ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

いちいち騒ぐなよ/ ニキータのぱぱらっち

2011年02月16日 | お気に入り♪(ビートリー)

ヘイ、ヘイ、なんだって?
Hey hey what do you say
誰かのせいでプランが狂ったって?
Someone took your plans away
いちいち騒ぐなよ
So what's all the fuss
俺たちみたいにイカしたスパイはいないぜぇ~
There ain't nobody that spies like us

Paul McCartney - Spies Like Us


世の中が世知辛くなってきたら
Oh when things get tough
俺たちみたいなやつらの出番だぜぃ
Guys like us act rough

なんだか白髪ふえてきたなぁ、と思ったら元気なポールを見て勇気100倍。

ケンブリッジでは、立派なスーツを着て歩いていると、
「ああ、普通の人だ」と思われるそうだ。

十年も着てるような穴の開いたセーターをまとい、今にも壊れそうな自転車をギーコギーコ漕いでいると、
「あの人は大学者に違いない」と人々がさっと道を空けてくれるらしい。

ポールもときどきスタァとは思えないようなセーターやシャツを着ていて、いかにもイギリス風で良しだと思う。

ケンブリッジでは他の人と一緒では相手にされない。
少しでも異なることがあると、アクセルを目一杯ふんでその違いを拡大することを奨励される。
しかも、少々の変わり者ぶりでは、たいして認めてくれない。
余人の追随を許さないような狂気の世界に至ってはじめて一人前の「変人」なのである。
                                 ( 「教養脳を磨く(林望、茂木健一郎)」より)

ほんとかどうか分からないけど、痛快な話に思えたので記しておきました。

こういう気質の土壌が影響してるのか、
イギリスにはときどきバカバカしい感じのPVがある。

Spiesと同じころに流行ったエルトン ジョンのニキータ( 同名の映画とは関係が無い)、
ペレストロイカ時代のソビエト軍の女の子にイカれてパパラッチおじさんを演ってるエルトン。
曲はいいのだが、明らかに変人だ。
雪のソビエト軍基地で、真っ赤なジャガーのオープンカーにパナマ帽、手には銃でなくてカメラ。
Hey, Nikita , is it cold? って、、寒いのはあなたのほうですよ~。
余人の追随を許さない変人ぶりだ。

I 'll never know how good it feels to hold you …

おっ、だが、" 唇に触れもせず 別れたひと何処 "と歌った小林旭の「熱き心に」みたいなおじさんのロマンを感じるではないか。

こら、おっさん、ハートマークを書いてる場合か。感電死するぞ。

しかし、この余人の追随を許さぬ思い込みこそがロマンを生むのではないか。
おおいなる勘違いは、人に迷惑をかけない範囲なら むしろ奨励すべきことなのではないか。
そのほうが 、きっと愉快だ。
 Elton John Nikita

 

 

 

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賑やかな孤独 ~ We can work it out

2011年01月10日 | お気に入り♪(ビートリー)

質量によって時空は歪み、重力場が発生します。
ゴムシートの上の目盛りのようにモノサシの役割を果たしていると考えられてきた空間が実は曲がっている。
そして歪んだ空間が重力場を生み出し、その「場」のなかで新しい規則的な運動が始まる。

何もない空間のように思われる「真空」も、
何にもないわけではなく、エネルギーを持った「場」であると考えられている。

 

わたしたちの意識の成り立ちについて、科学はまだ解明ができていないが、
意識の成り立ちや、生命の誕生についても、この「場」と「運動」によって説明できるのではないか、という" 場の量子論 "。

意識のクオリア(粒、質感)というのも、こんなイメージなのではないか。

茂木健一郎氏が指摘するように、別々の他者だと考えているものが、
実は宇宙の根本的な成り立ちに寄り添って考えればつながっているのかもしれません。

万有引力とは
ひきあう孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなは求めあう

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

(谷川俊太郎「二十億年の孤独」より)

孤独は自然に引き合う万有引力を持ち、
また万有引力があるからこそ、人は孤独でいられる

宇宙の無限の闇の中に、星々は孤独に浮かんでいるが
万有引力によって結ばれている

孤独の世界は、愛によって賑やかさが与えられている
他者も自分と同じように孤独という状況を生きていることに気がつくこと
それが愛の出発点である

自分が賑やかになるためには
誰か他のひとが一緒にいてくれることが必要だというが
一人で淋しいやつが二人寄ったらなお淋しい

自分と同じように賑やかな孤独を持っている者でいてほしい 

The Beatles - We Can Work It Out - HQ - Remastered
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がっかりさせんなよ / みんなナニ隠してんだよ

2011年01月04日 | お気に入り♪(ビートリー)

正月明け、アップしながら、げていきましょう。

このバージョン、すごい。
ほかにも、このRoof Top Cocertの音源はあるけど、
このミックスは近くで聴いてるようで、エッジがたってて、シビレそうに寒そうでカッコいい。

うゎーお

YouTubeばんざい

The Beatles - Dont Let Me Down

なんだか、うぉーロックってのが聴きたいなぁ、と思ったのでもひとつクリップ。

オレとモンキーは平気だぜ、大っぴらにやってるぜ、
みんなナニ隠してんだよ、 
サルも出てきて、take it easy、make it easy、ってぶっとんだように歌ってます。

最後は、come on、come on ,,, が重なって、ナニナニって感じ。

おぉ、元気になった。

The Beatles - Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey

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地球が丸くて青いから ~ Because

2010年12月16日 | お気に入り♪(ビートリー)

われわれを取り巻く日常の光景そのものが神話であり、
それに何の不思議も感じない人は、すでに心そのものがマヒしている
~ロマン・バルト (フランスの批評家)

かつてわれわれは目に見える山や川、そこに注がれる光などを「この世」を構成する実体的な存在と信じ、何ら疑いの余地があるとは思わなかった。しかし、「この世」は物質現象で尽きるものではなく、隠された2重レベルの空間構造がその背後に広がっており、それが物質現象を生じさせるもとであることを量子力学は科学的に検知してしまったのである。
「この世」はバーチャル・リアリティのごときもので、「この世」と「あの世」を分ける幕の背後では何かが光速より速く伝わり、何かが共同謀議していると量子力学はいう。
この眩暈(めまい)のするような発見は、人類の進歩というより、新たな科学の混迷の始まりとなる可能性が高い。人類の世界観へも大きな影響を及ぼさずにおかないだろう。

死後の世界を突きとめた量子力学 (5次元文庫)
コンノケンイチ
徳間書店

( ↓ )「量子力学が検知したミッシング・リンク」で取り上げたコンノケンイチ氏の本、
    面白くて興味が尽きず、さらに最新の著作を買い求めました。
    内容的にはダブるというか、そのまんま同じ記述も多い。
    本質を突いた仮説と、そうでない部分を自分なりに咀嚼して、折にふれまた整理していこうと思います。

宇宙論の超トリック 暗黒物質の正体 『現代物理の死角』復刻補強版 (超☆わくわく)
コンノケンイチ
ヒカルランド


氏が著書の中で取り上げている、スウェーデンボルグ。
日本では、オカルト的で神秘主義的なものは科学的でないとして、
一般的な論説の場から遠ざける傾向があるらしく、あまり知られていないようですが、
実家に数少ない彼の翻訳本があります。
学生の頃、少なくとも日本では有名とは言い難い"知の巨人"とは一体何者かと興味を抱いて買い求めたのですが、
内容をすっかり忘れてしまっていて、読了したかどうかさえ定かでないので、
帰省した際にでも持ちかえって読んでみようかと。
(ヨーロッパではゲーテやカント、ドストエフスキーに至るまで多くの人が影響を受けたと言われる18世紀の知の巨人。
 科学、数学、心理学、哲学にも精通し、アメリカの思想家エマーソンが北欧のアリストテレスと称したとのこと。
 そんな彼は、なんと現生の肉体を有したまま霊界とこの世を出入りしたという驚くべき体験を有していたらしく、 「スウェーデンボルグの霊界手記」という書物を書き残している。)


( ↓ ) " われわれが認識する物質世界は実在しない "
    そんな不思議な世界観をイメージさせるような映像。
    Beatlesのカバーですが、歌詞を変えてある。
    アレンジはオリジナルに忠実ですが、こんな秀逸なカバーはそうそうない、発見です。
Copernicus ("Because" by the Beatles)

( ↓ )これはバッキング・トラックを除いたヴォーカルだけのBeatlesバージョン。
   映像はやはり量子世界風のやつをクリップ。
   歪んだ時空に私たちが同化しているが故に気づかないといわれる、世界の空間構造を歌っているような気さえする。

Because the world is round it turns me on  世界が丸いから 私は心を奪われる

Because the wind is high it blows my mind  風が強いから 私の心は混乱する

Because the sky is blue, it makes me cry   空が青いから 私は泣きたくなる

Because by The Beatles

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ポールの歌う「今 ここ 」 ~ Here Today

2010年12月05日 | お気に入り♪(ビートリー)

秋の紅葉が終わり、街がXマス・ムードに色づき始めると、ジョン レノンの亡くなった12/8が近づいてきます。

以前、老境についての考察三部作、と半ばふざけてネーミングしたやつがありましたが、
人間誰しも、折り返し点である40-50歳を過ぎるころには、来たるべき「死」や「老後」について考えを深めていくようになるといいます。
   「
成熟の仕方 ~ 大海にそそぐ前の出来事」、
   「
タンホイザー序曲 ~ 大海にそそぐ前は静止系か」、
   「
大人は愉しい ~ 薄闇の向こうへの誘い

画家のモネが本格的にあの「睡蓮」を描き出したのは60歳近くになってから、だそうです。

以降、亡くなるまでの30年近く、ほとんど睡蓮の絵だけを描いたといいます。
自宅の庭にガラス張りのアトリエを建て、何枚ものカンヴァスや車輪付きのイーゼルを用意し、
朝から夕方まで刻一刻と移ろう水面の光や影を追い続けた。

仏教でいう、「仮観(けかん)」(お金は多ければよいし、土地は広い方がいいといったような現世の煩悩)だけではなく、
悟りの正体とも言われる「空観(くうがん)」(欧米の物理学者は量子論と仏教に接点を見出し仏教好きになる人も多いらしい)、
さらには「中観」(この世を幻と認識した後に自分の果たすべき機能を決め、他人にもそれぞれ機能があることを認識できる)
といったような世界観をどうやって、バランスよく自分の中に育てていくか。

60歳近く、会社員でいうと定年近くになって慌てて始めても、きっと遅いように思えます。
老いさらばえていく自分に嫌悪感を抱くようなことから比較的自由でいられるような感覚は、
今持ち合せている感覚の単なる延長線上にあるのではなく、
価値観のシフトを必要としそうですから、一朝一夕には身に付かないように思えます。

このブログでも、そのあたりの感覚を養い、価値観を拡げていくような内容の記事を取り上げていきたい。

( ↓ ) ポールが、40代になってジョン レノンを失った喪失感をつぶやくような語り口の小品にしている。
    身近な人間を失う経験の多かったポール、外交的でライトな印象が先行しがちですが、
    人生についての深い知見というか、意識の質感(いわゆるクオリア)が秀逸だと思う。

   Yesterdayを連想させるタイトル、
   そしてYesterday以来になるという弦楽四重奏とギターのみの伴奏による曲。
   プロデューサーにジョージ マーティンを迎えた、レコーディング風景や当時のインタビュー映像。

Paul McCartney - Here Today


 秋から冬へ、ピッタリの映像があったので併せてクリップ  

Here Today - Paul McCartney


And if I say, I really knew you well, What would your answer be?
If you were here today. 
Well, knowing you, You'd probably laugh and say that we were worlds apart.
If you were here today.  Uh, uh, uuuh, here today.
But as for me, I still remember how it was before
And I am holding back the tears no more. I love you.

What about the time we met?
Well, I suppose that you could say  that we were playing hard to get.
Didn't understand a thing, But we could always sing.
What about the night we cried?
Because there wasn't any reason left to keep it all inside.
Never understood a word, But you were always there with a smile.

And if I say  I really loved you and was glad you came along.
Then you were here today, for you were in my song.

「 今 ここ 」は過去の上に積み重なっているが、過去も未来も、意識のふるまいによって変えることができる。
オープン・エンドな、人間の意識の持つ偶有性は、今や科学的にも自明の道理。

クオリア(意識の粒)を磨き育てる道は続く。

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MY LOVE

2010年12月04日 | お気に入り♪(ビートリー)

アナハイムのディズニーランドだったか、
列待ちのなかでアメリカ人カップルの女性がMy Loveを幸せそうにハミングしてたのを覚えています。
キレイな歌声だった。

( ↓ ) レコーディング・バージョンより むしろこちらの方が好き。
    90年に続き、93年、2回目行った来日公演の頃のビデオ・バージョン。(そのうち削除されそうだ。)

   " ウォーウォーウォーウォー" ってところが、年代によって歌い方が微妙に変化してゆく。

 Paul McCartney ポール・マッカートニー MY LOVE

   90年、まだ学生だった頃、友人と大阪から上京して東京ドームへポールのコンサートを観に行った。

   その時、この辺りに住んでる人はいいなぁ、追っかけだってできるし~と思った。

   そして今、東京ドームまで電車一本で行けるとこに住んでいる。毎日通りもする。

   93年の来日時、妻とのはじめてのデートがポールのコンサートだった。

   2002年は、カミさんになった妻と一緒に行った。
   

どうでもいいことに気がついた。

うれしそうにプレミアム・モルツが映っているけど、普段飲むのは発泡酒。
" 発泡酒は値段が安いことから、中身も安いように思われがちだが決してそうではない "

なのに、外で飲む時、ホッピーはあってもメニューに発泡酒はないように思う。(気のせいかな。)
どうしてなのでしょ ?(・o・)?

( ↓ ) くじら好きな私。 これは「くじらのたたき」、珍しい。

 

( ↓ ) カブのソース。パルメザン・チーズが混ざっているので、あっさりしてるのにコクがある。ナイスである。

 

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ジョージ・ハリスン ~ The Inner Light

2010年11月14日 | お気に入り♪(ビートリー)

ヨガや瞑想を通して、立ち昇る意識のクオリア(質感)。

一リットルの脳髄内の活動によって生み出されているにもかかわらず、
無限定な世界へと向かい得る人間の意識。

世界中を飛び回っていると錯覚しつつも
実は狭い脳髄を一瞬たりとも離れない脳内現象としてこの世界にある人間の意識。

The Beatles *Inner Light* Indian Love Story

< 初稿 2009/5/20 >

静かなるビートル、とも呼ばれたジョージ・ハリスン。

このthe inner lightはとても地味な扱いを受けてるナンバーですが、
僕は大好きな曲です。
うまく表現するのは難しいですが、
夕映えの穏やかな空に、風や雲が溶け込んでいくような不思議な浮遊感を感じます。
ポールもいつだったか、”聴いてごらんよ。とても美しい曲だよ”と讃えていました。

音楽CDに関しては、海賊版というものを著作権の関係で目にすることが殆ど無くなりましたが、
You Tubeを見ていると、alternative mixやremixのバージョンが溢れていて、
中にはこれはいい!と唸ってしまうようなものがあります。
このthe Inner lightにも唸ってしまいました。

(オリジナルがさほど有名でないので、どこが?という人が多いと思います。
 ジョージはnowegian wood(http://blog.goo.ne.jp/lifelongpassion/e/40db5e05c3fd056e91d47dc37331fdb6
 のバックで、初めてロックにインドのシタールという楽器を取り入れたのですが、この画像で一緒に写っているのが、ジョージの友人でありシタール奏者の第一人者であったラヴィ・シャンカール氏です。)

いまでこそワールド・ミュージック系の音楽が当たり前になっていますが、
オリジナルは数十年早過ぎた感じがあってもったいない気がします。

The Beatles - The Inner Light - Remix


もひとつ、エリック・クラプトンのギターなんかが入るオリジナル完成前の
アコースティックな"While My Guitar Gently Weeps"を。
(このバージョンは、アンソロジーなんかで公式発売されてしまってますが、
初めて聞いた時は、(かなり寂しい感じはしますが)こっちの方が原曲の美しさがそのまんま、でいいと感じたものです。

"While My Guitar Gently Weeps" George Harrison Lyrics Chords


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君はいずこへ

2010年11月11日 | お気に入り♪(ビートリー)

ブログに書いてるよなことは、内容にもよりますが、ダイレクトに普段の会話の中であんまり喋ったりはしない。
だって、少しヘンでしょ、生命哲学や時空や、好きな音楽や詞についてばかり日常生活で喋ってるって。
(ゴルフに関しても当然だれかれ構わずに熱心に話すことはしない、相手を選びますし。)
普段は仕事してるし、家族もいるし、日常生活的にはいくらでも他に話すことがある。

ジョン レノンがアスコットの自宅の庭に紛れこんできた熱心なヒッピー風の若者に向かって、
" 歌をきいて、オレのことを分かったなんて思うな。
 オレが普段、話してるのは、今日はいい天気だな、とか、今日は快便だった、とかそんなことだ。
 夢にだけ生きてるようでは おしまいだ。"
 みたいなことを諭すように語っているシーンを観たことがあります。
(その後、さぁ中に入れ、と言って汚い格好の(だけど眼のキレイな)若者に、温かいミルクか何かをふるまうのです。 涙。)

でも、日常生活を送っているだけでは、思いを至さない所って沢山あると思うのです。
そういうところを掘り下げたり、書き留めたりしながら、
こんなことを考えていたのか、って自分で自分のココロや考えの輪郭のようなものに気づくこともしばしば。

以前何度か取り上げた吉本隆明さんに眼を開かされた言葉があります。

わたしはふと気がついた。
じぶんの周囲には、あまり じぶんの同類はみつからないのに、
書物のなかにはたくさんの同類がみつけられるというのはなぜだろうか。
ひとつの答えは、書物の書き手になった人間は、じぶんと同じように周囲に同類はみつからず、
また喋言ることでは他者に通じないという思いに悩まされた人たちではないのだろうか、ということである。

もうひとつの答えは、
じぶんの周囲にいる人たちもみな、じつは喋言ることでは他者と疎通しない、という思いに悩まされているのではないか。
ただ、外からはそう視えないだけではないのか
、ということである。

後者の答えに思いいたったとき、わたしは、はっとした。
わたしもまた、周囲の人たちからみると思いの通じない人間に視えているにちがいない。
うかつにも、わたしはこの時期にはじめて、じぶんの姿をじぶんの外で視るとどう視えるか、を知った。
わたしはわたしが判ったとおもった。
もっとおおげさにいうと、人間が判ったような気がした。

ブログに書くことは、普段あんまり表明することの少ない、それでいて、自分の頭をよぎっている、
どちらかというと私秘的な思いやアイデア、なんかがどうしても中心になってしまう。
誰にだって、そういう別世界のような小宇宙のようなモノがあると思う。


日常生活とはちょっと離れた隠れ家で独り、自由に思いつくまま好きな話しを書き下ろしているような感じ。

~ 現実は、私たちの生存を支える不可欠な条件である。
  しかし、仮想が現実に比べて劣るというのでは決してない。
  モーツァルトやアインシュタインといった創造的な天才の中では、
  むしろ仮想が現実よりも魂に近かったのではないか。( 茂木 健一郎)


それだけに、あんまり通じないかもな、って話が通じたひとが、居なくなるって淋しいものです。それも突然に。どして!?

ビートルズはもはや私にとっては単なるLove songではない。
Loveってのが、愛すべきもの、もっと広義なものになっている。

 Love has a nasty habit of disappearing over night、
~ 空虚な無常観をサラりと調べに乗せた名フレーズだと思う。 

 Beatles Song lyrics slide show: I'm Looking Through You

(↓)この曲のTake1、映像もいいけど、
   生ギターが緩やかなテンポで絡まるところとか、穏やかな木漏れ日のきらめきのようで極上の美しさ。

The Beatles - I'm Looking Through You (Take 1)

 

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龍は傷を舐めて直す ~ somebody who cares

2010年11月05日 | お気に入り♪(ビートリー)

知らんぷり、いわゆる不作為の罪、みたいなものに遭遇するとめげるな。

でも、慇懃無礼な世知辛さってのは、誰にでも起きることだから。

今日は三匹のドラゴンの、気の優しいやつに傷を舐めてもらおう。
繊細なリコーダーやスパニッシュ ギターの音色が、傷にやさしく絡まって、ドラゴンは元気を取り戻す。

Paul McCartney - \"Somebody Who Cares\"

When your body is coming apart at the seams  身体の関節がばらばらになってしまうみたいで
And the whole thing's feeling low,               何もかもがイヤになってしまう時
You're convincing yourself  that there's nobody there, I know.  誰も味方なんかいないような気持ちになるよな
I know how you feel.  わかるよ その気持ち
Like somebody has taken the wheels off your car,  誰かが 君の車から車輪を取っ払うようなことをして
When you had somewhere to go.             行かなきゃいけない場所があるのに             
Well, it's annoying, Not going to get very far, I know.  迷惑な嫌がらせだ、これじゃ遠くへも行けない
But somebody cares.                         でも、誰か気にかけてくれる人もいるもの
There's always someone, somewhere, You should know by now,  いつだって どこかに誰かいるもんだ、気づくべきだよ
Always somebody who cares.                          いつも気遣ってくれる人がいることに
It's happening day in, day out,  Well, you know by now,  明けても暮れても 起きることだから、もう分ってもいいだろ、 
Always somebody who cares.         味方はきっといる
If you don't know it, How will it find you?    君にも分らないのに、どうやって君を見つけるんだい?
How will we know your whereabouts?      君の居場所をどうやって知ることができるんだい?
But I know how you feel.              でも、どんな風な思いでいるかわかるよ


あー、ちょっとココロが軽くなった。写経みたいなもんですな、これ。
ありがと、ポールさま。

龍 〆

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クオリア賛歌 ~ ハートの女王と踊ってよっと♪

2010年11月04日 | お気に入り♪(ビートリー)
ブルース リーのEnter the Dragonのオープニング・シーンを観てると、こんなセリフが出てきます。

" 考えるな、感じとれ。
 それが月への道を指し示す指となる。
 指先に気持を集中しなければ我々の目指す栄光の地には到底行き着くことができないんだ。 "

ドラゴンへの道、月への道、、

そして " 意識の中に宿した三匹の龍"が、三つ又の竜巻のように螺旋を描きながら立ち昇っていくイメージ、、、

つながったぞ、
頭の中によく浮かんでは口ずさむことの多いこの歌の世界にぴったり。

これは、意識の中のクオリア賛歌だったのか。 ← 今日はゾーンに入ったひとり言になってるので、わかってもらおうとは思ってませぬ。

私好みの低音部のきいたピアノをフィーチャーしたインスト曲のエンディング近くになって、歌が出てくるのですが、
すごく詩的で、つぶやくような心象風景が、なぜだか感性にすごくマッチするのです。

I'm gonna fly to the moon 、Check in outta space
月へ飛んでって、 異界にチェックインを済ませよう
Find me a suitable plot、Build myself a place
ピッタリな企てを見つけたら、 自分の居場所をつくるんだ
There I will stay  For a year and a day
そして 僕はそこに滞在する 一年と一日のあいだ
Until the cares of my life blow away
人生の心配事が吹き飛んでしまうまで
And I will dance to a runcible tune 、With the queen of my heart
そして 僕は
三つ又に分かれた音楽に合わせて踊る  僕のハートの女王と一緒に...
Paul McCartney - Heather

このRuncibleっていう言葉、聴き取れずに、
勝手に Dance to a roam simple tuneっていう風に口ずさんでた。
文法的にはメチャクチャだけど、、
" さまようシンプルなチューンにあわせて踊る"ってシュールな感じがする。

(↓)イギリスの作家Edward Learが、「The Owl and the Pussycat 」で使った造語のよう。
  

“Runcible spoon” was created for The Owl and the Pussycat by author Edward Lear. He had no particular meaning for the word runcible – Lear also referred to “a runcible hat,” a “runcible cat,” a “runcible goose” and a “runcible wall.” But since it has entered somewhat common vernacular, “runcible spoon” sometimes refers to a grapefruit spoon, a spork, or a sort of flattened ladle (which is what it looks like in the illustration that accompanies the poem).

(↓)「The Owl and the Pussycat 」の詩的な映像をおまけで。

The Owl and the Pussycat FULL VERSION


龍 〆

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僕の虚像

2010年10月25日 | お気に入り♪(ビートリー)
ポリカラスでふざけてみたのはいいけど、ちょっとした自己嫌悪。
なんだか、バカやったかなぁって感じで。

明るい落ち込み方、っていうのもあるのです。
元気な自分でない、もう一人のだめだめの自分が顔を出した時は目をそむけず、
あぁ、そんな自分もいるなぁ、って見てればいいのだ。

ちょっと、しょぼん、って時に聴くポール、やっぱりお手本。

Paul McCartney - My Brave Face (live '1990)
 
I've Been Living In Style、Unaccustomed As I Am To The Luxury Life.  贅沢で僕にはなじまないライフスタイルで暮らしてた
I've Been Hitting The Town And It Didn't Hit Back.        都会には期待したけど、応えてはくれなかった
I've Been Doing The Rounds 、Unaccustomed As I Am To The Time On My Hands. 
持て余した時間を、慣れないままに ぶらぶら過ごしてる
Now I Don't Have To Tell Anybody When I'm Gonna Get Back. もう いつ帰るとか誰にも言う必要さえなくなった
Ever Since You Went Away I've Had This Sentimental Inclination Not To Change A Single Thing.
君が行ってから センチメンタルな気分になってしまって 何にも手がつかないや
As I Pull The Sheets Back On The Bed I Want To Go Bury My Head In Your Pillow.
ベッドのシーツを整えながら、君の枕に顔をうずめてしまいたくなるんだ
Now That I'm Alone Again, I Can't Stop Breaking Down Again,  また 一人ぼっちになっちまった、 また滅入った気分になるばかりだ
The Simplest Things Set Me Off Again  And Take Me To That Place 
単純なことが また僕をひっぱがして いつもの場所に連れ戻すんだ
Where I Can't Find My Brave Face        そこには 勇敢で華やかな僕の顔なんて見つからない
My Brave 、My Brave 、My Brave Face 、          勇ましくて 華やかなのは、僕の虚像
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ポールの最新曲 再び ♪

2010年10月19日 | お気に入り♪(ビートリー)
年初に採り上げたポールの最新曲「(I want to )Come Home」
音圧が高いのをたまたま聴いて あらためて凄い曲だと感じ入りました。
まさしくAwesome Song、震えがくる。

I taught myself to believe  Every story I told / 自分の物語を信じようと必死だった

Came so close   To the edge of defeat / ぎりぎりだった、敗北の一歩手前
  
                             


最初に聴いた時 あまりの感動なのに吐き出し所がなくて、思わず歌ってしまったほど。

CD発売が無く、歌詞にお目にかかることが無いので即興でつけた拙訳ですが再掲載しておきます。

I Want To Come Home, Paul McCartney 2009

For so long  I was out in the cold                       長かった 寒さに耐えながら          
And I taught myself to believe  Every story I told             これまでの人生の物語を信じようとやっきになってた
It was fun hanging onto the moon   Heading into the sun  月にしがみつきながら 太陽を目指すなんておかしな話
But it's been too long   Now I want to come home              長かった もう家に帰りたい
Came so close   To the edge of defeat                     ぎりぎりだった 敗北の一歩手前
But I made my way in the shade   Keeping out of the heat  ぼくの行く手には暗い影が覆い 温かさも失った
It was fun shooting out of the stars   Looking into the sun  星たちから逃がれて 太陽に向かうなんておかしな話
But it's been too long    Now I want to come home               長かった もう家に戻りたい
Home where there's nothing but sweet surrender               故郷、そこにあるのは甘美な従順
T
o the memories from afar                             遥かな思い出に身をまかせる
Home to the place Where the truth lies waiting                 故郷、そこには真実が待ち受けている
We remember who we are                              いったい僕らは何者なのかを思い出させてくれる
For too long  I was out on my own                       長かった ぼくは自分を見失っていた
Every day I spent trying to prove  I could make it alone         毎日 なんとか自分の力を証明しようとしていた
It was fun hanging onto the moon  Heading into the sun     月にしがみつきながら 太陽を目指すなんておかしな話
But it's been too long  Now I want to come home         長い歳月だった もう故郷に戻りたい
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Sally Gの訳

2010年10月13日 | お気に入り♪(ビートリー)
これまたマイナーなシングルB面曲なのに、お気に入りのサリーG 。

エンディングが決まってる。

ラストでの
” Take a Chaps、Sally G ” 
(チャップス(カウボーイ・ブーツ)を忘れていくなよ、サリーG )って台詞、

曲が終わったかと思ったら、
さよなら代わりに、"コンコンコン"って、ギターのボディを叩いて鳴らす。

粋だねぇ~。

" G " の意味は最後まで分らずじまい。( GoodでなければGolfyのGのわけでもなく…)
Paul McCartney & Wings - Sally G (1974)

ネットにもないので、適当に訳をつけてみた。きっと、こういうの 探してるひともいるでしょ。

Sowhere to the south of New York city    ニューヨークの南に
Lies the friendly state of tennessee,      人懐っこいテネシー州が拡がってる
Down in nashville toen I met a pretty     ナッシュビルのほうへ下っていくと いい女に出会った
Who made a pretty big fool out of me.    そして彼女はオレをいいカモにしてくれたのさ

And they call her sally,                         彼女はサリーって呼ばれていた
Sally G, why d'you wanna do the things you do to me?   サリーG、おまえはどうしてそんな仕打ちをするんだい
You're my sally, sally G                         あぁ、オレの、サリーサリーG
Took the part that was the heart of me, sally G.        オレのハートを奪っていった憎いやつ、サリーG

The night life took me down to printers alley,          夜になってプリンターズ通りに繰り出すと   
Where sally sang a song behind a bar.              サリーがバーの片隅で歌っていた
I ran my eyes across her as she sang  ”tangled mind",   " もつれた心" を歌う彼女に見とれては
I used to love to hear her sweet guitar.              彼女の甘いギターを聴くのが好きだった       

Me and sally took up,                         オレとサリーの生活が始まると                
Things began to look up,                       何もかも順調に行き出し
Me and her were going strong.                   サリーとの絆はどんどん強くなった
Then she started lyin',                         でも彼女が嘘をつくようになって
I could see our love was dyin'.                     愛情が消え失せていくのが分った
I heard a voice say, "move along, move along"       " ここから立ち去れ"って声が聞こえたのさ

Well now. I'm on my own again,                  そうして、オレはまた孤独になった
I wonder if she ever really understood.               彼女は本当に分ってたんだろうか、
I never thought to ask her what the letter "G" stood for,  サリーの"G"が何を意味するのか、彼女に聞きはしなかったが
But I know for sure it wasn't good.                確かなのは" good "の " G " ではないってこと。

コメント (2)
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サプライズ、サプライズ ~ レディ・ガガ

2010年10月09日 | お気に入り♪(ビートリー)
ジョン レノンの生誕70年ってことで、ニュースがいろいろ出てるなぁ、って見てます。

ヨーコさんてもう80歳近いんでないの!? サプライズ。。

レディー・ガガとオノ・ヨーコが共演!強烈なツーショットが実現 - goo 映画



~ ガガは以前オノ・ヨーコが暮らすニューヨークのダコタ・アパートを訪れた際に、
   亡き夫ジョン・レノンのピアノをガガが演奏している写真を二人の息子であるショーン・レノンがツイッターに掲載し、
   ジョン・レノンのファンからの抗議が殺到したことがあった。
   今回のコンサートもレノン一家とガガとの親交から実現したものと思われる。 ~

ジョン レノンがエルトン ジョンと共演したSurprise suprise
Sweet as a smell of success、 Her body is warm and wet
って始まって、
サビですとんと急にメロディアスになる。
John Lennon & Elton John - Surprise, Surprise (Sweet Bird of Paradox)


がお~、。 朝からやばいな、これ。。
約4千万回も再生されてる、、ジョン レノンもバンド名に使ってた、プラスティックな感覚。
ジョン レノンの言葉を借りれば、I was blind she blew my mind って感じ、
コラボや交流が目覚めさせる新しい感覚。

Lady Gaga - Paparazzi
 

(↓)これ、すごい、驚いた(@_@)。サプライズ、サプライズ。

グレイソン君 レディ・ガガの「パパラッチ」天才少年.flv


車犬でなくて、車ドック、に行ってきます。わんわん。
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狂気のファンタジア

2010年09月23日 | お気に入り♪(ビートリー)
シューマンが見せたような、狂気がなせるファンタジア、がここにもある。

宇宙へ向かって、ぶっ飛んでいる感じがする。
そして最期にブラックホールの混沌を抜けたら、そこはパラレル・ワールドだった、
みたいな終わり方。

Music Video: Being For The Benefit Of Mr Kite! by The Beatles

ハニー、連れ戻しておくれ、って歌うのはポール。
The Beatles-Can You Take Me Back (White Album Outtake)
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