beatitude

好きなことだらけさ…

英国ロイヤルバレエ団2013年日本公演『不思議の国のアリス』

2013年07月08日 | バレエ

2013年7月7日(日) 開演13:00 東京文化会館

今回の生『アリス』ファーストキャストで観たくて取ったチケでしたが、
ローレン・カスバートソンが出られなくなり、ベアトリス・スティックス=ブルネルに替わり、
伴ってハートのジャックもフェデリコ・ボネッリからルパート・ペネファーザーに替わりました。
それでもエドワード・ワトソン、ゼナイダ、マックレーはそのままの役で登場なので、
まあしょうがないよなぁと出掛けて行きましたが、
う~ん、自分としてはやっぱりちょっと残念な結果になってしまいました。
3月にライブ・ビューイングで観たサラ・ラムとボネッリの舞台の方が良かった…。

ハートのジャックがベネファーザーに変更になった時点でこれはマズイとw
1月にライブ・ビューイングで観た『ジゼル』のアルブレヒトがベネファーザーだったんですが、
これが面白くなかったw
見た目も悪くなく、踊りも丁寧なんだけど味がないというか、
パートナーに対して愛が見えないというか、つまらない…。その彼がハートのジャックかぁ。
ベアトリス・スティックス=ブルネルは観たことがないから分からないし、という気持ちでの観賞。
案の定ベネファーザーはつまらなかったw
マックレーのマジシャン登場のインパクトに負けてました。
そしてブルネルはやんちゃなアリスを頑張ってましたが、
プリンシパルとソリストの差を見せられたという気分。
やんちゃはいいんですが、動きが細部まで美しいとはちょっと…。
場面が変わる時の繋ぎの動きも美しく見えない。
さすがにベネファーザーとのパートナーシップはまあまあとしても、二人のパ・ド・ドゥには愛がないw
アリスとジャックはこの二人じゃないよ…。

主役二人が残念だった分、ゼナイダが盛り上げてましたね~。
ノリノリですねwますます面白くなってました。
目玉のローズ・アダージオパロディもその時々の舞台で臨機応変に笑いをとってるのが見えます。
マックレーのタップもしっかり観れたし、ワトソンはさすがです。
ゼナイダ、マックレー、ワトソンが揃うとロイヤルっぽくなってやっぱりいいです!!
蔵健太とアクリ瑠嘉も頑張ってました!!

追加公演が無ければ、本来『アリス』の千秋楽はこの舞台だったはずで、
会場は満席、5階までお客さんで埋まってました。
見間違いじゃなければ、客席にはマシュー・ボーンの姿もあったような。

この感想、残念感が強かったのはあくまで主観ですのであしからず~w


文化会館ロビーではいつものように別公演のチケットやDVDの販売をしてましたが、
その中のチラシにこんなのが

これは笑えたww
バレエを習うボーイズ向け新雑誌「ダンシン」。
スティーヴン・マックレーをモデルに男子バレエマンガはいいとして、
“踊りの力で悪と戦う”ってそれ何ですか~??
“あこがれの先輩マックレーと悪をたおしながら成長していく主人公ダン!”
・・・・・・悪をたおしてもバレエは上手くなんねぇだろw


〈キャスト〉
アリス:
ベアトリス・スティックス=ブルネル
ジャック/ハートの騎士:ルパート・ペネファーザー
ルイス・キャロル/白うさぎ:エドワード・ワトソン
アリスの母/ハートの女王:ゼナイダ・ヤノウスキー
アリスの父/ハートの王:アラステア・マリオット
マジシャン/いかれ帽子屋:スティーヴン・マックレー
ラジャ/イモ虫:エリック・アンダーウッド
侯爵夫人:フィリップ・モズリー
牧師/三月うさぎ:リカルド・セルヴェラ
聖堂番/眠りネズミ:ジェームズ・ウィルキー
料理女:クリステン・マクナリー
召使い/さかな:ルドヴィック・オンディヴィエラ
召使い/カエル:蔵 健太
アリスの姉妹たち:リャーン・コープエマ・マグワイア
執事/死刑執行人:ポール・ケイ
3人の庭師:アクリ瑠嘉サンダー・ブローメルトジェームズ・ヘイ
不思議の国の登場人物たち:英国ロイヤル・バレエ団

振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット 
編曲:クリストファー・オースティンジョビー・タルボット 

指揮者:デヴィッド・ブリスキン
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

協力:東京バレエ団、東京バレエ学校