多重人格者のいくつかの人格の一人と恋に落ちる女性の話。
『永遠のゼロ』の百田尚樹さんの他の作品も読んでみたいなーと思って
読んだ。
個人的には、主人公聡子の自意識過剰で激情的なところが
鼻についたけど。
でもせつない話だった。
多重人格、解離性同一性障害という病気があることくらいは
知っていたけど、その病気を背負った人生なんて
想像する機会もなかったな。
この病気のことが分かり易く書かれていたので、
5つの人格をもつ広志の過去がつらかった。
不倫ってところが好きじゃないけど、
初めて聡子に恋をした交代人格の卓也も純也も
せつなかったなぁ。
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