Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

息子の中2としての2学期の目標~シカゴ日本人学校全日校始業式より

2008-08-29 | シカゴ日本人学校全日校
8月22日にシカゴ日本人学校全日校の始業式があり、子供たちは勉学やスポーツに燃えて、ここシカゴでの最後の学期を悔いなく過ごそうとしている。上の息子が、始業式に中学部を代表して、夏休み中に書いた「2学期の目標」の作文を学校全員の前で発表した。

その日に学校に子供たちをピックアップしにいったとき、真っ先に英語科のコニシ先生が、「とてもいい発表だった」とほめてくださった。私は、息子から言われていたにもかかわらず、発表をみんなの前でするのとは知らず、作文を書いているのだとしか思わず、その晴れ姿をのがしてしまった。いつも肝心なところをのがしてばかりのドジな親である。あーあ!とがっくりきていたら、担任の先生が、学級通信「RAINBOW」でその作文を紹介してくださった。

それを読むと、息子の予定より早まった日本への帰国への動揺、そして、その気持ちを切り替え、ポジティブな方向に持っていくまでの心の動きがわかり、親としてジーンとしてしまった。息子の2学期の目標が、一番中学部の生徒としてやらなくてはいけない部分を鋭くわかりやすくついていて、「しっかりしてきたなあ」と感心してしまった。本当に日々の中学部の先生方のご指導のおかげである。

以下、全日校の小学部の保護者の方にも中学部の生徒がどのように考えているかを知ってもらいたく、紹介したいと思う。

                2学期の目標

今学期の僕の目標は、僕自身の個人的なものと、中学部全体のものでおおむね一つずつあります。

まず、個人的な目標は、この学校での6年間の生活の最後の学期をきっちり締めたいということです。実は先日、僕は本帰国が決定しました。おそらくは11月頃だろうとのことです。てっきり、中学卒業まで早くても2年生の終了までは、いるだろうとたかをくくっていた僕にとって、ものすごく衝撃的な決定でした。何しろ小学校1年生から今日まで、多すぎるほどの思い出や記憶があるこのシカゴから日本へと本帰国するのです。いつか来る必然的なことだとしても一大ショックでした。

もっとも、いつまでもショック状態でいられるほど弱くもありません。さっさと悔いのないように帰国できるよう、一つの目標をたてました。それがシカゴ生活最後の学期をきっちり締めるということです。

しかし、今日からスタートする2学期は、もっとも長い学期です。その分、学習するのも広範囲ですし、行事も非常に多いです。でも、長いシカゴ生活に自分が納得できるけりをつけるため、この2学期、1日1日で自分ができる最良のことをしていきたいです。

中学部全体での僕が目指すべきと思う目標は、中学部全ての人が、自分以外の全員1人1人を、自分の仲間だと断言できるようになることです。今の中学部がバラバラだというわけではありません。現時点でも学年関係なくとても仲の良い中学部だと思います。ただ、日常生活で特定のグループのみでの会話で、特定の人のみしか発案しないこと等もあります。全ての人の意見で物事を完成させるという形を僕たちは目指すべきでしょう。

この2学期は以上2つの目標を常に念頭において毎日を過ごしていきたいです。