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関口知宏さん「鉄道紀行」トークショウ&サイン会

2009-04-19 16:42:28 | 四季おりおり
NHK番組 列島縦断鉄道12000㌔ 最長片道切符の旅」で俳優の彼が旅人となり、
JR鉄道の旅をし、けっこう気に入って見ていたのですが、
今回は佐川美術館(滋賀県守山市)での「絵日記原画展 
-旅、ひと、こころー」展が5月24日まで開催中で、今回は彼を招いてのトーク&サイン会

私も2004年からの彼のファンで、昨日美術館に出かけた。
彼が来館というので、何時も静かな美術館は大勢の人たち。
水に囲まれた館内は、熱気にあふれている。
「ヨーロッパ編と中国編」の展示だが、スケッチブックにまとめられているため(彼がトークショウでも言っていたが、書き始めたのは自分の絵日記としてだったので両面に書いてしまったので展示できるような状態でなく)今回は4月26日までと4月28日から5月24日までの2回に分けて、展示することになった次第。

会場では大勢の人たちが、思いのほか静かに順序良くA5サイズほどのスケッチとエッセーに見入っている。ところどころに彼とスタッフが取ったスナップ写真が飾られているのと、旅行中に使われたリュックと色鉛筆、シタールや二胡やヨーロッパの国の弦楽器が飾られているくらいのシンプルな展示。

ところが
彼のスケッチの前に立つと、私の想像していたのとはぜんぜん違った!!
色鉛筆だけで描いたとは思えない見るものに訴えてくるスケッチ
そして、彼自身の飾らないことば。

スケッチはうまいです
文字も上手です

単純な構図と、きれいな色彩
詩のようなことばのつらなり。

見る人たちのこころに訴えてくるものがあります。
もちろん、テレビ放映の折々の映像と重なるのかもしれませんが、
あ~ あのときのことだ~ 
なんて一人合点してしまいます。

トークショウは、室内の予定でしたが多人数のため急遽屋外の水辺で
彼の姿が見えると、すごい拍手です
このことに感激したという彼は
「自分はこのような日が来ると思っていなかった」
「旅は99%は苦しい、つらい旅でした、のこり1%が嬉しいふれあいの旅」
だったと本音のはなしでした。

両親に似ていない自分の長所や短所もよく分かっている彼は
これからも、さわやかに旅をつづけることでしょう。

本になったスケッチ帳は、求めませんでした。
もう一度、本物を見たいという気持ちからです。