花の詩山の詩

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空き地に植えたキイジョウロウホトトギス3年目で開花

2019年10月11日 22時18分29秒 | 自然観察
空き地に植えていたキイジョウロウホトトギスが、3年目でようやく開花した
そもそも、崖や土手に垂れ下がって咲くキイジョウロウホトトギスを平らな
平地に植えたのだから、植え方そのものも間違っていたのだから、咲かなかった
のも無理は無いかも。

しかもキバナコスモスのこぼれ種が一面に生えて、キイジョウロウホトトギスが
埋もれていたのだから、咲いているのに気がつかなかったのである。
台風の前に、空き地の花畑を整理しようと、一面のキバナコスモスの芽生えを
片端から引き抜いて処分したら、地上に寝転んだ姿のキイジョウロウホトトギスの
花が有るのに気がついたのだ。

キイジョウロウホトトギスは、紀伊半島の特産種で、環境省の絶滅危惧種Ⅱ類に
指定されている。
こういった保護植物は、通常の園芸店では販売できず、認可を受けた園芸店で
しか販売できない。
なので私は、認可を受けた北海道の園芸店から購入したのだった。
が苗で購入すると、べらぼうに運賃が高い、これには参った。
最近はタネで購入することにしている。


人工の土手を作り、垂れ下がる様にして植え替えたキイジョウロウホトトギス
花が泥だらけにならないように、下にパネルを敷いた。
いずれ庭側の石垣に垂れ下がるように移植したいと思っている。


キイジョウロウホトトギスの花の内側の斑点模様
これが野鳥のホトトギスの胸の毛の模様に似ているのでホトトギスの名前の
由来となっている。

キイジョウロウホトトギスを漢字で書くと「紀伊上臈杜鵑草」で紀伊は
産地の紀伊半島を表し、上臈は身分の高い人を表すが、この場合は
ホトトギスの仲間内では「高級な」とか「貴婦人のような」とかの意味である
花の基部に丸い距が出ているのがかわいらしい。中に蜜がありトラマルハナバチが
潜り込んで蜜を吸い、後ずさりして出てくる。
このとき、トラマルハナバチの背中が雄しべや雌しべに当たる。
この花は雄しべが先塾で、咲き始めの頃は花粉がトラマルハナバチの背中につき
雌しべが熟する頃には花粉は出さない。

紀伊民報のニュース
これを読むと「山里の貴婦人」と呼ばれている事が分かる

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自宅の近くの林で、アケビが熟し始めた
食べると甘いのだが、タネを口から出すのが大変である。


大きくなりすぎて植え替えたカリガネソウが空き地で咲き出した


フジバカマの花も開花がようやく始まった


庭のジャコウソウが満開で散り始めた。今年は花数が多い


先日、林道のサラシナショウマの群生地に行ったら、早くもピーク過ぎが多かった


サラシナショウマの花


咲き残りのマツカゼソウ


ふれあいの里の駐車場の下の広場に桜が咲いていた
春にも咲いていたような気がするから、二季咲きなのかな?





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