花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

初日の出登山で猪に脅かされる

2016年01月01日 15時22分14秒 | スポーツ・トレッキング

2016年1月1日6時52分、宝篋山山頂からの初日の出
初日の出と同時に、小田振興会のTさんの音戸で万歳三唱が有った。


今回、私が歩いた宝篋山小田城コース、基本的には小田城
コースなのだが、若干バリエーションルートを歩いた。

登りは、125号線の「居酒屋ほたる」さん東側の臨時駐車場から
八幡神社の前を通って登山口へ、登山口からすぐの愛宕神社に
安全祈願をして登山開始、真っ暗な山道なので寄り道せず
堂平、純平歩道分岐、七曲を通って硯石にさしかかったら、左上の
大峰平の方からガサガサ、バリバリと何かの歩く音がする。

ギョッとして立ち止まり、手持ちのLEDライトでそちらを照らしたが
何にも見えない。
足音のする方を照らし続けたら、一気に駈ける足音になり
振り返って山道を照らしたら、猪らしい姿が10メートル後方を横切って
斜面を駆け下りていった。
イノシシかよ脅かすなよ」思わず声が出た。

筑波山系の山は、どこもかしこもイノシシだらけで、登山道は穴だらけである。

それにしても申年の年始めにイノシシとは、エト違いも甚だしい。(笑)

サルで有名なのは、長野の温泉に入るサルだが、何でも函館の熱帯植物園にも
温泉に入るサルがいるらしい。
そういえば、峰寺のモンキー園は、今年はエトで来園者が増えるかな。

話を戻して
まもなく下浅間神社の分岐を右に入り、下浅間神社展望台に寄った。
見渡すと一面にきらめく夜景が広がっていた。
ベンチにザックを下ろして、休んでいると、何人かの登山者がヘッドランプを
つけて登ってきた。
三脚をセットして夜景の撮影をした。


広角16ミリで撮影した夜景、シャッター速度1秒


80ミリで撮影した夜景、シャッター速度は同じ

夜景などの場合、私は2秒のセルフタイマーで撮影している。
レリーズやリモコンが無いときの裏技(笑) 裏技専門 オイ!

コース戻って右前方を見ると、尖浅間(とがりせんげん)あたりでランプが
チラチラしている。
真っ暗な常願寺コースの急登を歩く猛者がいるとは凄い。

下浅間神社で道を譲ったグループは、あっという間に離れて、上の方で
ランプが揺れている。

やっと「おみざらし」の分岐に着いた。
左は山頂までの直登コースで、きついし滑りやすいので、トイレの前に
抜ける道を歩いた。

右は、「おみざらし」という池に行く道だが、今は荒れて利用者はいない。
昔は屋根もかかっていたらしいが、汚くて飲み水にはならない。
しかも尾根上にはトイレも立っているしね。
おみざらしという語源も判らない。
もしかしたら「みそぎ」をする場所だったのだろうか。謎である。

山頂直下のトイレに着いたら、ヘッドランプをつけた登山者が数名たむろしていた
トイレも男性用と女性用に、別々に建っているから便利になった。
そのまま山頂に登ると、すでに大勢の登山者が東側のベンチに集まっていた。

日の出予想は50分前後なので、まだ40分は待たなければならない。
地元の振興会の人たちが、ドラム缶のたき火をしたり、甘酒の準備をしていた

日の出が近づくと、刻々と明るさを増し、人の顔が判るようになってきた。
山頂の宝篋印塔の前で、お坊さんがお経を唱え始めた。
私も甘酒をもらいに行くと、残りが少なくなったからとコップ半分の甘酒を
渡してくれて「量が少なくてごめんなさい」と云う。
もともと他人と争ってまで貰うつもりは無いから、貰えただけでも幸せである。

そして最初の写真のように、初日の出を見たのである。
太陽が顔を出すと、今まで霞で見えなかった富士山が見え始めたので
南側に移動して富士山を撮影した。


かすむ富士山、昔の銀塩用のズームレンズ300ミリで撮影
レンズも古いし汚れているから、まあこんな物であるゴメン。

しばらく山頂で待機したが、浅間も日光の山も雲に隠れて見えないので
下山することにした。
帰りはトイレに寄らず、直登コースをおみざらしまで下った。
もともと滑りやすい坂道なのに、落ち葉がつもって余計に滑りやすくなっていた。

もう一度、下浅間神社に寄り、石の祠に賽銭をあげて安全祈願をした。


下浅間神社の石の祠、賽銭箱も新設されたし、鳥居も建てられて
きれいになった。
以前は、鳥居は朽ちて倒れ、賽銭箱もない寂しい神社だった。
すぐ下が展望台なのだが、そこには行かず麓の写真を撮った


下浅間神社から見下ろす左「新池」、右「ザル池」と呼ばれる
ため池らしい。


左の方に広がる緑色の畑が美しい朝景色である。思わずパチリ

登りは七曲を通ったが、下りは大峰平コースを歩き、堂平の先の分岐では
右の富岡展望所を回るコースを初めて歩いた。
いつの間にか、こんなコースが造られていたのね。

そして最後は、登山口からまっすぐに下る地元の人たちが使っていた
コースを歩いて居酒屋ほたるの脇に抜けた。
このコースは、少し藪道に成りかかっていたし、人家の庭に迷わないように
屏や網で仕切られていた。

申年にイノシシ怖し夜の道
小田山登って 初日の出見る



















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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イノシシ去って申来たる (yugoro)
2016-01-01 18:19:44
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします
自分も小田山で初日の出を見たかったのですが
孫の世話と老婆の介護でてんてこ舞い、とても
出掛ける余裕はありませんでした
今年もminoさんの花と山の便りを楽しみにしています
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サルも木から落ちますよ (mino)
2016-01-01 21:16:48
いやーそれにしても襲われるかと思いましたよ。
常願寺コースで、下山中に突進されたことも有るので
怖いです。
ライトと熊鈴を持っていたのが幸いでした。

yuugoroさんが介護をしているのは知りませんでした。
我が家は、年末年始の休みで、家内を送迎しなくて良いので
出かける事が出来ました。
明日は孫娘が来るので、おつきあいが大変です。

私はyugoroさんのヤマレコを見て、うらやましいなーと
思ってましたよ。
お互い家庭の事情をやりくりして、花と山を楽しみましょうね。
鍋足山の花、今年もまた教えてくださいね。
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