太宰府天満宮の敷地と言ってもいいくらいのところにある光明禅寺。
石庭と苔と紅葉の組み合わせが美しく、今回、行こうと思いながらつい行きそびれてしまった。
で、何気なくインターネットを見ていると、光明禅寺の庭が撮影禁止になっていることを知り、愕然とした。
建物の外は撮影可能らしいが、建物内から眺めるメインの庭は撮影禁止になっている!
京都や奈良の寺社では、今はほとんど三脚使用禁止になっている。
一般客とカメラマンとのトラブル、カメラマン同士のトラブルが頻発しているからだ。
でも、撮影そのものを禁止しているところは、知ってる限り、ない。
カメラマンのよほどひどいマナー違反があったのだろう。
一般客に「撮影の邪魔だから、どけ」と言ったのかもしれない。
降りてはいけない庭に降りたのかもしれない。
「自分の写真撮影のためだったらマナーやルールは無視して構わない」という不遜な輩がどんどん増えている。
撮り鉄などはテレビでも取り上げていたが、立入禁止でも平気で入っていく。
昔はどちらかというと写真はマイナーな趣味だったが、今はどこに行ってもうんざりするほどカメラマンだらけである。
みんな写真家気取りで、態度もでかい。
こちらが写真を撮っている目の前に立ち塞がり、平気で三脚を立てるヤツがいた。
彼岸花の名所で、花を切り取るための剪定鋏を持参しているカメラマンもいた。
とんでもないカメラマンのせいで、写真撮影が世間の顰蹙を買うようになっている。
光明禅寺の撮影禁止は、ついにというか、やっぱりというか、ここまできたか、って感じである。
というわけで、これは一昨年帰省した時に撮影した光明禅寺の、もうこれからは撮れない写真。
光がイマイチだったので、いい光の時にもう一度撮ってみたかった。
本当に残念!!!
ひどいカメラマンを駆逐する方法はないものか。
こういう建物の外側であれば今も撮れる。