さぁ、新しい年の始まり! というところで出鼻をくじかれることは何度もありました。ほとんどそんな感じ。スタートは厳かな気持ちで迎えているんだけどなあ。心構えが足りないのでしょうか。
高2の正月、家族でラーメン食べようとしてお湯を太もも、お尻などにぶちまけたことがありました。自分の中では何だか悲劇のヒーローになった気持ちだったけど、誰も気にしなかっただろうし、少しでも自分を違うところに行かせたい、ただの自己満足でしかなかった。誰も私のことなんて気にしてなくて、自分のことで精一杯でしたか……。
そこからかなり時間は過ぎて、子どもが生まれ、最高の秋を過ごしてたとき。世の中はずっと昭和天皇の下血でしょんぼりしているとき。年が明けて1989年になりましたが、もうどうしようもないところまできていた正月に、私はインフルになったと思います。家族には移さなかったと思うけど、どうだったかなぁ。あの時はどこでそんなインフルを拾ったんだろう。
熱に浮かされて朦朧としていると、奥さんが「年号が変わったよ」と教えてくれたんでした。彼女はお買物に出ていたんだろうかな。いつかは来ると思っていた節目でした。そして、昭和は終わったんでした。いつか、あのしんどいお正月のことを思い出すんだろうか。
私は病床で歴史の転換点を聞きました。ぼんやりしたままでした。
たしか、いやいや1993年の2月にも水ぼうそうで、悲惨な感じでした。2012年の正月もひどかった。いつも油断して風邪をひいてしまう私でした。今日、お仕事を休みました。無念です。油断してないつもりだったけれど、やはりウッカリしてたんでしょう。ああ、何てことだ。