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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘

2012-11-15 00:43:33 | 本のこと

 

本屋さんで平置きになっているのをみかけて、
タイトルにひかれて読んでみた。

路面電車の走る町の教会のそばのアパートに住む
オーリィと呼ばれるおおりさんが、
サンドイッチ屋さんでスープを作って売ることになるお話。

取り立ててハラハラどきどきするような話ではないけれど、
なんかほのぼの、あたたかい気分になれた。

オーリィさんが、あこがれの女性(と言ってもおばあさん)から
教えてもらった、名前のないスープは
いったいどんな味なのかな、って。

オーリィさんのお姉さんが、方向音痴っていうくだりがおもしろかった。
自信たっぷりに道を間違える、もはや芸術と呼んでもいいほどの迷子、だそうで。

たまには“タイトル読み”もいいかもね。

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
 
中央公論新社

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