2013年10月24日(木)のこと。
@PARCO劇場
19時開演
上演時間:3時間10分(休憩15分)
作:ニール・サイモン
上演台本・脚本:三谷幸喜
CAST
ベラ/中谷美紀
ルイ/松岡昌宏
エディ/小林隆
ジェイ/浅利陽介
アーティー/入江甚儀
ガート/長野里美
ミセス・カーニッツ/草笛光子
舞台では初めての三谷ワールド。
そもそもニール・サイモンって?
ってとこからなんだけど。
三谷さんが敬愛するアメリカの劇作家でしたか。
ニューヨーク郊外のヨンカーズ。
厳格なおばあちゃん(草笛さん)と
大人の女性になれないベラ(中谷さん)の住む家に
父エディ(小林隆さん)に連れられてやってきた兄弟
ジェイ(浅利陽介さん)とアーティー(入江甚儀さん)
そこにやってきたギャングの小間使いかもしれないルイおじさん(松岡)
うまくしゃべれないガートおばさん。
っていう、おっかないおばあちゃんのもとに集まった家族の話って
感じかな。
ずーっとおばあちゃんの家のリビングでストーリーがすすんでいく
いわゆる密室劇
セリフはこびはすっごい三谷さんっぽくて笑うとこもたくさん。
なんだけど、ストーリー的には・・・
うーん。
ちょっと好みではないかな。
家族の再生とかそこまで重くとらえるものなんだか、
どうなんだか。
自分がもともと翻訳ものの小説とか読まないせいか、
英文学のよさを理解しかねるのか。
なので、感想がまぼヲタ目線になっちゃうのよね。
まぼ演じるルイおじさんがねー。
なっかなか登場しないのだよ。
なので前半は眠くなってしまった。
とにかく長いし。
何をしているんだかよく分からないけど大金持ってるルイおじさん。
アテ書きではないのに、チンピラ感がまんまマボ。
かぶっていた帽子を飛ばして帽子掛けにひっかける技はお見事。
ナマ着替えなんつー俺得もあったり。
ランニングとパンツになった姿がなかなかナイスバディーでした。
いい色に焼けているのは島焼けなのか?
そしてやはり手が長い。
寝起きの前髪下ろしたかわいいのアリ、
お風呂あがりの濡れ髪アリで、
それだけで十分楽しめました。
“ヤバくないときなんて俺にはないぜ”とか
いかにもマボが言いそうなセリフが好き。
タフな俺様な感じがマボにぴったり。
それは、ふだんの松岡昌宏を三谷さんが認識していてくれたからだよね。
グローブ座じゃなく、三谷幸喜の舞台にマボが出たということ。
それがうれしい。
草笛光子さんと共演できたのもよかったよね。
カテコは1回だった。
そんなもんか?
そういえば、マイクをどこにつけているのか分からなかったんだけど。
まさかナマ声ってことはないよね。
マボの声は大きくてセリフも聞きやすかったな。
劇場から降りるエレベーターホールのすぐそばに、
楽屋への出入り口があって。
エレベータを待ってるあいだ、
来てくれた関係者を見送るマボの声が聴こえてきました。
東京のあと、福岡、宮城、大阪、愛知、神奈川と回るんだよね。
長丁場がんばれー。