花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

星野に咲く節分草の突然変異

2016年02月17日 20時14分11秒 | スポーツ・トレッキング

たぶん二輪になるはずが一輪に合体して咲いた節分草
セツブンソウは突然変異の多い花で、一つ一つ注意深く見ると
思いがけない花に出会う。


こちらは佐野市柿平で撮影した節分草
白い花弁に見えるのが萼片で、通常は5枚だが6枚以上のものも
あるので、数えてみると面白い。

本当の花弁は、萼のすぐ内側にある2裂~4裂していて、先端が
蜜腺に変化している(黄色に見える部分)
これが花弁と云われても、なかなか理解しがたい。
筆者などは花弁というと花びらを想像するので、余計である。

雄しべはその内側にある紫色のもので多数有る。

また雌しべは雄しべに囲まれて2~5個ある

柿平は、まだ本当の咲きはじめで、花の数は少ない。
くぬぎの葉に埋もれるようにして咲いていた。


星野のザゼンソウ群生地で見た緑色のザゼンソウ
山渓の「山に咲く花」では緑色のザゼンソウを「アオザゼンソウ」と
よぶと書いているが、この花は果たして。

ザゼンソウの咲く谷に登る道は、現在舗装工事中なので歩いて登ろう。

ザゼンソウの咲く谷の右の山がカタクリの咲く山で、そこに入るには
民家の前を通るのだが、そこには花の維持と保護のための募金箱が有る

100円募金をしていたら、ご婦人が出てきたので庭の一角にある
水芭蕉の芽の様なものについて尋ねた

何でも昨年の9月に大雨が降り、水芭蕉の咲く池が土で埋まってしまい
水芭蕉が全滅したと思っていたら、芽が出てきたんですよと云う。
花は3月中頃のカタクリの花が咲く頃に見られますとの事である。


民家の近くに咲く花が奇麗だった。


星野のセツブンソウ自生地の一角、こちらに最初の突然変異が有った


マンサク、地元の年配者の方に聞いた話、これはオランダで改良された
マンサクで、園芸種だそうである。


こちらは、植えたものだが、山に咲くマンサクで、花が小さいといっていた。
確かに上のマンサクに比べると小さい。


星野のセツブンソウ

最近は、鹿が食べないと行っていたセツブンソウを鹿が食べるようになって
ここでも食害が起こっているという。
元々は人間の生活がもたらした温暖化で、雪の量が減って鹿が越冬するように
なったのが原因なのだが。

筆者の独り言
節分草の名前の由来は、旧暦の節分の頃に咲くので節分草と名付けられたと云う
ところが私は、その旧暦という事を忘れて、節分が過ぎたのにまだ咲かないとか
アホを抜かしているのである。


セツブンソウの突然変異の花を追いかけた昨年のブログ
2015年3月15日の
秩父・両神節分草・突然変異コレクション
もご覧下さい。







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