Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

旅行からシカゴにもどるほっとした感覚~ロチェスターの空港から~その1

2008-08-06 | アメリカ生活雑感
先週の金曜日から5日間ほど旅行に出かけ、2時半頃ナイアガラをでて、火曜日の夜の10時にシカゴの自宅にもどってきた。

下の息子は、飛行機がオヘア空港に近づき、シカゴの大地が見えてきたら、「シカゴにもどってきたあ!」とほっとした表情で、外の景色をきょろきょろ。いつも日本との長時間におよぶ飛行機の往復では、そんなことは言わないのに・・・上の息子も同様。夏の旅行としては、いつもより短いが、私も旅行で英気を養い、なんだか自宅が広く感じる。

ニューヨーク州のロチェスターというローカルな場所へ飛んだのは、アメリカンの乗客54人乗り(1席と2席のみの座席が18列あるのみ)の小さな「リージョナル・エアプレイン」と呼ばれる飛行機だった。そのせいか、鳥のように「空を飛んでいる」という感覚が大きかったよう。飛ぶ瞬間もあっという間だし、着陸も早い。息子は、ふわふわした雲の上を抜けていく感覚を楽しみ、夕日が雲の下に沈んでいく瞬間を真剣に眺めていた。

「ロチェスターなんて、旅行する人いないよな。」と主人。でも、空港には、しっかり「ロチェスター」と書かれたティーシャツは売られていた。なんの変哲もない普通の田舎町。でも、私たちは、野球殿堂の博物館のあるクーパーズタウンとナイヤガラに行くのに、この町に2泊した。

最近読んだシカゴ・トリビューンのビジネスセクションの記事にユナイティッドなどの大手のエアラインが、海外も含むメジャーな都市へのフライトを減らして地方の小さな町へのフライトを増やしているということが書かれていた。ロチェスターからシカゴへもどるときも、空港のセキュリティが整然となされ、きちんとIDチェック。しげしげと主人と私のIDを見ながら、上の息子に「ドライバーズライセンスは?」とジョークをとばす。体内チェックの門くぐりもドアが閉められ、自動でエアを発して、しばらくじっとしていなければならないという厳重さ。アメリカ国内を旅行していて、こんなの初めてだ。

有名な大規模の空港で500人乗りのジャンボジェット機に乗るより、安心して小さなジェット機に乗り込む。かなり年配のしわが多い女性乗務員が、ロチェスターを飛び立つ前、心配そうにしていた下の息子に「この飛行機を運転するパイロットの腕は確かだから、飛んだかどうかもわからないほどよ!」と言い聞かせてくれた。

クーパーズタウンとナイヤガラを少しづつ紹介していこう! ~この項続く~