
朝からの雨
数日前から、天気予報は雨でそれも雷もなるかも・・・・・
なんて 最悪の天気予報
ボランティア茶会は、スタッフのことも考慮して
たまたま 2人はそれぞれ予定がありお休みだけれど
1人のスタッフも、雨の日は交通が不便
それで 当日は私1人で担当することにして
連絡し、休んでいただいた
桜の季節も過ぎたし
茶室に来られても 私で対応できるかと思って
お茶は 煎茶で 京都・松風園 『舞鶴』
お菓子は 駿河屋の羊羹
床は 煎茶翁の 『高 遊外』肖像画

どうしても飾りたかった かきつばたの花を部屋の片隅に飾り

床柱に掛け花で 『宝鐸草』
雨音を聞きながら ひとりで準備をしていると
こころが静まってきて
楓のみどりに取り囲まれている小間の茶室は
ほんとうに居心地がいい
この 贅沢な気分を独り占めしているのが
ありがたい時間
そとは 風も出てきたようで
えもいわれぬ木々の香が漂ってくる
この自然の風を取り込みながら
体はひとりでに癒されているようだ
客は2人 だった
ボランティアで囲炉裏番をしている方と
館の職員さん(休憩時間)が
入館者もいないのでと のぞきに来てくれたのだ
丁寧に煎茶手前をして
1煎、2煎と飲んでいただく
3煎目は 羊羹とともに
本来は白湯なのですが、といいながらお煎茶を差し上げる
日々のことなど話しながら
いい時間の過ぎ去ったこと
帰るころには、もう雨もあがっていた