ネット上では、今月下旬、中国の王毅外相が訪韓した際に、韓国の尹炳世外相に対し、事実上の”属国化”を提案したことが話題となっております。中国国内でも、中国国民さえ自国の体制に嫌気が差しているのに、自由主義国であったはずの韓国が、敢えて中国に接近していることを訝しがっているそうです。
しかしながら、韓国が中国の属国となることは、反日政策の当然の帰結なのではないでしょうか。近年、中国と韓国は、歴史問題で共闘関係を築いており、反日姿勢で一致団結しています。最近では、韓国の要求を中国が容認する形で、中国国内では安重根の記念碑等の建設が進んでおり、史実に反するものであれ、中韓の歴史認識はおよそ一致してきているのです。この文脈から中韓関係を理解しようとしますと、日本国が勝利したことで、下関条約を以って清国から李氏朝鮮を独立させた日清戦争もまた、両国にとりましては歴史上の誤りであり、対日批判の対象となります。言い換えますと、冊封・朝貢体制において朝鮮が清国の属国である状態、即ち、現代で言うならば、中国中心の新華夷秩序において韓国が中国の属国である状態の方が、歴史的に正統であるということになるのです。しかも、2000年あまりも続いた冊封体制が染み付き、両国とも、それぞれ宗主国・属国気質から抜け出ることができず、現代の国際社会との間に摩擦を起こしています。前近代的なメンタリティーを共有していることにおいても、両者は強固に結びついているのです。この点、国際社会は、両国の歴史的背景について、無頓着、かつ、無理解であるかもしれません。
近代以降の日本国の行動を全て”悪”と見なして否定した結果、韓国は、自ら進んで中国の属国になることを選択することになったようです。共産主義者は、自発的従属を肯定するのでしょうが、21世紀を迎えた今日、主権平等や民族自決の原則を否定し、時代に逆行する国-属国化を当然と考える国と属国化を当然のこととして受け入れる国-が存在することもまた、国際社会における不安定要因の一つであると思うのです。
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しかしながら、韓国が中国の属国となることは、反日政策の当然の帰結なのではないでしょうか。近年、中国と韓国は、歴史問題で共闘関係を築いており、反日姿勢で一致団結しています。最近では、韓国の要求を中国が容認する形で、中国国内では安重根の記念碑等の建設が進んでおり、史実に反するものであれ、中韓の歴史認識はおよそ一致してきているのです。この文脈から中韓関係を理解しようとしますと、日本国が勝利したことで、下関条約を以って清国から李氏朝鮮を独立させた日清戦争もまた、両国にとりましては歴史上の誤りであり、対日批判の対象となります。言い換えますと、冊封・朝貢体制において朝鮮が清国の属国である状態、即ち、現代で言うならば、中国中心の新華夷秩序において韓国が中国の属国である状態の方が、歴史的に正統であるということになるのです。しかも、2000年あまりも続いた冊封体制が染み付き、両国とも、それぞれ宗主国・属国気質から抜け出ることができず、現代の国際社会との間に摩擦を起こしています。前近代的なメンタリティーを共有していることにおいても、両者は強固に結びついているのです。この点、国際社会は、両国の歴史的背景について、無頓着、かつ、無理解であるかもしれません。
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