島に取り残された機関車があることを知り、村を抜け出すが・・・。
物語の主役となるのは“機関車”!
秋口から冬を迎えるシベリアの風景を背景に古色蒼然とした本物の機関車が爆走してデッドヒートしまくる!
戦争ドラマでありながら汗と炭と煙にまみれた機関士野郎の熱い情熱がほとばしる作品です。
シベリアの厳しい大自然とその中に建てられたバラック、浴場、森林伐採場などの美術も見事です。
2010年度アカデミー外国語映画賞のロシア代表、ゴールデングローブ賞ノミネート作品
この映画のお勧め度:☆☆☆☆