フライデーナイトファンタジー/ピエール・ポルト・オーケストラ
そして、夕刻から都会のイルミネーションが眩しい夜へ。
10cc - City Lights
( ↓ )これは有名なクアラルンプールのペトロナス ツインタワー。
おっ、ちょっと話を脱線させますか。


出張で新商品のフィールドテストに行った場所。
無事任務を終えて、昼間このタワーの前で、
カメラを持って佇んでいると、短時間の間に次から次へと怪しい人たちに声をかけられました。
<1人目(1組目)>
インド系の目鼻立ちのはっきりした中年の性格のよさそな美人。

噴水を眺めながら、腰掛けていると、" 日本から来たのですか"。
(いかにもって感じの分りやすいマレーシアン・イングリッシュでしたけど。ボルネオから来たようなことを言ってました。)
話は弾んで、そのうちお互いにファーストネームで呼び合うように。
(名前は忘れてしまいましたが、仮にここでは、アンヌとダン、ということにしておきましょう。(・・?))
なんでも横浜にアンヌの友達が住んでいて、淋しい、って手紙を寄こすらしい。
"ダン、埼玉って横浜の傍なの?"
" アンヌ、近いと言えば、近いけど、車で2時間くらいはかかるよ。"
" 近いじゃない、ダン!"
" あなたのような人が日本にいると安心すると思うから、是非会ってあげて。"
" う~ん、今はこうしてるけど、日本に帰ったら仕事もあるし、なかなか思うようにはいかないと思うよ"
" もう、ちょっと詳しく話をしたいわ、
私 ここで友達と待ち合わせしてるんだけど、友達が来たら、ランチでも一緒にどう、ダン? "
(遠くから、手を振りながら友達登場。
アンヌは、僕のことを紹介している様子。登場した友達を、そうだなぁ、仮にヌーと呼ぶことにしよう。)
(ヌー)" ハーイ!ダン!(親しげに腕を絡ませてくる…。)"
(アンヌ)" ダン、それじゃあ、ランチでも食べながらゆっくり話しましょう。"
(アンヌ)" ダンはとっても いいひとなのよ "
(ヌー) "いきましょ!ワタシおなか空いてるの。何をご馳走してもらおうかな~"
(やべぇ、ヌーを見た瞬間にバタ臭いと思ったが、こいつら詐欺コンビに違いない。。)
(ダン) " あ、用事思い出した! 一旦、ホテルに戻らないといけないんだった。
ランチ食べてる時間がもうないや。。さよなら。"
2年以上前の話なので、ちょっと脚色入ってるかもしれませんが、こんな感じ。
<2人目>
というわけで、噴水の前を後にして、タワーの傍の公園のベンチでガイドブック見ながら、やり過ごし、
おじさんよろしく、ゴルフスイングの真似ごとをやってると、
今度は、バブリーな時計やネックレスをつけた体格のいいオシャレなお兄さん出現。
ゴルフ(スポーツ)を愛する気持ちは国境を越える。

" ジャンボOzakiを知ってるか?"
" オレの友達はOzakiの知り合いで、マレーシアのツアープロだ。"
" 車ですぐだから、紹介してやるよ。"
もちろん、ノーサンキュー。(-"-)
" わかった" (意外に理解がいい、さすが紳士だ。)
" ここで出会った、友情の証に、おまえの被っているその帽子をオレにくれ。"
(ー_ー)!! ( なんで、この暑いのに、おまえに帽子をやらんとアカンねん。。)
もう、こんなとこに居るのはよそう、と思ったら、対岸を歩くアンヌとヌーが手を振っている…。 (-_-メ)
<3人目(3組目)>
あー、もういやって気になって、
そそくさと、そこを抜け出すと、今度はイスラム装束をまとった体格のいいお兄さん方が、
" おまえは幸運の星の下に生まれた、いい顔の相をしている。
おれたちはstorytellerだ、おっ、そのホクロ、聖なるホクロだ、いいぞ。"
と まとわりついてきた…。
勘弁してくれ~!って、シェラトンホテルのカフェに逃げ込んで一息ついてから、
夜の帰りの便までたっぷり時間がありましたが、空港のラウンジでゆっくりすることに。
半分 仕事入ってましたけど、いいとこでした。
ラウンジの大きな窓からは滑走路が見えるし。
中央の透明な円柱形の小型エレベータで上がると、

シャワーも使える、ラウンジのメニューは食べ放題、

ここはスタッフの応対も良くて、気持ちよく、のんびり過ごせました。

クアラ、万歳。