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ツチアケビの咲き始め
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ツチアケビの実のなり始め
ツチアケビは、一般に腐生植物と呼ばれている、ラン科ツチアケビ属の
ランの花である。
腐生植物と呼ばれるゆえんは、葉を持たないため、光合成が出来ず
養分を根に入り込んだ菌類と菌根体を作って、そこから養分を得ている
と言われている。
(ツチアケビの場合は、木を腐食させる腐朽菌のナラタケに依存している
と言われている。)
研究者によると、ツチアケビの受粉は、ハナバチによって受粉していると
思われていたが、調べてみると自家受粉しているのがほとんどだという。
光合成をしないため、暗い林の中でも成長できるツチアケビは、他の植物
との競争が少ない、暗い林に進出したものと思われる。
そのような環境を好まないハナバチなどに、受粉を手伝ってもらう機会は
少ないわけで、そのような環境で確実に受粉するには、自家受粉しかなく
繁殖のために適応した結果なのであろう。
しかし、花の数に比べて、結実する数は少ないという。
それは人工的に他家受粉しても少ないという。
そのせいか、上の花の咲き始めのモデルは、実が2個しかついていなかった。
私がツチアケビを見た最初の場所は、那須高原だったが、それもやはり
実の数が少なく、わざわざ那須まで確認に行って、がっかりして帰って
きたのだった。
最初からそれを知っていれば、がっかりする必要も無かったのである。
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NHKの連続テレビ小説「花子とアン」
家内が毎日見ているので、私も時々見ているのだが、仲間由紀恵さんが
演じている「白蓮」、最初はあの有名な白蓮さんだとは思わなかった。
だが、物語が進むにつれて、あまりにも柳原白蓮さんに似ているので
調べてみたら、やっぱり柳原白蓮さんがモデルだと判った。
大正三美人と言われたという柳原白蓮さん、父の妹が明治天皇の側室
と言う名門の出ながら、15歳で子爵家に嫁ぎ、20歳で離婚、6年後に
25歳年上の炭坑王と再婚した。
この辺はドラマにも描かれているので、ご存じだろう。
私が調べて驚いたのは、駆け落ち後に結婚した人が、辛亥革命を支援した
宮崎稻天の長男と知ったからである。
それにしてもまあ、NHKの影響力の大きさには驚く
94年に林真理子さんが書いた「白蓮れんれん」が、16万部から
放送開始後に、51万部の大ベストセラーになったという。