川端さん、人を見つめる癖の寂しさ 2020年12月23日 21時08分54秒 | 本読んであれこれ 川端康成さんの「掌(てのひら)の小説」を読んでいます。たくさんたくさんあるのに、一日にひとつくらい。文庫本で3ページくらいの「日向(ひなた)」というのを読みました。 たぶん、初期のころの作品だと思われます。こんなことが書いてありました。 私には、傍(そば)にいる人の顔をじろじろ見て大抵の者を参らせてしまう癖がある。直そうと常々思っているが、身近の人の顔を見ないでいることは苦痛になってしまっている . . . 本文を読む