8月9日、注目のホワイトソックス対レッドソックス第2戦にて、USセルラー・フィールドに初めて登板した松坂選手。
過去中4日か5日で、土曜日か日曜日かの登板予想をしていた私たち。シカゴ在住の日本人は、みんなこの週末のレッドソックス戦狙いだろう。2日間チケットを買っていた人もいるかもしれない。この機会をのがしては、シカゴにいた甲斐がないとばかり、前日夜に登板が発表されると同時に、主人は時間をかけてオンラインでチケットをゲット!1塁側の一番最上席しかとれなかったが、(それでも1人40ドル、普通に買えば、10数ドルか?!)シカゴでの滞在が残り少なくなると、何事も根性でやるしかない。
私たちのアメリカ駐在生活で、松坂選手を見るのは2度目。去年のカンザスシティ、カウスマンスタジアムでの貴重なデビュー戦を観に行って以来。上の息子は、日本で2度観ていて、アメリカで青い西武ライオンズの松坂選手のジャージとライオンズの帽子を誇らしげにまとい、アメリカ人の友達に見せびらかすほどの熱狂的な松坂ファン、ライオンズファンだ。
しかし、根はホワイトソックスの息子。でもって、Matsuzakaティーシャツを着ながら、ホワイトソックスの2005年のワールドチャンピオンの記念帽子をかぶるという奇妙な格好。シカゴアンたちには、相手にされないであろう。
そして、下の息子は、家にあるさまざまなホワイトソックスのティーシャツのうちに、やはりIguchiティーシャツを選ぶ。主人いわく、「前いた選手のティーシャツ着てる人いるから。」たしかに、ポドセニックなど、すでにいない選手のティーシャツを着ているファンはいる。そう、それに井口選手は、いまだにシカゴのみんなに人気があるから、堂々と誇らしげに着ていいじゃん。うちは、なんたって、井口選手がトレードされた時に、近所のダウンタウンに勤めるトリヤマさんから、再び真新しいホワイトソックスの井口ティーシャツを2枚ゲットしてもらったほどの大井口ファンなのだ。
右の上の息子はリックをはおっているため、背番号18が見えない
大ファンの私は、今日久し振りにベースボールカードをディックスで買って、なんと念願の井口選手が正面から写っているカードを手に入れた。カードの袋の裏にIguchiという文字がでていたので、思わず「やった、イグチ!!」と大声を上げてしまい、まわりのアメリカ人がぎょっとしていた。これはフィリーズ時代の井口選手だが、かなりカッコよく、大満足です。話が松坂からそれてしまったが・・・
高速の出口でセルラーフィールドに着く前は、いつもよりもかなり渋滞していて、家をかなり前にでたのに、試合開始の直前に着いたので、レッドソックス戦の人気のほどがうかがえた。気がつくと、周りはレッドソックスファンだらけ。目の前にMatsuzakaティーシャツを着ているアメリカ人の男の子発見。思わず握手したくなる瞬間!
それにしても、セルラーがとても広く感じる。このところリグレーに3回続けていっていたので、よけいに奥行きを感じる。試合開始直前、大げさな音楽とともに、名物のスクリーンに次から次へとホワイトソックスの選手たちのクライマックスシーンが映し出される。ああ、あの2005年の興奮を再び!という感じ。こういう派手な演出も2大強ソックス対決に似合っている。
ホワイトソックスは、コントレラスがピッチャー。最近、ぱっとしないコントレラス。息子の話題にものぼらないほど、調子が悪いのか。
席が遠いので、小さくしか写真にとれず、コントレラス対オーティス
なんと2回表で、1塁ベースカバーに入ったときに、足を負傷してしまい、立ち上がれない。エエーッまだ、写真もよくとってないのに・・・降板かよ、つまんねえ!後でわかったことだが、この怪我で、コントレラス今季絶望。ウソみたい。でも、ホワイトソックスにとっては、お荷物がなくなっていいかも・・・
さて、松坂選手は、いつものように美しいフォームで、淡々と投げる。フォアボールをだしながらも、のらりくらりとのりきって、得点を許さない。レッドソックスが、ペドロイヤのタイムリーやオーティスの2塁打で先攻したので、安心してみることにする。
オーティスの大きな2塁打の時は、1塁側はものすごい歓声が上がった。「レッツ・ゴー、レッドソックス!」という掛け声が何回も沸き起こる。この時点で、シカゴにもやはりレッドソックスファンが多いということが正しかったことに気付く。下の息子のチームのメンバーのお父さんが熱狂的なレッドソックスファンで、「フェンウエイのチケットならまかせておけ!」と言って、エージェントを紹介してくれたほど。なんとか、帰国前にボストンに行って、フェンウエイパークに行きたいという上の息子の言い分。私もあのグリーンモンスターを見たい!
さて、松坂選手は、後半素晴らしいピッチングで、ホワイトソックスの強打線、トーミィ、クエンティン、ペルジンスキー(前回松坂打たれている)を押さえて、8回まで、1点止まり。「代わりにしょう兵にやられた。」と息子弁。
今年は、最初から若いレフト、カルロス・クエンティンの活躍が目立っていて、ホームランダービーのトップを行く。私は、カブスのテリオとともに若くてパワーのあるクエンティンに今季は注目していたが、この日はさすがに松坂選手も警戒していたのだろう。さっぱり打てず。クエンティンのホームランは見れなかった。クエンティンの体型を見ると、なんとなく井口選手を思い出す。構えは違うのだけど、クエンティンの振り切った瞬間もなぜか井口選手のふりに似ているような気がする。
さて、9回の裏、点差が開いていたので、お客さんも帰りだした。ピッチャーも松坂選手から交代。クエンティンの後、ホームランバッターで人柄のいいジム・トーミィ。なんとなくホームランを打つような気がしたので、カメラを構えて、シャッターチャンスを狙った。狙いはドンピシャ。見事なホームラン!
しかし、その後打線は続かず、6対2でレッドソックスの勝利。勿論松坂選手勝利投手。これで、防御率も上がるね。
よかった、今日は松坂選手の好投を見れて、トーミィのホームランも見れて。私の大好きなカネルコとクリーディがでていなかったのが、とても残念だったが。クリーディはこのところ調子が悪く、ベンチで、代わりに3塁はユリベのようだ。ユリベは守備も安定しているし、このところバッティングの調子もいいようなので、しかたがないが。やはり、あの豆タンクのようなユリベ(ごめんよ、ユリベ)よりもクリーディの華麗な守備を見たかった。なんだか、試合の説明というよりも、個人的な趣味で終わってしまったセルラーリポートでした。
ところで、試合の後、上の息子は、クエンティンのティーシャツを買おうとしたら、セルラーの売店は閉店。球場外の屋台3店を見たが、アダルトMは売り切れ。今日もディックスでさがしたが、全部売り切れ。しかたがなく、ユースのXLを買った。クエンティン大人気のよう。今日の3戦目は32号のホームランを打っているし。この分では、新人王間違いなし!皆さま、注目!
追伸
セルラーの各ゲートの入り口の壁に、時代ごとに往年ホワイトソックスで活躍した選手たちはチームの大きな写真が時代の変換とともに順を追って張られている。これも楽しめる。1910年代のシューレス・ジョー・ジャクソンが大きく2枚も出ていて、またまた会えてうれしかった。球場に入る前にも大きくでていたし、シューレスは本当にみんなから愛され続けている。
今日は写真が多くて、アップするのに疲れたよ!
過去中4日か5日で、土曜日か日曜日かの登板予想をしていた私たち。シカゴ在住の日本人は、みんなこの週末のレッドソックス戦狙いだろう。2日間チケットを買っていた人もいるかもしれない。この機会をのがしては、シカゴにいた甲斐がないとばかり、前日夜に登板が発表されると同時に、主人は時間をかけてオンラインでチケットをゲット!1塁側の一番最上席しかとれなかったが、(それでも1人40ドル、普通に買えば、10数ドルか?!)シカゴでの滞在が残り少なくなると、何事も根性でやるしかない。
私たちのアメリカ駐在生活で、松坂選手を見るのは2度目。去年のカンザスシティ、カウスマンスタジアムでの貴重なデビュー戦を観に行って以来。上の息子は、日本で2度観ていて、アメリカで青い西武ライオンズの松坂選手のジャージとライオンズの帽子を誇らしげにまとい、アメリカ人の友達に見せびらかすほどの熱狂的な松坂ファン、ライオンズファンだ。
しかし、根はホワイトソックスの息子。でもって、Matsuzakaティーシャツを着ながら、ホワイトソックスの2005年のワールドチャンピオンの記念帽子をかぶるという奇妙な格好。シカゴアンたちには、相手にされないであろう。
そして、下の息子は、家にあるさまざまなホワイトソックスのティーシャツのうちに、やはりIguchiティーシャツを選ぶ。主人いわく、「前いた選手のティーシャツ着てる人いるから。」たしかに、ポドセニックなど、すでにいない選手のティーシャツを着ているファンはいる。そう、それに井口選手は、いまだにシカゴのみんなに人気があるから、堂々と誇らしげに着ていいじゃん。うちは、なんたって、井口選手がトレードされた時に、近所のダウンタウンに勤めるトリヤマさんから、再び真新しいホワイトソックスの井口ティーシャツを2枚ゲットしてもらったほどの大井口ファンなのだ。
右の上の息子はリックをはおっているため、背番号18が見えない
大ファンの私は、今日久し振りにベースボールカードをディックスで買って、なんと念願の井口選手が正面から写っているカードを手に入れた。カードの袋の裏にIguchiという文字がでていたので、思わず「やった、イグチ!!」と大声を上げてしまい、まわりのアメリカ人がぎょっとしていた。これはフィリーズ時代の井口選手だが、かなりカッコよく、大満足です。話が松坂からそれてしまったが・・・
高速の出口でセルラーフィールドに着く前は、いつもよりもかなり渋滞していて、家をかなり前にでたのに、試合開始の直前に着いたので、レッドソックス戦の人気のほどがうかがえた。気がつくと、周りはレッドソックスファンだらけ。目の前にMatsuzakaティーシャツを着ているアメリカ人の男の子発見。思わず握手したくなる瞬間!
それにしても、セルラーがとても広く感じる。このところリグレーに3回続けていっていたので、よけいに奥行きを感じる。試合開始直前、大げさな音楽とともに、名物のスクリーンに次から次へとホワイトソックスの選手たちのクライマックスシーンが映し出される。ああ、あの2005年の興奮を再び!という感じ。こういう派手な演出も2大強ソックス対決に似合っている。
ホワイトソックスは、コントレラスがピッチャー。最近、ぱっとしないコントレラス。息子の話題にものぼらないほど、調子が悪いのか。
席が遠いので、小さくしか写真にとれず、コントレラス対オーティス
なんと2回表で、1塁ベースカバーに入ったときに、足を負傷してしまい、立ち上がれない。エエーッまだ、写真もよくとってないのに・・・降板かよ、つまんねえ!後でわかったことだが、この怪我で、コントレラス今季絶望。ウソみたい。でも、ホワイトソックスにとっては、お荷物がなくなっていいかも・・・
さて、松坂選手は、いつものように美しいフォームで、淡々と投げる。フォアボールをだしながらも、のらりくらりとのりきって、得点を許さない。レッドソックスが、ペドロイヤのタイムリーやオーティスの2塁打で先攻したので、安心してみることにする。
オーティスの大きな2塁打の時は、1塁側はものすごい歓声が上がった。「レッツ・ゴー、レッドソックス!」という掛け声が何回も沸き起こる。この時点で、シカゴにもやはりレッドソックスファンが多いということが正しかったことに気付く。下の息子のチームのメンバーのお父さんが熱狂的なレッドソックスファンで、「フェンウエイのチケットならまかせておけ!」と言って、エージェントを紹介してくれたほど。なんとか、帰国前にボストンに行って、フェンウエイパークに行きたいという上の息子の言い分。私もあのグリーンモンスターを見たい!
さて、松坂選手は、後半素晴らしいピッチングで、ホワイトソックスの強打線、トーミィ、クエンティン、ペルジンスキー(前回松坂打たれている)を押さえて、8回まで、1点止まり。「代わりにしょう兵にやられた。」と息子弁。
今年は、最初から若いレフト、カルロス・クエンティンの活躍が目立っていて、ホームランダービーのトップを行く。私は、カブスのテリオとともに若くてパワーのあるクエンティンに今季は注目していたが、この日はさすがに松坂選手も警戒していたのだろう。さっぱり打てず。クエンティンのホームランは見れなかった。クエンティンの体型を見ると、なんとなく井口選手を思い出す。構えは違うのだけど、クエンティンの振り切った瞬間もなぜか井口選手のふりに似ているような気がする。
さて、9回の裏、点差が開いていたので、お客さんも帰りだした。ピッチャーも松坂選手から交代。クエンティンの後、ホームランバッターで人柄のいいジム・トーミィ。なんとなくホームランを打つような気がしたので、カメラを構えて、シャッターチャンスを狙った。狙いはドンピシャ。見事なホームラン!
しかし、その後打線は続かず、6対2でレッドソックスの勝利。勿論松坂選手勝利投手。これで、防御率も上がるね。
よかった、今日は松坂選手の好投を見れて、トーミィのホームランも見れて。私の大好きなカネルコとクリーディがでていなかったのが、とても残念だったが。クリーディはこのところ調子が悪く、ベンチで、代わりに3塁はユリベのようだ。ユリベは守備も安定しているし、このところバッティングの調子もいいようなので、しかたがないが。やはり、あの豆タンクのようなユリベ(ごめんよ、ユリベ)よりもクリーディの華麗な守備を見たかった。なんだか、試合の説明というよりも、個人的な趣味で終わってしまったセルラーリポートでした。
ところで、試合の後、上の息子は、クエンティンのティーシャツを買おうとしたら、セルラーの売店は閉店。球場外の屋台3店を見たが、アダルトMは売り切れ。今日もディックスでさがしたが、全部売り切れ。しかたがなく、ユースのXLを買った。クエンティン大人気のよう。今日の3戦目は32号のホームランを打っているし。この分では、新人王間違いなし!皆さま、注目!
追伸
セルラーの各ゲートの入り口の壁に、時代ごとに往年ホワイトソックスで活躍した選手たちはチームの大きな写真が時代の変換とともに順を追って張られている。これも楽しめる。1910年代のシューレス・ジョー・ジャクソンが大きく2枚も出ていて、またまた会えてうれしかった。球場に入る前にも大きくでていたし、シューレスは本当にみんなから愛され続けている。
今日は写真が多くて、アップするのに疲れたよ!