幕末時代の琉球王国
女性が立ち入ることができない王府に、性別を偽って行政官となった真鶴
性を偽るには美しすぎて、聡明すぎた真鶴はやがて
流刑の身となってしまうが、今度は王の側室として王宮にもどってくる
波乱万丈物語。
ハードカバー二段組の上下巻
読みでがあったー。
以前、雑誌のコラムかなにかで草なぎつよぽんがおもしろかったって
感想を書いてたのを見て読んでみよーと思ったんだよね。
なんつーか、宦官のふりをして役人になるんだけど、
キレイなもんだから、薩摩の役人と恋に落ちちゃったり、
側室になっちゃったり、でも琉球のために政治でも活躍しちゃったりっていう、
なんかいろんなことが起きちゃう。
スケールの大きいお話。
文章的にはちょっと大味。
でもまぁおもしろかったかな。
沖縄って琉球っていう国だったんだなーって改めて思ったり。
最後は琉球から沖縄県になって王は東京に行かされ
王宮は取りあげられるっていう、歴史通りの終わり方。
真鶴が結局薩摩の役人雅博とくっつくってのが、ふーんそういうオチかいって
感じだったけど。
ま、しょうがないか。