韓国政府、2人目の遺体確認 アフガンの拉致・殺害事件(共同通信) - goo ニュース
我が国におきましても、かつて、イラクでのテロリストによる邦人人質事件をきっかけに、国家と個人の自由との衝突問題が、激しく議論されたことがありました。政府が渡航自粛勧告を発している危険地域に行くことは、この個人の自由の範囲として許されるのかどうか、なかなか議論の決着はつかなかったのです。
確かに、個人には行動の自由があります。しかしながら、他者が犠牲になる可能性がある場合に、周りの状況を考慮せず、自らの意思のみに従って行動することは、自由の濫用に当たるのではないか、と思うのです。
新生アフガニスタンの建国以来、アフガニスタン政府と兵士の方々は、国づくりのために、自らの命さえ犠牲にしながらテロリストと闘ってました。その犠牲と努力が、今回の事件で水泡に帰し、復活したタリバンが国民を再び苦しめようになるかもしれません。
もちろん、悪の張本人であるテロリストが捕まり、人質が解放されることが理想的な解決ではありますが、たとえ信仰という個人の信念に基づく行動であったとしても、その代償はあまりに大きいと言わざるをえないのです。
人間の自由は、適切な範囲において用いられてこそ価値があるのであり、その濫用は、自分自身のみならず他者をも犠牲にしかねないのです。
我が国におきましても、かつて、イラクでのテロリストによる邦人人質事件をきっかけに、国家と個人の自由との衝突問題が、激しく議論されたことがありました。政府が渡航自粛勧告を発している危険地域に行くことは、この個人の自由の範囲として許されるのかどうか、なかなか議論の決着はつかなかったのです。
確かに、個人には行動の自由があります。しかしながら、他者が犠牲になる可能性がある場合に、周りの状況を考慮せず、自らの意思のみに従って行動することは、自由の濫用に当たるのではないか、と思うのです。
新生アフガニスタンの建国以来、アフガニスタン政府と兵士の方々は、国づくりのために、自らの命さえ犠牲にしながらテロリストと闘ってました。その犠牲と努力が、今回の事件で水泡に帰し、復活したタリバンが国民を再び苦しめようになるかもしれません。
もちろん、悪の張本人であるテロリストが捕まり、人質が解放されることが理想的な解決ではありますが、たとえ信仰という個人の信念に基づく行動であったとしても、その代償はあまりに大きいと言わざるをえないのです。
人間の自由は、適切な範囲において用いられてこそ価値があるのであり、その濫用は、自分自身のみならず他者をも犠牲にしかねないのです。