日々の暮らし*栞

2022-05-12 | 本が好き
 本好き達の聖地とも言える神保町で、141年間も店を構えてきた「三省堂書店」が一時閉店。

現在の建物(昭和56年)の老朽化だけでなく、コロナ禍による客足の減少、活字離れなど、

書店にとって混迷の時代を迎えています。


いったん、しおりを挟みます。 
句読点に萌えています


 かくいう私も、最近は専ら図書館で借りるばかりで、本を買うことが少なくなりました。

場所をとること、譲られた人も迷惑じゃないかと思うこと、いちいち売るのが面倒なこと、

捨てるに忍びないこと、読む量が多いので出費が嵩むこと等々。

それでも、手元に置いておきたくて買う本も結構あるんですけどね


 読書に欠かせない「栞」

図書館の本は多くの人が読みますし、中には指を舐めながらページをめくる人も

ページは1回ずつしか触れませんが、その指で紐の栞を何回も使うことを想像すると無理かも

というわけで、図書館の本には専用の栞を用意しています。


『村上朝日堂』(著:村上春樹)
スズランの押し花がパウチしてある栞は ANA の CA の手作り

勤めていた に「スズラン慰問」で来院されたときに頂いたもので、大きくて使いやすいんです。

左のページはエッセイ
「三省堂書店」で考えたこと

村上春樹さんが三省堂書店を訪れたときに見かけた光景。

レジに並んだ女性が購入したのは氏の作品ともう1冊。

自分の著書がどのような本と組み合わせて購入されるのか、とても気になるというお話。

 閑話休題。

 書店で買い求めて長く読みたい本には、昔から包装紙でカバーをつけることが多く、

そのためにタイトルが見えなくなっても、私には分かるんです。


とっておきの本にはとっておきの栞。
建築家フランク・ロイド・ライトのデザイン



ひと休みしようと立ち寄った「ミロンガ」(昭和28年)は休業日。



「さぼうる」(昭和30年)は行列。
思いっきり昭和に浸れる喫茶店に入りたかったんですけどね。


 建て替えが終わる3年後、今までのように建物全体が本で埋め尽くされますように。


お読みくださいましてありがとうございます。
本屋さんらしいシャッター に、
お手数ですがクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 資格ブログ 秘書検定へ
コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 日々の暮らし*『高矢禮』の... | トップ | 日々の暮らし*『点と線』(... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Passy さんへ (Juliet)
2022-05-16 20:00:19
Passy さん、こんばんは

>学生時代の思い出...などなど。

建物の上に「辞書は三省堂」と大きく書いてありますが、
確かに我が家にも三省堂の辞書がたくさんがあります

>「栞」、私は大名庭園やバラ園の入場券が気に入ったとき、ショップやレストランのカードが素敵なときなどに、
ラミネート加工をして、パンチで穴を。
お気に入りの細いリボンを通して...でき上がります。

Passy さん、それは素晴らしいアイデアです

紙モノが好きな私は、入場券などを後生大事に保管してありますが、
しまい込まずに活用すれば愛着も増しますね

>本に栞を挟むように...人生にも、そんなシーンがあることを知る世代になりました。

Passy さんの誠実なお人柄や丁寧な日々を垣間見る思いがいたします。
返信する
三省堂 (Passy)
2022-05-16 14:07:33
Julietさん、こんにちは。

昭和の子たちは、このニュースに思いがそれぞれに...ですよね。
学生時代の思い出...などなど。

「栞」、私は大名庭園やバラ園の入場券が気に入ったとき、ショップやレストランのカードが素敵なときなどに、
ラミネート加工をして、パンチで穴を。
お気に入りの細いリボンを通して...でき上がります。
おばちゃま流の、不用品の再利用かも...
本に栞を挟むように...人生にも、そんなシーンがあることを知る世代になりました。
返信する
Yuki さんへ (Juliet)
2022-05-13 20:15:33
Yuki さん、こんばんは。

お住まいの町でも、今日は雨降りでしたか?

>学生の頃は観光地へ行くと必ず栞が売られていたものですが、やはり本離れが進んでいるのですね。

おっしゃる通り、栞を置いてあるお店ってあまり見かけなくなりましたね。

>自宅から近いこともあり、私も図書館へはよく行きます。

我が家から歩いて行ける所に本館と分館があるんですよ。
図書館や美術館、そして博物館は、本や作品はもちろんのこと、
訪れる方の客層といいますか、ストレスを感じずに過ごせる安心感が好きなんです

>本を借りると返却日が押印された栞が挟まれていますが、やはりお洒落な栞を使いたくなります。

あの紙は便利ですので、自前の栞と併用しています
返信する
hirorin さんへ (Juliet)
2022-05-13 19:47:42
hirorin さん、こんばんは。

今日は の一日でした。

>句読点、難しいですね。なぜか最近の文章は、句読点が増えているような気がします。

逆に句読点が極端に少なかったり、不自然な箇所で打たれたりすると読みにくいですよね。

>入試の作文は、初め一マスあけないと減点されますが、メールが普及してきた今、普通の文章は一マスあけてないんですよ。

言われてみれば確かに。
段落を下げない分、話が変わる所で(このように)行を空けるのでしょうか。

>社内でやり取りするメールも一マスあけないので、いいのか?もう時代が違うのか?とオババは思います。

お若い方に「手紙のときは?」と聞きたいところですが、
そもそも手紙を書くことって殆どないでしょうかね。

>電子書籍、すっごく回りから勧められるんですよ。けど、紙じゃないと~あのページをめくる感覚、出版社によって紙質・字体が違うのがいいんですよね。

先だって遠藤周作の初版本を読みましたが、紙の質や文字の大きさが今とは全く異なりました。
私も紙をめくる感覚が大好きです

>以前、猫が紐をかじって超短くなってしまったことが!

ももちゃん、きっと楽しかったと思いますよ
返信する
 (Yuki)
2022-05-13 14:27:29
数年前に旅行へ行った時、お土産に栞を買おうと思ったのですが、なかなか思うようなものが見つからなくて…。学生の頃は観光地へ行くと必ず栞が売られていたものですが、やはり本離れが進んでいるのですね。
自宅から近いこともあり、私も図書館へはよく行きます。本を借りると返却日が押印された栞が挟まれていますが、やはりお洒落な栞を使いたくなります。
返信する
あの垂れ幕 (hirorin)
2022-05-13 09:43:32
文章がとってもおしゃれですよね。
ニュースで見て、あっ!って思いました。
句読点、難しいですね。なぜか最近の文章は、句読点が増えているような気がします。
入試の作文は、初め一マスあけないと減点されますが、メールが普及してきた今、普通の文章は一マスあけてないんですよ。

社内でやり取りするメールも一マスあけないので、いいのか?もう時代が違うのか?とオババは思います。

電子書籍、すっごく回りから勧められるんですよ。けど、紙じゃないと~あのページをめくる感覚、出版社によって紙質・字体が違うのがいいんですよね。個人的に私は、新潮社の文庫本が読みにくく、中央公論社(今は読売か?)が好きなんですけどね。

手作りの栞、とってもきれい。
やっぱり図書館の本の紐は、私もNGです。以前、猫が紐をかじって超短くなってしまったことが!図書館で謝罪いたしました。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
返信する

コメントを投稿

本が好き」カテゴリの最新記事