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『アマツカゼ~天つ風~』

2008-04-02 23:34:17 | TOKIOくんとジャニーズのこと
@青山劇場



作・演出:きだつよし
出演:大野智・芦名星・松本まりか・西ノ園達大・武田義晴・きだつよし・佐藤アツヒロ
上演時間:2時間30分(休憩15分)

風(プー)シリーズの第4弾
第1弾『センゴクプー』の風助、第2弾『バクマツバンプー』の沖田総司
第3弾『テンセイクンプー』の薫
すべての原点になるエピソード

時は戦国
武将・山城不動(佐藤アツヒロ)に仕える凪(大野智)
不動に親を殺され、妹を奪われた凪は
いつかその手で不動を斬るために不動に家臣として仕えている。

親より強くなってしまったがゆえに親を殺めてしまった不動
仇である不動の妻となってしまった凪の妹・りん(芦名星)
凪に忠義を尽くす陽炎(松本まりか)
陽炎に惚れこむ僧侶仁雷(武田義晴)
風になりたくて、凪と友達になりたかった虱(しらみ・きだつよし)

不動を斬るため、修羅の道を生きる凪
りんをとりもどすことだけがそのすべて。

以前から観てみたかった大ちゃんの舞台
当然ながらチケットは完売で、平日の夜だというのに会場には
当日券の列ができていた。
さらに2階席には立ち見もたくさん。
あらためてすごい人気なんだなぁと感心してしまった。

初めて観るお芝居する大ちゃん。
オープニングの大勢の殺陣のシーンで一気に気持ちをもってかれた。
大ちゃんのキレのいい太刀さばきがすばらしい。
大ちゃんはダンスもすごく上手だし、リズム感がいいんだろうなぁ。
刀を持ったままの片手側転がすばらしい。

陽炎と仁雷のシーンや、虱のセリフにはけっこう笑いもあるんだけど
凪はほとんど笑顔を見せない。
だから、最後はどうなるんだろう、ハッピーエンドで凪の笑顔が見られればいいなと
思ったけど・・・
因果応報っていうのかなー
不動は戦いではなく病で命を落とし
親を殺されてから凪が初めて笑顔を見せた相手、虱は実は不動に命じられて
凪の親を殺しりんをさらった張本人だった。
りんまでが権力に寝返って凪を裏切るという、なんとも悲しいお話。
凪は刀を捨てて風になるというラスト
なるほど、これがプーの誕生なのかとすごい納得してしまった。
過去の3作品を観てなかったから今作だけ観てついていけるのかなーと
心配だったけど、十分楽しめたし、過去の作品も観てみたかったなーと思った。

悪役である不動を演じた佐藤アツヒロくんはさすがの存在感
声もききやすい。

凪に忠義を尽くす陽炎を演じていた松本まりかさん
聞いたことあるお名前・・と思ったら新感線の『Cat in the Red Boots』に出ていたんだ。
声が特徴的。
凪を守るためのひたむきな想いにちょっと泣きそうになった。
りんを助けに走る凪と、敵と斬りあう陽炎の姿がシンクロするシーンは
鳥肌ものだった。

きだつよしさんはお初だったけど、テンポのいいお芝居という印象。
凪とのかけあいで、大ちゃんに“粘土ばっかりやってる”とか
“釣が好き”とかいうセリフがあったり、大ちゃんの写真集をネタにしたりと
おもしろかった。

あと、凪が不動に使われて織田信長軍の砦を攻めるために
川を決壊させたシーンは、本当に濁流のなかみたいな動きですごかった。

あくまでストレートプレイなんだけど、ところどころで踊りが入るのが
エンターテイメント性があっておもしろかった。

今までの3作を観てる人からしたらちょっと悲しいお話かもしれないけど
大ちゃんはその悲しさをしっかり表現してたなぁ。
TVじゃあいつもほけーっとしてる人とは思えない。
すごいなぁ、大ちゃん。

カーテンコールは、全員で2回かな?
そのあと大ちゃん1人で登場
客席にお手フリしてくれるもんだから、こっちも手ふりたいんだけど
でもは拍手もしたい、みたいな。
下りて来る幕に合わせて自分も小さくなって最後まで手振ってくれていた。
鳴り止まない拍手に再度登場。
なるべく客席に答えようとしてくれてる大ちゃん、やさしいなぁ。
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