出るよ、って聞くなり、前のめりでチケット取ったのも。
登場するなり立ち上がったのも。
それは条件反射だった。
パブロフの犬と一緒。
かっけの検査でヒザがぴょんとなるのと一緒。
そんなもの。
もう一度キャーキャー言いのに。
どうもわたしの目が曇ってしまったらしい。
見ているものは変わってないのに。
曇りがとれればいいのに。
今までは、他を観てやっぱりこれが一番、って思っていたけど、
このままじゃ、逆になってしまいそうだから。
雲った目で見てもキャーってなるくらい輝いているとろを見せて欲しい。
倦怠期のカップルなら、私たちしばらく会わないほうがいいわね、的な。
ゲーノー人なら活動休止、みたいな。
でも別れないし、引退もしない。
そんな感じ。
2012年12月20日(木）のこと。
＠日本武道館
18:30開演
佐藤タイジ プロジェクト
（A100%SOLARS、THEATRE BROOK、TAIJI at THE BONNET、The Sunpaulo、インディーズ電力）
奥田民生
加藤登紀子
吉川晃司
斉藤和義
田中和将（GRAPEVINE）
土屋公平
仲井戸“CHABO”麗市
浜崎貴司
藤井フミヤ
増子直純（怒髪天）
屋敷豪太
和田 唱（TRICERATOPS）
Char
Leyona
LOVE PSYCHEDELICO
Salyu
Decoration by Candle JUNE
太陽光発電だけで作った電力でライブをしようっていう、
今、とっても大事なことに挑戦したプロジェクト。
もっと注目されてもいいと思うんだけど。
けっこう空席あったのが残念でした。
THEATRE BROOKの演奏で、ゲストボーカルが入れ替わりで
1、2曲歌うとういう感じ。
佐藤タイジさんはずーっとギター弾きっぱなしで
ときにはコーラスしたり一緒に歌ったり。
いつか武道館でライブをやりたいって願いと、
キレイな電気だけでライブをやろうっていう願い、
どっちもかなえた夢を実現させるパワーってすごい。
ゲストは知らない方もいっぱいだけど。
今までのフェスでは、知らないうえになんじゃこれ？っていう
方々もいたりしたけど、ここではみなさんだいたいが、
聴きやすい方たちばかりだった。
なかでもインパクト大だったのは、加藤登紀子さんとCharさん。
存在感がハンパない。
CHARさんのギターは、音の違いとかよく分からないわたしでも、
すごいなぁと思った。
席が西スタンドの1階1列目だったから座って観ていたんだけど、
若干退屈しそうになったところでの
怒髪天の増子さんの登場はテンション上がったわ。
異国で日本人と会ったときのホッとした感みたいな。
“おもしろコーナーはここだけだかんな～”
“脇汗かけ～”
って言って♪オトナノススメ
やっぱり楽しーい。
奥田民夫さんは、ちょいゆるな感じがイイ。
藤井フミヤさんは、キメキメな感じで。
小さいけど華があるんだな。
ターンとか開脚とかすごい。
ブルースハープもかっこいいしね。
奥田民夫のギターでフミヤが歌うなんて貴重だと思う。
で、キッカワ。
まぁいちお立ち上がりましたけどね。
ずっとオペラグラス見てた。
もはや“観察”に近かったな。
腕とか脚がちょっとムチっとしたようなのは西郷どんの役作りですかね。
黒い長袖Ｔにてろんとした感じのベスト
ブルージーンズにグレーっぽいとんがりブーツ。
右手指にリング、左手首にブレス
チョーカーもつけて、いつものアクセサリー全部付け。
1曲目は♪1990
歌いだして、なんかしゃがみこんで機材をいじっていたんだけど。
なにアレ。
そんなことする人他に誰っれもいませんでしたよ。
終演後にお友達と、モニタのスイッチでも入れたんじゃないの？
なんて言ってましたが。
声もあんまり出ていなかった感じ。（自分比）
2曲目は♪BOY'S LIFE
なんでこの曲なんだろ。
他のお客さん知ってたたのかなー。
2曲やってとくにコメントもなく、手ふってさら～っと帰って行きました。
佐藤タイジさんが、キッカワのことを“酒の飲み方がすさまじい”と
言ってたいた。
はじめましてで一緒に飲んだんだけど、ビール、ワイン、日本酒
焼酎、最後はスコッチ。
肝臓が大きいんでしょうね、と。
最後は全員ステージに集合して1曲。
キッカワの立ち位置は斉藤和義さん、奥田民夫さんの間。
あいかわらずこういう場になじめない感じ、まるだしでした。
佐藤タイジさんはもじゃもじゃ髪が顔までかぶってて、
表情がよく見えなかったけど、
CHABOさんが、今回のイベントをやることになったときのタイジさんの
メッセージを読みあげたところでは泣くのを必死にがまんしているようにも
見えた。
途中、今回の蓄電のシステムに携わった金沢工業大学の方の紹介があったり、
武道館の外には、ソーラーパネルがあった。
有意義なイベントが成功してよかったです。
キッカワについては。
わたしは、イロモネアの観覧に来ていながら、ぴくりとも笑わない人のこと、
笑いにきたんでしょーに、と思うから、
楽しみに来た場所ではめいっぱい自分から楽しみたいから、
あんまりネガティブなことは言わないようにしようかと思うんだけど。
4ヶ月ぶりに歌うキッカワを見て、
この人はもっともっと歌えばいのに、って思った。
伝えたいこと、変えたいことがあるなら、
マイトリでちまちま言ってないで、
もっともっともっと歌えばいいのに、って。
そんだけ。
しかし、冬の武道館の設定温度ってのはあんなものか？
寒かったー。
いつもは熱気で暑いのかな。
西スタンドの1階1列。
いつかTOKIOで来てみたもんだ。
【セットリスト】
1. インディーズ電力メドレー / インディーズ電力
2. Close To You / The Sunpaolo
3. まばたき / THEATRE BROOK
4. Tone / Leyona
5. Fever / 和田唱（TRICERATOPS）
6. Lady Madonna～Rockin' In A Freeworld / LOVE PSYCHED
7. 愛と死のミュゼット / 加藤登紀子
8. together tonight / Salyu
9. 新しいYes / Salyu
10. 光について / 田中和将
11. R'N'R JEDI / 田中和将 & 増子直純
12. オトナノススメ / 増子直純
13. 幸せであるように / 浜崎貴司
14. サンシャイン / 土屋公平 with 屋敷豪太
15. Shinin' You, Shinin' Day / Char with 屋敷豪太
16. Smoky / Char with 屋敷豪太
17. 1990 / 吉川晃司
18. BOY'S LIFE / 吉川晃司
19. ルート2 / 奥田民生
20. マシマロ / 奥田民生
21. 嵐の海 / 藤井フミヤ with 奥田民生
22. Another Orion / 藤井フミヤ
23. 歩いて帰ろう / 斉藤和義
24. やさしくなりたい / 斉藤和義
25. ガルシアの風 / 仲井戸“CHABO”麗市
26. 昨日よりちょっと / THEATRE BROOK
27. ありったけの愛 / 全出演アーティスト
