La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

グアダルパノ巡礼の旅

2024年12月15日 | ユカタン諸々
毎年この時期に、メキシコの聖母グアダルペ様を讃えて?巡礼の旅が行われる。メキシコ中でやってて、他の地域では行進など他の行事もあるらしい。この辺のメインの行事は巡礼で、旅に出るのはだいたい男性。自転車かバイクで数日かかる距離を集団で移動してどこかの教会を目指すキャラバンみたいなものだが、カトリックに疎いのでちょっと違うかも。

 今年のユニフォーム。

うちの村のチャリ部隊ので、去年初めて見たときはビックリした。前身頃全体にでっかい聖母様が描かれていて、日本人が見ると小っ恥ずかしいが、彼らは心底楽しんでいる。信仰を深めて、(うがった見方をすれば)祭り気分になれて、仕事休めて…というわけでw、結構な人数が参加する。現場の男の子は、毎年行くお金はないので、2年か3年ごとに行くと言っていた。

 バスで行くケースも。

 ド派手な装飾。

そして旅から帰ってくると、夕方から夜中まで地元を凱旋して回る。

 役場の警備車。

 警察も協力。

奥に見える明るい何かが、凱旋パレード用に改めて着飾った車です。通行止めにしてるので、この区間で何かルペ様関連のイベントをするのかも。パレード用の車は、その後ろに巡礼から帰ってきたチャリやバイクを引き連れてサイレンを鳴らしながら走る。そんなのが、うちの村の中だけで何グループもある。まったくもってうるさい。メキシコらしいけど。
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 州の支援。

マニ村管内の集落に住む13世帯に、ユカタン水道局から「トイレと洗面台とシャワーがある離れ」が贈られた。我々が住んでいた不便極まりない借家の離れ(この記事の中ほど)みたいなもの。これがない家では、トイレはどこか見えないところに便器があって、シャワーはなくて盥で行水する。

ここの人が金をかける対象の、優先順序が理解できない。快適なトイレとシャワーは、支援が来るまで無しで済ませられる物なのか。ってか、だからこういう支援があるんだろうが、これが貧困が原因って単純な話ではない。馬鹿でかいスピーカーやパーティーをするための電飾なんかは、結構どこの家にもある。お姉ちゃんは、バリバリに化粧をして出かけていく。住居といえばまずは清潔で快適な…じゃないのである。

 朝靄。

寒いです。海辺の穏やかな気候が望めないのはわかっていたが、内陸の日較差の大きさは想像以上に気分に影響する。陽が昇ればあっという間に30℃近くまで上がるので、何するか考えて脱いだり着たりするのが非常に面倒くさい。


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