@東京芸術劇場
出 演 : 石井一孝 金 志賢 浦井健治 初風 諄 今井朋彦 朝澄けい
縄田 晋 ひのあらた 田村雄一 照井裕隆 笹木重人 長内正樹 辻本知彦
上演時間:3時間15分(休憩15分)
ミュージカルとか、お芝居を観ると、世の中にはそりゃーたくさんの舞台があるんだなぁって
つくづーく思う。
小さなものから大きなものまで、全国あちこちで。
そんな途方もない数のなかで、もう1回観たいって思ったり、
すごいなぁーって、トリハダがたったりするものと出会えるのって
なかなかないよなって。
今日観たのは、ラテンアメリカの作家さんの原作で映画化を経てミュージカルになったものらしい。
南米の刑務所で同房になった政治犯と映画好きのゲイ
最初は相容れなかった2人
政治犯はゲイのおしゃべりにうんざりして一線を引いていたんだけど、
次第に心を許していく。
物語はずっと刑務所に監房だもんだから暗い。
場面展開がなくて妄想と2人の心情で話がすすんでいく感じ。
みなさん当たり前に歌が上手なんだけど、ちょっとストーリー的に物足りないなぁ。
まぁわたしの想像力不足なんでしょうけど。
わたしたちのお目当ての田村さんは暴力的でおっかない看守役。
ご本人もブログで言ってたように、ものっすごーい非道。
出番は多くてダンス的な動きもあったりしたけど、
もうちょっと田村さんの歌を聴きたかったかな。
2幕目中盤の、浦井さんを中心に歌い上げるとこはよかったな。
希望にあふれた感じのする歌だった。
最後はなんかよく分からない終わり方だったけど、利用されたわけじゃないって
思いたいなぁ。
それにしても、日本産じゃないミュージカルってのはゲイが出てくるのがお約束なのかー。
終演後、田村さんとちょこっとお話して握手してもらった。
目を見てじっくりぎゅっと握ってくれるんで照れてしまうー。
浦井健二さん、新感線の次回作に出るんだ。
楽しみ。