2013年7月3日(水) 開演19:00 東京芸術劇場 プレイハウス
小野寺修二作品鑑賞3作品目です。
今回はもちろん首藤さん目当て(;*´ω`)ゞ
一緒に行った友人は「周りは知世ちゃん目当てのおっさんでいっぱいだったよ!」と言ってました。
舞台上の俳優さんを追う顔の向きが自分らとおっさん達で真逆だったらしいw
今回の作品予備知識無しで行って失敗だったかと思ったけど、
あらすじらしいあらすじはプログラム読んでも分からない。
ググってみてもこれといって出てこない。
小野寺インタビューの中の「静けさにも多様性があると思います。
お客さんにも手伝ってもらいながら沈黙の裏側を見つめてみたい。
自由にイメージをふくらませて、想像力を駆使してもらえれば」
これに尽きるのかな。
ストーリーを読み取ろうとすると混乱しそうになるかも。
少なくとも自分は全然分からなかったw
人が移動しながらテーブルを動かしながら舞台が暗転する度、
シーンが変わっていく毎にそれぞれの“シレンシオ(沈黙・静寂)” を想像するって感じなのかな?
大笑いの直後の静けさ、食事をする、水を飲む…
セリフは殆んどありませんが、二言三言くらいはありました。
その中に「弟を殺したのは…」というのがありました。
う~ん、ちょっとはミステリー??だからといって、まんまその流れになってるかと聞かれると
そんなような、違うような…途中から考えるのは止めましたww
芸劇のプレイハウスはかのベニサン・ピットより、新国の小劇場より大きい。
小野寺作品はあまり大きな舞台じゃない方が、密度が上がって惹きこまれるような気がしました。
今回はちょっと空間的に間延びした感じがあったかも。
その分首藤さんはのびのび踊ってたようなw
その首藤さんはもの凄く馴染んでました(*゜Д゜*)
「空白に~」の時はまだバレエダンサーが毛色の違う舞台で異彩を放ってるって感じでしたが、
今回は小野寺カンパニーのメンバーですよと言ってもいいくらいの馴染みっぷり。
知世ちゃんの緊張感の方が伝わってきました。
なによりラストに近づくに従って首藤さんの踊りの部分が増えていき、
最後は結構長いソロパートまでありました!!
その動きときたらベジャール臭プンプンで、
ああ、この人はベジャールに師事した人だったよなぁと改めて思い知らされた。
稽古は振り付けを覚えるのではなく、一緒に動きながら表現の可能性を探っていく独自のもの。
らしいのでソロ部分は自分で考えたんだろうなぁ。
なんだか久々に綺麗な動きをする首藤さんが観れて幸せでした。
〈出 演〉
原田知世
梶原暁子
川合ロン
藤田桃子
小野寺修二
首藤康之