ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

Eleanor Rigby

2010年09月20日 | お気に入り♪(ビートリー)
ポールが歌うと甘く美しく聞こえますが、
誰のためにもならず、何にもなれなかった、
エリノア リグビーっていう夢に生きた女性とマッケンジー神父の物語。

バロック音楽のバロックとは、スペイン語のゆがんだ真珠を意味するバロコに由来するといわれ、
それまでの中世的な予定調和を崩すような、人々の心を揺り動かす音楽だったとの解釈があります。

人間が生産力を持ち、
神が無前提に存在する素朴な時代から、
予定調和的な統一的な世界観が崩れた、
神がその存在を証明されなければいけない時代に登場した音楽。

決して癒しだけではない、クラシック音楽の持つ劇化効果、
人間の感情を突き動かす目的のあった、"ヤバさ"がこの曲にも流れているように思えます。
あぁ、無情。

Eleanor Rigby, died in the church   エリノア リグビー、教会で死をむかえ
and was buried along with her name  その名前と共に埋葬された
Nobody came                 誰もそこには来なかった

Father McKenzie,              マッケンジー神父は
wiping the dirt from his hands     手についた泥汚れを払いながら
as he walks from the grave        その墓から歩いてくる
No one was saved                誰も救われはしなかった

THE BEATLES - ELEANOR RIGBY *OFFICIAL VIDEO*

これは逆回転ミックスなのでしょうか。
原曲のイメージを留めながらも風変わりなエリナー リグビーです。
Eleanor Rigby (Reversed) - The Beatles
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閉ざされた扉の向こう側から

2010年09月19日 | お気に入り♪(ビートリー)
なんだか淋しい気持ちのとき、深いところに届いてくるのがジョージの声。

George Harrison "Behind that locked door"
Why are you still crying?  Your pain is now through   まだ泣いてるのかい 苦しむのはもう終わり
Please forget those teardrops Let me take them from you  流した涙は忘れて 私に拭き取らせて
The love you are blessed with  This world's waiting for     世界が待ち望んでいるのは 愛に祝福された貴方
So let out your heart, please, please From behind that locked door
だから どうか 心を開いてください、、その閉ざされた扉の奥にある心を

It's time we start smiling What else should we do?  今度はぼくらが笑う番だ 他に何をすべきだというのか
With only this short time I'm gonna be here with you 束の間の短い時間かもしれないけど 貴方のそばにいよう
And the tales you have taught me From the things that you saw 貴方が私に教えてくれた貴方が見てきた辛い物語
Makes me want out your heart, please, please From behind that locked door            
どうか何とかして貴方の心を私に開かせてください、、その閉ざさられた扉の奥にある心を
And if ever my love goes  If I'm rich or I'm poor  私の愛が彷徨ったとしても、そして私が富もうが貧困であろうとも
Please let out my heart, please, please  From behind that locked door
どうか私の心を開放してください、、、あの閉ざされた扉から
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悲しみはぶっとばせ

2010年09月15日 | お気に入り♪(ビートリー)
今の会社におよそ6年前 同じ時期に中途入社で来た、いわば中途同期が辞めることになりました。
その後合併を重ねて環境も変わり、処遇も後回しみたいに思えると、仕方ないことかもしれません。

40超えたら、どの社会もそうでしょうが、
個人の能力なんて たかだか知れてて、人のつながりで動くのが人間の集まり。
それが組織ですから、そのこと自体には是も非もありません。

私なんぞ、10年以上いた銀行を振り出しに、今で4社目。
履歴書書いたら、結構すごい経歴になってしまいますが(えへん。)、
さすがにいつまで跳んでられないですし。

基本 仕事は持ち込まないのをポリシーにしていますが、こういう悲しい夜くらいはいいでしょ。

how can I even try, I can't never win
~ 勝てっこないのに、どうやってトライしろっていうんだい

いやいや、そんな気持ちはぶっとばさないと。執着するなよ。
立ち去る者ばかりが美しいわけでもないのだよ。

(↓) ブログのアイコンにもしてるこの当時のジョン レノン。
  この映像の歌いっぷりとか、coolで格好いいとしかいいようがない。  

The Beatles - You´ve got to hide your love away

(↓)最近、モデルの押切もえさんが、何かの本で読んで心に留めてるフレーズだって言ってました。
  " 自己憐憫ほど、みっともない態度はない。"

  そのとおり、だと思います。

  敗者だなって考え出すと、顔で笑って、心中 雨がざあざあ降り。
  まぁ、あらかた上手く言ってるし、不平を言いだしたらきりがないし。そんなこともあるのだ。 
 
  『自らを州(す)とせよ。』 ← 流れにのまれずに、ちょっと高いところに居られるっていう風にでも考えとけば。

  整斉と、清々と、バリューのあるパスを送り続けることこそが仕事の本質なのだ。

   I'm a loser (Remastered 2009) - The Beatles [HD] // suntitles Spanish- English

 " Love "を、単なる" 愛 "ではなく、もっと広義の、その裏返しの執着心であったり、居着く心であったりという風にとらえると、
  さまざまなメッセージを受け取ることができる。
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平和について語ろう ~ パイプス・オブ・ピース

2010年08月29日 | お気に入り♪(ビートリー)

内田 樹(たつる)先生とポール マッカートニーのコラボ。

期間限定の思想―「おじさん」的思考〈2〉
内田 樹
晶文社


ウチダ先生の箴言に、頷くことしきり。

~ 相反する二つの力が一つのシステムの中で同時に作用する時、
   そのシステムそのものが物凄いエネルギーを放出する。
   あまり知られていないけど、これは武道に限らず、身体運用における非常にベーシックな原理なんです。
   複数のファクターを同時に容認しておいて、そこでバランスをとるというのがいいね、ということです。
   この本の全体を通じて書いているのは、そのようなことなんです。

   自分の中に邪悪なキャラクターやろくでもない性格が混在していると分かっている人間というのは、
   自分には人を裁く権利がないというふうに考える。
   自分が善良であるという確信を持っている人間がいちばん恐い。
   「正義の名において」「愛の名において」される迷惑というのは一番つらい。
   そういう人は、逆にいくらでも残酷になれる。
   宗教戦争が一番凄惨な戦争になるのと同じです。

~ 社会矛盾というのは絶対になくならない。対立も続く。
   絶対に折り合わない多様性というものもある。
   矛盾や対立を維持しながら、
   そのコンフリクトの中で人が苦しんだり死んだりということが起こらないようにするにはどうしたらいいのか、
   それを考えるべきです。
   
   憲法を改正するか、自衛隊を廃止するか、どっちかにすべきだと言う。
   先進国の中で57年間(*出版当時)兵士が外国へ行ってよその国民を殺していないというのは日本だけで、
   戦争に関して言えば、日本はもっとも成功している国なわけです。
   にもかかわらず、それを成功している、と言う人はいない。
   良くないことだ、どっちかに片づけようと言う。

   こういう議論の立て方自体がおかしいんじゃないかということを誰も言わない。
   現に日本は成功しているのに、成功していると言わない。
   憲法と自衛隊は拮抗する関係にあって、
   それによって日本が戦争をしない状態が維持されていると私は思っているのです。

   いろいろなファクターがあって、時々に拮抗させながら使っていくのであって、
   誰が正義であるか、という議論で白黒はっきりさせようとしている限り、それは永遠に終わらない。死人が増えるだけです。
   万人が納得する解決策、単純明快な判断を下すことが、何よりも優先するのだ、という考え方はもうやめたほうがいい。

   
ウチダ先生は、"いろんな水準で同じことが言える"、といいます。

自分の中の邪悪さを認めて受け入れる、なんと心地よく 優しく響くパッセージなのでしょう。
天使の面や悪魔の面、だらけた面や勤勉な面、という相反する要素を自分の中にも飼っておく。   
複数の要請の中に引き裂かれた状態を、
不幸な、緊張を強いられた状態とはとらずに、
むしろ引き裂かれてある状態のほうが、可能性が開けるし、身体的にも気持ちがいいのではないか。

先生曰く、力んだ書き方をしてしまった、と言いながら紹介する、著書の一つ「ためらいの倫理学」からの引用です。
~ 「当為」と「欲望」、「本質」と「実存」のあいだに引き裂かれていて、
   どちらかに片づけ難く、ふたつの要請の間で必死にバランスをとっている状態こそが人間。

にわかフランス思想かぶれ、となった私、ためらうことなく、お買い上げ。
とにかく、氏の独特の語り口はコンフォタブルなのです。

ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)
内田 樹
角川書店



Paul McCartney - Pipes Of Peace

初めて聴いた時には、
I light a candle to our Love、、で始まる、暖かいメロディとピアノが刻むリズムの高揚感に酔いました。
しかし、burn baby burn、という陰惨なフレーズも出てきます。
防空壕で赤ん坊が泣くと皆殺しになってしまうので、そのような事が実際にあったという。

それまで、軽い音楽ばかり作って、みたいなことを言われても、
"それのどこが悪い。愛すべき普通の生活や普通の人たちのことを曲にするんだ"みたいなことを言ってたポール マッカートニーが、
ジョン レノンを失って目覚めたかのように、平和や人生について語り始める。


(↓)楽しいことと同じようにシリアスな問題について語るのもいい。47歳の頃。

Paul McCartney - interview (1990 Japan) ポール来日インタビュー

(↓) スティービーとの共演ではなく、レアなソロ バージョンをチョイス。
    Ebony and ivory
   live together in perfect harmony
   side by side on my piano、keyboard
   oh Lord、Why don't we ?


   ピアノの黒鍵と白鍵はピアノの上で完全なハーモニーを成しているのに
   どうして我々にはできないのか?

   why don't we ?、たったの3ワードに深い感情、エモーションを込めることができる。
       
Paul McCartney - Ebony & Ivory [solo version]

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むんむんした暑気払い

2010年08月05日 | お気に入り♪(ビートリー)

おぅ、ポール、ロック 低いベースの音が唸りながら、
 All I could ever do 、
 Was fill my time with thoghts of you …
  うぉ~カッコイイ。。

そして最後は、これでもかってくらいに
I don't wanna walk that lonely road Again、 シャウト、シャウトぉ~っ

(↓) 映像の方は、まるでガールズ!ガールズ!ガールズ!、
   I Love L.A./ランディ ニューマン 風。
Paul McCartney - Lonely Road [videoclip] 2001


なんだかでてくるクルマ、that was me ~ ストーリーテラー風に遊んでみる。に登場した赤いやつ風でしょ。


もういっちょう、Lonely Driverが登場するポールの歌を。
元気はつらつ、暑気払い、暑さなんかとんでけ、Take it Away だっ

TAKE IT AWAY - Paul McCartney & Linda (with Ringo & George Martin) 1982

Faded flowers wait in the jar  till the evening is complete
壺に生けられた枯れかけの花達が 夜が更けるのを待っている

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酷暑の夏にはひんやり感のあるピアノサウンドを

2010年07月31日 | お気に入り♪(ビートリー)
弦楽のためのアダージョ、これって初めて聴いた。
ピアノだけの短い曲だけど…。

ほんとにビートルズのアウトテイクなのかな(・o・)

THE BEATLES - ADAGIO FOR STRINGS (UNRELEASED & REMASTERD)


(↓)これは、Anywayっていうポールの曲の間奏に使われたピアノ曲。
  ビートルズのイン マイ ライフの間奏のゴシック王朝風のピアノに始まり、
  ビートルズには、曲間に、短くても聴かせるピアノのフレーズが入ってることが多い。
  こういうのを聴くと、ひとつの曲にいろんな創りかけのアイデアやフレーズが織り込まれているのがよく分かる。

Paul McCartney - I've got only two hands RARE


本やなんかでインプットした量にアウトプットが追いつかなくなってきました。
ブログに、ちゃんとアウトプットしないと、なんて思うとしんどくなるので、
ちょこっとだけメモしておいて、ポールが別々の曲をつなげるように、後でつなげるといいのかもしれない。
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For No One

2010年07月17日 | お気に入り♪(ビートリー)
物語は異質なものの接続の様式。

ぼくらは人間というもののなかに閉じ込められていて、
その限界づけをもった者同士が、お互いの中に接続を発見する。

異質なものを異質なものとして認めたときに、初めてその仕方で思考していく。

そこから物語が生まれる、生きることがつながってゆく。

(↓)異質感がすれちがっていく、淡々とした日常の物語。
   軽く触っては消え去って行く、
   けっして付着してこないし、浸透してはこない感覚。
   修験道にも通じる禁欲的な雰囲気があります。
   ウェットにならず、品の良ささえ感じさせる、誰のためでもない嘆きの涙。

The Beatles - For No One (Takes 10 & 14)



梅雨明け宣言のカラリとしたイメージを残そうと思って、中沢新一氏の言葉を引きながら書いてみた。拙いですが言葉のトレーニング。
スコティッシュ風のタータンチェックだったブログのテンプレートもリゾート風に変更。
これから見るのは、セントアンドリュースで開催されてる全英オープンだけど。
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It's not right in one life too much rain  

2010年07月12日 | お気に入り♪(ビートリー)

さすが、英国人というべきか、ポールの歌にも雨はよく出てくる。
立派なことより下世話なところに、理論よりも実生活に、元気なところよりも悲しいところに眼が向く。

TOO MUCH RAIN Paul McCartney

Laugh when your eyes are burning     笑おう 眼が熱くヤケそうな時
Smile when your heart is filled with pain  スマイルだ ハートが苦痛でいっぱいの時には
Sigh as you brush away your sorrow     溜息といっしょに悲しみは洗い流せ
Make a vow that it's not gonna happen again  二度とこんなことが起こらないよう誓いをたてよう
It's not right in one life too much rain  一人の人間の人生がこんなにも雨続きなんておかしなことだ

You know the wheels keep turning      車輪はそれでも廻り続ける
Why do the tears run down your face?    どうして涙が顔に落ちてくるのか
We used to hide away our feelings       ぼくらは感情を押し殺しすぎてた
But for now tell yourself it won't happen again  もうこれからは正直でいよう こんな風にならないように
It's not right in one life too much rain  一人の人間の人生がこんなにも雨続きなんておかしなことだ
It's too much for anyone、         どんな人にとっても重すぎる
too hard for anyone              どんな人であっても辛すぎる
Who wants a happy and peaceful life    幸せで平和な毎日を望むなら
You've gotta learn to laugh           笑うことをおぼえた方がいい
Smile when you're spinning round and round  スマイルだ、こづきまわされて混乱してる時こそ
Sigh as you think about tomorrow          明日のことを思うと溜息が出るけど
Make a vow that your gonna be happy again   また幸せになるんだって誓おう
It's all right in your life no more rain       もう大丈夫、 もう雨の日は終わり

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宇宙の法則について夜通し話そう

2010年07月11日 | お気に入り♪(ビートリー)

自由でちょっとアカデミックな夏の夜にぴったりな雰囲気。
夜通し、学校の屋上で天体観測をしたときのよう。

"The Song We Were Singing" by Paul McCartney
FOR A WHILE, WE COULD SIT, SMOKE A PIPE,  しばらくの間、座って、パイプでもふかして
AND DISCUSS ALL THE VAST INTRICACIES OF LIFE.  人生の壮大で複雑な問題について話し合おう
WE COULD JAW THROUGH THE NIGHT,  夜通し雑談に花を咲かせて
TALK ABOUT A RANGE OF SUBJECTS, ANYTHING YOU LIKE,  君の好きな話題なら何だっていいよ
OH YEAH.

BUT WE ALWAYS CAME BACK TO THE SONG WE WERE SINGING  でもいつも最後は歌いなれたあの歌に戻った
AT ANY PARTICULAR TIME. YEAH,  どんな時にでも

TAKE A SIP, SEE THE WORLD THROUGH A GLASS  一杯飲めよ、グラスを通して世界を見て
AND SPECULATE ABOUT THE COSMIC SOLUTION.  宇宙の法則について思索してみよう
TO THE SOUND, BLUE GUITARS,             ブルーなギターの音色に乗って
CAUGHT UP IN A PHILOSOPHICAL DISCUSSION, OH YEAH.
 
哲学的な話でもしようか

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セニョリータ、もっとギターを♪

2010年06月17日 | お気に入り♪(ビートリー)

Elton John I Need You To Turn To 1970でも紹介した、
エルトン ジョンの初期のパフォーマンス(セカンド アルバム「Elton John」から。)

セニョリータ、ギターを弾いておくれ、ってとことか、気分がグレーな時にはいい。

村治佳織さんの艶っぽいギターとか。

”60歳まで生きたいとは思わない”、なんと厭世的な歌・・・。
たまにはこういうのもいいでしょ。

オープニングの音、今やってる南アフリカで開催されてるワールドカップの試合中に鳴ってるブブセラの音みたい。

Elton John - Sixty Years On (Elton John 6 of 13)
Who'll walk me down to church when I'm sixty years of age       私が60歳になった時 誰か教会まで歩いてくれるのだろう
When the ragged dog they gave me has been ten years in the grave  もらい受けた野良犬さえ墓場に入って10年にもなろうという頃
And señorita play guitar, play it just for you   セニョリータ、ギターを弾いておくれ、自分のためにでいい       
My rosary has broken and my beads have all slipped through
 私のロザリオはちぎれ、ビーズは手からこぼれ落ちてしまった

 

なんか、暗すぎる!?

Give me the plenty of that guitar! あのギターをもっと演ってくれ!

George Harrison - Any Road

どんな道を辿ろうが 君は目的地に着くんだよ、って歌うのはジョージ.。
癌に侵されながら作ったラストアルバムなのに最期までFabな人だった。

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Cムーン ~ メアリーの小羊

2010年06月11日 | お気に入り♪(ビートリー)

ポールはコール・ポーターのような作曲家に憧れていたようで、こういったオールドスタイルの小唄をつくるのが得意。
子供の気持ちがわからない、大人を揶揄したような歌詞。

「C ムーン」ってそういう意味だったのか、歌詞に出てくる「L seven」も。
It Will Be L7 And I'd Never Get To Heaven If I Filled My Head With Glueって、
韻をふんでるだけで、Ob-la-di、Ob-la-da、みたいな意味不明の造語だと思ってた。 Paul McCartney - C-Moon
「'C Moon'ってどんな意味なの?ってよく聞かれる。
 昔のロックンロール・ソングにサム・ザ・シャムの'Wooly Bully'っていう曲があるんだ。
 その曲の歌詞に'Let's not be L-seven'っていうのがあって、
 'L-seven'っていうのは四角形のことなんだ。
 Lと7とを合わせると四角形になるよね。 四角四面な人のことだ。
 じゃあ、その反対は何になるかって考えたんだ。
 Lと7の代わりに、Cと月を使ったんだ。Cと月を合わせると丸になる。
 物わかりのいい人っていう意味なんだよ。」(ポール)

(↓)明日は京都・奈良方面へ修学旅行に向かううえの子。
   これは新幹線の中で、適当にそこにあった紙にぼくが書いた似顔絵。
  (小さな頃からまつげがバサバサしてる。(^◇^))
     


(↓)小さい頃、よく公園に行って遊んでた頃には、こんな素朴な曲がお似合いだった。
   珍しいロングバージョン。ポールの娘たちもCムーン同様、コーラスに加わってます。
Wings-Mary Had A Little Lamb-RARE LONG VERSION! =]

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世知辛い世の中 / ジョンレノン

2010年06月11日 | お気に入り♪(ビートリー)

透徹したこの眼差し、これも大人の見識のひとつかも。

John Lennon Nobody Loves You
君が落ち込んでいたりしても 誰も愛してはくれない
有頂天になっていようが    誰も知ったこっちゃない
誰もが金儲けにあくせくしているけど
僕たちはたがいに背中を搔きあおう (←譲り合いの精神を指すアメリカのことわざ"You scratch my back, I'll scratch yours."をもじったもの。)

人とは違ったところも見てきたし 君には全てを見せてきた、隠すものなんてない
なのにまだ君は尋ねる、愛している? どういうこと …
私に言えるのは 人生なんてひとつの芝居だ、ってそれだけ

皆が少しでもずるして儲けようとする世界では
私は君の背中を引っかき 君は私の背中をナイフで切り裂くだろう

私は何度も川を越えてきた 片目の魔法使いが盲目の人を導いているのも見てきた
なのに君は尋ねる、愛しているの?ちょっとでも触れれば いつだって それはすり抜けていく

朝、目が覚めた時、自分の姿を鏡で見て、驚いた!ooh ooh wee!
暗闇の中に横たわってみるが もう眠れそうにない

老いぼれて、白髪になったら 見向きもされない
もがき苦しんでいている時には 誰も必要としてくれない
誰もが自分の誕生日を声高に吹聴してるけど
君が永遠に眠るその時になって皆が君を愛すだろう

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ジョン レノン / Love

2010年06月05日 | お気に入り♪(ビートリー)
あ、眠るタイミングを逃した。。きれいな曲でも聴きながら、おやすみすることに。

レコードの溝のこすれたようなノイズそのままの雰囲気の映像、
アルバムの正規テイクでは微かな音で遠くから迫ってくるピアノが、ここでは冒頭から朗々と鳴り、
ジョンレノンの声も、ノイズの中にしっかり居座っていて、ニュアンスまでクリアに伝わってきます。
いいバージョンです。

John Lennon "Love" (Single Edit-1982)


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イマジン ~ 脱アイデンティティ

2010年05月28日 | お気に入り♪(ビートリー)
脱アイデンティティ

勁草書房

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上野千鶴子先生の本、きちんと読了せずに終わったのですが、
書評を読むだけでも、考えさせてくれるヒントって、結構提供されるのでは、、、。
始めから終りまで読むことが必ずしも正ではなく、
そこに書かれていることをどういう風に咀嚼して考えるか、の方が意味があるようにも思えることもあります。

この本も原著は、学術的な匂いがし過ぎて、宿題をやらされてるみたいでちょっと嫌気がさしてしまいましたが、
何だか悔しいのでブログの書評を当たってみたら、簡潔に核心をついたようなコメントがありました。


人はアイデンティティなしでは生きられないのか?
一貫性のある自己とは誰にとって必要なのか? 賞味期限切れの概念に問題提起。

「自我」とは一枚板の「本質」や「実体」ではなく、「複数の私」を内部に含む多元的なものだというのが、本書を貫く中心テーゼ。
「複数の私を同時に生きるアイデンティティ」という視点を確立するには、何よりも言語と自我との関連が重要だが、
同時に、ある「アイデンティティ」概念を必要とした歴史的事情を勘案すれば、その概念には「賞味期限」があることになる。
このような歴史感覚が上野の優れたところだが、
「複数の私」説を確立するためには、「自我の同一性」は本人の責任を問うための前提という、近代の「司法的同一性概念」と対決しなければならない。
上野がその理論的苦闘を垣間見せる箇所は感動的だ(p315f.)。
「一貫性を欠いたまま[多元的自我を]横断して暮らすことは、もはや病理ではなく、ポストモダン的な個人の通常のありかた」(p35)という本書の根本テーゼには、深い共感を覚える。

~・~・~・~・~・~・~

アイデンティティなんかいらない。理屈ではその通り。
国家(地域)やら宗教やら民族やら、そんなしがらみを捨て去って、〈個人〉として生きようよ。
そうすれば、無用な争いなどなくなるから……
 こういう言説を日本で、日本語で述べる分にはそれなりにコンセンサスを得られるだろうが、
それは日本が、世界でもトップレベルの「国家、宗教...によるアイデンティフィケーションを行う者が少ない」ところだから。
なんだかんだいって日本は、卒業式で国歌を歌うのですらいまだに議論沸騰という、世界でも希有な国である(良い悪いはとりあえず別として)。
本書と同じことを、イスラムで、中国で、いえるかどうか……あるいはいって分かってもらえるかどうか……。まあ、無理でしょうね。


ところがどっこい、有名なジョン レノンのイマジン、
まさしく、この脱アイデンティティ、を歌っているように思えます。

John Lennon - Imagine HD 720p


平和ボケした日本で、恵まれた時代環境に身を置いて過ごせる平成元録的な幸せは有難いものですが、
気をつけないと、人としての熟達に欠けるばかりか、
子供たちや次の世代に対して無礼、自分勝手なだけの世代になるのではないか、と考えるようになりました。
平和ボケしている自分を知る、ということも、汝自身を知れ、ということ。

ビートルズの栄光を捨て、東洋人と結婚し、様々なハプニングイベントを行ったジョン レノン、
バキズム(Baggism)のようなイベント
~ 紙袋に身を隠して、肌の色や外見を遮断して、誰が言ってるかでなく、何を言っているかを聞いてほしい、という主旨のイベント
を行った背景には、東洋人の妻である小野洋子さんに対する偏見への抵抗という側面もあったのでしょうが、
"世界平和のためなら、よろこんで道化になろう"と言う発言に裏打ちされたものを感じます。

一見すると不可解な奇人としか思えないようなイベントの数々、
(たとえファンであったにせよ)奇異の眼差しで捉えがちなところ、正直自分にもあります。
しかし、それって、まさしく
>どっぷりと、フツーの常識やフツーの固定観念に縛られた、どこにでもいる無邪気で善意の隠れ差別主義者
です。

そういったものを、ひっくり返そうとしていたのがジョン レノンではないでしょうか。

説教臭くなりたくはありませんし、偽善者にならず、ほどほどの悪と共生しながら、社会システムに適応して生活していくことも大切ですが、
せめて内面は、薄っぺらいだけの人間でいるのはやめたい。

どの局面においても、まるごとの自分(たったひとつのアイデンティティ)で生きる必要はないのですから。
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雪解けの山の中のヒナギクのように♪

2010年04月17日 | お気に入り♪(ビートリー)

4月も半ばだというのにみぞれ雪。

山の小川の水かさが増す、厳しくも優しい自然。あぁ、山に行きたい。。
厳しくてもこの歌のデイジー(ヒナギク)の花のようでありたいものですなぁ。

The Beatles - "Mother Nature's Son" Anthology Version

Born a poor young country boy, Mother Nature's son
貧しい田舎の家庭に生まれた 母なる自然の子
All day long I'm sitting, singing songs for everyone
一日じゅう 僕は腰をおろして みんなに歌をうたって聞かせる 
Sit beside a mountain stream, see her waters rise
山のせせらぎのそばに座って 水かさが増すのを眺めてる
Listen to the pretty sound of music as she flies
水滴がはねる その美しい調べに耳を傾けてる
Find me in my field of grass, Mother Nature's son
この草原が僕のすみか 母なる自然の子
Swaying daisies sing a lazy song beneath the sun
デイジーの花が風に揺れて 陽差しの中でレイジーな歌を歌ってる

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