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劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花

2017-05-26 01:11:08 | ├お芝居のこと


2017年5月24日(水)のこと。

@IHIステージアラウンド東京

13:00開演

1幕
1時間20分
休憩20分
2幕
1時間50分

豊洲に出来た360度回転する新劇場のこけら落とし公演
劇団☆新感線が、1年かけて『髑髏城の七人』を「花」「鳥」「風」「月」と
4Versionで上演。

その最初が小栗旬が主演を演じる「花」

演出:いのうえひでのり
脚本:中島かずき

捨之介/小栗旬
無界屋蘭兵衛/山本耕史
天魔王/成河
極楽太夫/りょう
兵庫/青木崇高
沙霧/清野菜名
狸穴二郎衛門/近藤芳正
贋鉄斎/古田新太
三五/河野まさと

この『髑髏城の七人』は、1991年の初演から26年
私が観たのは、2004年の「アカドクロ」「アオドクロ」と2011年の「ワカドクロ」
古田さんの捨之介を観てから、もう13年もたつのかー

2011年「ワカドクロ」で小栗旬が演じた捨之介を観たときは、
古田さんのイメージが強くって、小栗旬の捨之介はちょっと弱いなーって思ったけど、
今、また小栗捨之介を観ると、個人的には、
なかなかいい感じなのでは?、と思った。

髑髏城と回るステージ
回るのはステージなの?客席なの?と思いつつ上演開始
どうやらステージが回っているらしい。
思ったよりも回ってる感あって、ステージにかかるスクリーンに
映し出される映像の動きと重なって、ちょっと酔いそうな感じも。

ステージと客席の境目がどこだかよくわからなくなる。
役者さんがさーっと走りぬけていくんだけど、そこさっきまで通路だったんでは?
ってとこを走ってる。

休憩で一回ロビーに出だんだけど、その時点でどっから入ってきたのか
なんかもうワケわからなくなったよ。

もともと新感線のステージは、映像もうまいこと使われていたけど、
さらに舞台が回ることで、奥行きや視界が広くなって、
それはもうダイナミックな世界。

やっぱり新感線は立ち回りがすごい。
舞台が円形に広いとなると役者さんたちの運動量もハンパないんだろうなぁ。

小栗旬は、ワカドクロのときもだったけど、
おみ足全開の立ち回り。

背高いし、さまになるなー

青木崇高さんは新感線初出演だそうだけど、
テンション高い兵庫がハマリ役だったな。

山本耕司さん、舞台で拝見するのは初めてだったけど、
立ち回りがお見事でした。
天魔王に取り込まれて蘭丸になったところからの妖しさ。


りょうさんは、出てくるだけですごい存在感
鉄砲周をまとめる男気を含んだ艶と強さが
りょうさんに似合ってたなぁ。
ステキ。
蘭兵衛を失ったときの極楽太夫がせつなくて
ほろりときそうだったよ。

沙霧を演じた清野菜名さん
『サンバイザー兄弟』といい、若さがはじけてるー
よく動く。
捨之介を思う一所懸命さがかわいらしい。

天魔王を演じた成河さん
名前は観たことあるけど、舞台を観るのは初かなー
「下町ロケット」に出演してたらしく、どこに?
ハイトーンボイスが印象的だったので
今度ミュージカルでも観てみたいな。

そして。
古田新太の贋鉄斎
もう、登場から笑いが起こる。
出オチじゃん、って。
新感線には古田新太という安心感。
まさかのローラースケートに大笑い。
しかし、ローラースケート履いて、
捨之介と刀を投げてはキャッチするって、相当難しいよなー。
新感線のそういうところがスバラシイし、
すごく好きなところ。
おふざけなんだけど、本気。
ちゃんとふざけてる。

髑髏城で戦う七人が並ぶシーンはやっぱり最高。
このシーンは絶対!
何度観てもトリハダ。

あとスローモーションの立ち回りもスゴイ。

最後、ステージに水が流れて、もう川になってて、
どうなってんの?っていう。

それぞれが旅立っていくラストもよかったな。

カーテンコールも、円形ステージを存分に使っていて、豪華。
見ごたえあった。

りょうさん、あっというまの早替えで極楽太夫の姿にもどってた。

実は家康だったという狸穴二郎衛門が、無界の色里のおよしが
手をとりあっていたのがよかったなぁ。

贋鉄斎古田さんは、刀にいつものように水を吹いていた。

最後は、いつものように手拍子でもりあがって
立ち上がらずにはいられない。

カテコでの役者さんの笑顔がすてきすぎて、
毎回観おわると、新感線に入りたーい、って思っちゃう。

次は「鳥」
これまた楽しみー。


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