奈良の室生湖の一角。
わが女房殿は、ここがお気に入りらしい。
夜明け頃、朝霧が立ち昇って幻想的な光景になるという情報をどこかで入手したようだ。
濡れ地蔵も、濡れ地蔵に行く道も、依然水没した状態だった。
厚い雲が空を覆い、夜明けの時刻になっても、明るさが増して空が焼けるわけでもなく、朝霧が立ち昇るわけでもなく、何の変化もないまま時が過ぎた。
でももし、朝日を撮る目的で湖西あたりに出かけてこの天候だったら、もっとがっかりしていたに違いない。
そう思うことにしよう。
わが女房殿は、ここがお気に入りらしい。
夜明け頃、朝霧が立ち昇って幻想的な光景になるという情報をどこかで入手したようだ。
濡れ地蔵も、濡れ地蔵に行く道も、依然水没した状態だった。
厚い雲が空を覆い、夜明けの時刻になっても、明るさが増して空が焼けるわけでもなく、朝霧が立ち昇るわけでもなく、何の変化もないまま時が過ぎた。
でももし、朝日を撮る目的で湖西あたりに出かけてこの天候だったら、もっとがっかりしていたに違いない。
そう思うことにしよう。