ダライ・ラマ側と7月に再接触=五輪前に対話姿勢アピール-中国(時事通信) - goo ニュース
7月に予定されているダライ・ラマ14世側の亡命政府との交渉は、中国にとっては、国際批判をかわすためのポーズに過ぎないかもしれません。しかしながら、一方のチベットにとっては、これは、極めて大きなチャンスになる可能性があります。この千載一遇のチャンスを生かすためには、チベット亡命政府は、交渉のたたき台を作り、国際社会に向けて公表してはどうか、と思うのです。
たたき台に記載すべきことは、第一に、中国側が有効性を主張している「17条協定」の無効性を明確にすることです。チベット側は、ウィーン条約などの国際法を持ち出せば、中国は、その無効性を認めざるを得なくなることでしょう。
第二に、「17条協定」無効の上に立って交渉すべきは、チベットと中国との関係です。もし、チベット側が望むならば、双方に主権を認める形で、連邦制を形成することもできます。ただし、弾圧の歴史がありますので、これが無理となれば、チベットは、完全独立の形態をとるか、軍事基地と防衛費の負担を条件に、他の国との連邦、あるいは、政治・軍事同盟の意思を表明してはどうでしょうか。
第三に、もし、連邦制を望むならば、連邦政府と地方政府(チベット+?)とのそれぞれの持つ権限を明確にする必要があります。もちろん、地方の管轄権の中に、主権国としてのチベットの存続にかかわる連邦からの脱退権、財政権、出入国管理権などは、必ず含めるべきと言えましょう。
第一ステップの交渉としては、少なくとも、以上に挙げた項目は、話し合いのテーブルに載せるべきではないか、と思うのです。しかも、交渉過程や内容をできるだけオープンにし、チベット亡命政府は、国際社会に対して自らの主張の正当性を訴える必要があります。チベットの言い分に正当性があれば、国際社会や国際世論は、チベットの心強い味方になりましょう。勇気をもってオープンに物事を進めれば、膠着していた事態を動かすことができるかもしれないのですから。
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7月に予定されているダライ・ラマ14世側の亡命政府との交渉は、中国にとっては、国際批判をかわすためのポーズに過ぎないかもしれません。しかしながら、一方のチベットにとっては、これは、極めて大きなチャンスになる可能性があります。この千載一遇のチャンスを生かすためには、チベット亡命政府は、交渉のたたき台を作り、国際社会に向けて公表してはどうか、と思うのです。
たたき台に記載すべきことは、第一に、中国側が有効性を主張している「17条協定」の無効性を明確にすることです。チベット側は、ウィーン条約などの国際法を持ち出せば、中国は、その無効性を認めざるを得なくなることでしょう。
第二に、「17条協定」無効の上に立って交渉すべきは、チベットと中国との関係です。もし、チベット側が望むならば、双方に主権を認める形で、連邦制を形成することもできます。ただし、弾圧の歴史がありますので、これが無理となれば、チベットは、完全独立の形態をとるか、軍事基地と防衛費の負担を条件に、他の国との連邦、あるいは、政治・軍事同盟の意思を表明してはどうでしょうか。
第三に、もし、連邦制を望むならば、連邦政府と地方政府(チベット+?)とのそれぞれの持つ権限を明確にする必要があります。もちろん、地方の管轄権の中に、主権国としてのチベットの存続にかかわる連邦からの脱退権、財政権、出入国管理権などは、必ず含めるべきと言えましょう。
第一ステップの交渉としては、少なくとも、以上に挙げた項目は、話し合いのテーブルに載せるべきではないか、と思うのです。しかも、交渉過程や内容をできるだけオープンにし、チベット亡命政府は、国際社会に対して自らの主張の正当性を訴える必要があります。チベットの言い分に正当性があれば、国際社会や国際世論は、チベットの心強い味方になりましょう。勇気をもってオープンに物事を進めれば、膠着していた事態を動かすことができるかもしれないのですから。
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