北京オリンピック真っ盛りの日々。いつもバタバタしていて、じっくり各競技を見てなくて、少しづつかじる程度だが、さすがに「水泳の貴公子」(「水泳王子」って感じはしないんだな。勝手に私たつけたあだな)、マイケル・フェルプスだけは、追いかけてしまった。あのマーク・スピッツの7冠を抜き去り、史上最多の金メダル8冠(トータルでは14個の金メダル獲得)というかつてない偉業を達成したマイケル・フェルプス。まだ、23歳の若さ。6個の金メダルをとった4年前のアテネオリンピックでは、19歳だったってこと?!
100メートルバタフライで0.01秒差で1位をもぎとり、7個目の金メダルが決まった瞬間
8月17日付けシカゴ・トリビューン、スポーツセクション表紙より
アメリカのメディアは、マイケル・フェルプス一色だわなあ。今週発売のスポーツ・イラストレイティッドの特別号を含む2冊の表紙は両方ともフェルプス。まだ、レースは始まったばかりなのに、メディアは完璧に彼がいくつも金メダルを取ることを予想していたようだ。私はまったくオリンピックに疎かったので、この表紙を見て、この人が注目株なんだと気付き、やおら、テレビの水泳のときは、凝視した。まあ、北島もすごかったし・・・
偉業の内容は、各メディアがリポートしているので、私が書く必要はないが、私が感心したのは、勝利したあとのフェルプスのさわやかな対応だった。最後のリレーで、北島が平泳ぎでハンセンを抜いて、日本が1位になり、その後フェルプスのバタフライでアメリカチームは一気に盛り返し、逆転。最後の自由形で逃げ切り、アメリカが金を取る。
毎回、フェルプスは、レースの後は、勝利の雄たけびをあげ、すごい形相で勝ったことを全身で表現するが、その後のやわらかでさわやかなスマイルは、女性ファンをひきつける。テレビは、もうずっとフェルプスを追いまくり、彼のアップを映し出す。北島に完敗しているハンセンはまったく無視され、引き立て役。そのときのフェルプスへのインタビューも、ニコニコしながら、他のメンバーとのチームプレーを強調し、控えめな態度。
そして、多くのカメラが彼を追いかける中、花をかかえながら、どこへ行くかというとお母さんとお姉さんが座っている観客席へ。祝福のキスを受け、2人への感謝を忘れない。
このフェルプスのお母さんの応援中の顔の表情がいたく面白かった。金曜日の100メートルバタフライで、1位か2位かわからないほどの接戦だったときのお母さんの目玉が飛び出るほどびっくりした表情。結果が0.01秒差で1位だとわかったとき、へなへなとくずれさり、テレビに映らなくなってしまったのだ。その表情と動きがとても素直でかわいくって、フェルプスとともに、お母さんも人気がでそうな感じだ。
今日NBCがフェルプスの特集をしていて、最後の方で本人とともにお母さんも出て、インタビューをされていた。シングルマザーで、2人の子供たちを育て上げ、学校の校長先生だという。みんな生徒たちが、2人のことをバルティモアで待っているという。
そして、なんとフェルプスが小さな頃、ADHDだったという事実が明かされる。私は思わず声を上げてしまった。そのためフェルプスは、他の友達によくいじめられていたという。水泳に出会って、若いうちに才能が開花され、お母さんの努力で、ここまできたのだろう。すごい!ネガティブな部分を親子で努力して克服して、きっとポジティブな力に変えていったのだろう。アメリカ人ってこういうエネルギーがすごい!
並外れたスポーツ選手が、小さな頃落着きがなく、暴れていて、そのエネルギーを好きなスポーツに渾身に傾けて、成功したという話をよく聞く。前回の投稿にでてきた親友のべスのボーイフレンドのマットの弟がそうだったという。かなり有名な元メジャーリーガー。今もデトロイト・タイガースの1塁ベースコーチとして、テレビによくうつる。シカゴカブスをかもにしていたというアンディ・バンスラクだ。カブス戦でよく打っていたらしい。でも、シカゴの人々からは、愛されていたという。
アンディは、小さな頃はかなりワイルドでお母さんたちの手を焼いていたが、野球を見つけてから、練習に邁進していたという。これも成功例。こういう話を聞くと、小さな頃やんちゃで、周りを振り回し大変な子供でどうなってしまうのかと心配するが、そういう子が大化けするから、子供ってわからないものだ。
このフェルプスとお母さんのインタビューを聞きながら、マイケル・フェルプスのお母さんの育て方をもっと知りたいと思ってしまった。母親として、フェルプスとフェルプスのお母さんに乾杯!
100メートルバタフライで0.01秒差で1位をもぎとり、7個目の金メダルが決まった瞬間
8月17日付けシカゴ・トリビューン、スポーツセクション表紙より
アメリカのメディアは、マイケル・フェルプス一色だわなあ。今週発売のスポーツ・イラストレイティッドの特別号を含む2冊の表紙は両方ともフェルプス。まだ、レースは始まったばかりなのに、メディアは完璧に彼がいくつも金メダルを取ることを予想していたようだ。私はまったくオリンピックに疎かったので、この表紙を見て、この人が注目株なんだと気付き、やおら、テレビの水泳のときは、凝視した。まあ、北島もすごかったし・・・
偉業の内容は、各メディアがリポートしているので、私が書く必要はないが、私が感心したのは、勝利したあとのフェルプスのさわやかな対応だった。最後のリレーで、北島が平泳ぎでハンセンを抜いて、日本が1位になり、その後フェルプスのバタフライでアメリカチームは一気に盛り返し、逆転。最後の自由形で逃げ切り、アメリカが金を取る。
毎回、フェルプスは、レースの後は、勝利の雄たけびをあげ、すごい形相で勝ったことを全身で表現するが、その後のやわらかでさわやかなスマイルは、女性ファンをひきつける。テレビは、もうずっとフェルプスを追いまくり、彼のアップを映し出す。北島に完敗しているハンセンはまったく無視され、引き立て役。そのときのフェルプスへのインタビューも、ニコニコしながら、他のメンバーとのチームプレーを強調し、控えめな態度。
そして、多くのカメラが彼を追いかける中、花をかかえながら、どこへ行くかというとお母さんとお姉さんが座っている観客席へ。祝福のキスを受け、2人への感謝を忘れない。
このフェルプスのお母さんの応援中の顔の表情がいたく面白かった。金曜日の100メートルバタフライで、1位か2位かわからないほどの接戦だったときのお母さんの目玉が飛び出るほどびっくりした表情。結果が0.01秒差で1位だとわかったとき、へなへなとくずれさり、テレビに映らなくなってしまったのだ。その表情と動きがとても素直でかわいくって、フェルプスとともに、お母さんも人気がでそうな感じだ。
今日NBCがフェルプスの特集をしていて、最後の方で本人とともにお母さんも出て、インタビューをされていた。シングルマザーで、2人の子供たちを育て上げ、学校の校長先生だという。みんな生徒たちが、2人のことをバルティモアで待っているという。
そして、なんとフェルプスが小さな頃、ADHDだったという事実が明かされる。私は思わず声を上げてしまった。そのためフェルプスは、他の友達によくいじめられていたという。水泳に出会って、若いうちに才能が開花され、お母さんの努力で、ここまできたのだろう。すごい!ネガティブな部分を親子で努力して克服して、きっとポジティブな力に変えていったのだろう。アメリカ人ってこういうエネルギーがすごい!
並外れたスポーツ選手が、小さな頃落着きがなく、暴れていて、そのエネルギーを好きなスポーツに渾身に傾けて、成功したという話をよく聞く。前回の投稿にでてきた親友のべスのボーイフレンドのマットの弟がそうだったという。かなり有名な元メジャーリーガー。今もデトロイト・タイガースの1塁ベースコーチとして、テレビによくうつる。シカゴカブスをかもにしていたというアンディ・バンスラクだ。カブス戦でよく打っていたらしい。でも、シカゴの人々からは、愛されていたという。
アンディは、小さな頃はかなりワイルドでお母さんたちの手を焼いていたが、野球を見つけてから、練習に邁進していたという。これも成功例。こういう話を聞くと、小さな頃やんちゃで、周りを振り回し大変な子供でどうなってしまうのかと心配するが、そういう子が大化けするから、子供ってわからないものだ。
このフェルプスとお母さんのインタビューを聞きながら、マイケル・フェルプスのお母さんの育て方をもっと知りたいと思ってしまった。母親として、フェルプスとフェルプスのお母さんに乾杯!