ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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May the Force be with you.(フォースとともにあらんことを)

2014年11月02日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

ゴルフスイングのかけ声としては、″ちゃーしゅーめーん”が有名だが、
私にはオリジナルのwordingがなかった。
「右、胸、ロック」とか、「右、腕、返し」とか、その時々で工夫し、適当なwordingを探していたのだが、
とうとう結論に行き着いたのかもしれない。

 

May the Force be with you.
(フォースとともにあらんことを、フォースのご加護がありますように、フォースとともにあれ。)

ゴルフにも、能や武道と同じように、
「人間世界に自然や異界の力をおろしてきて制御する技能」といった発想があってもよいのに、
と思っていましたが、それを体現するような言葉です。

(ゴルフでもいいんです ~ 自然力のおろし方
[2014年8月/Part2] やっと分かった! 左手首の角度をキープして緩ませない。(久しぶりのマスカラス)
骨ストレッチのゴルフ ~ ゴルフの真髄へ

ゴルフの変容 ~ ターゲットゲームから「仲間を増やすゲーム」へ

ダウンスイングで左手首を解かずに、左手首の縦のコックをキープして振ると、
遠心力や「圧倒的な勁(けい)のエネルギー」を引き出す骨使いのコンビネーションが生まれることに気づいたのですが、
ヨーダが語る”Force(力)”という言葉には、単なるパワーではない本当の強さを感じるのです。

" May the Force Be with You " と唱えながらスイングすると分かりますが、適度なタメが生まれるリズムです。
打ち急ぐリズムにはなりません。
自然の力をたずさえながらプレーすることを、言葉に出して確認する。

You must feel the force around you,
Here,between you, me,
the tree and the rock, and everywhere (Yoda)

ルークが ″You want the impossible" って吐き捨てるように行った時のヨーダの悲しそうな顔が印象的です。
ハン・ソロも、フォースを信じるどころか笑いものにすらしていたのですが、
エピソード4のクライマックスでルークがデス・スター攻撃に向かう際、この言葉を用いてルークの幸運を願った。
Feel the Force スターウォーズ伝説のすべて

Force、というのはスターウォーズの中でキーワードのように、いくつも形を変えて出てきます。

The Force is with you, always.
「フォースはお前と共にいるのだ、いつだって」

さて、「旅人の心得」の田口ランディさん、(Hope For The Future (未来への希望)
すばらしい書評を見つけました。
実際に本を読みすすめていても、マクロ世界もミクロ世界も量子論の対象になるとみなした科学者のノイマン、
ヨーロッパの知性の巨人である二人のエマニエル(カント、そして私も興味を持っているスウェーデンボルグ)、脳機能学者の苫米地英人さんとのインタビューまで、多岐にわたる取材のもとに書かれていて興味深い内容です。

 

「マアジナル」をフィクションだとすると、この「アルカナシカ」は(便宜的に)ノンフィクションとされています。ただ、二つの本を読むと、フィクション世 界はノンフィクション世界を侵食して、ノンフィクション世界はフィクション世界へと侵食しています。ふたつの作品は一つの明確な境界線で仕切られるもので はなくて、分けようとしてしまう線引きや行為そのもの自体に、大きな問いをつきつけてくる本でした。 

小林秀雄が「信ずることと知ること」について語っている文章が引用されます。
『不思議を不思議と受け取る素直な心が、何と少ないかに驚く。』
『科学は、この持って生まれた理性というものに加工をほどこし、科学的方法とする。計量できる能力と、間違いなく働く智慧とは違いましょう。学問の種類は非常に多い。近代科学だけが学問ではない。その狭隘な方法だけでは、どうにもならぬ学問がある。』
まさにこの態度こそが、一本の強い縦糸としてこの「アルカナシカ」の世界観を貫通しています。 

理性や知性の限界を考えた大哲学者であるカントは「あなたがそのように見るから、そのような現実である。」と指摘しました。このことは、認識論における「コペルニクス的転回」と言われ、ドイツ観念論哲学のはじまりとされています。その壮大な学問のきっかけになったのは、カント自身が神秘思想家スウェーデンボルグの幻視体験が持つリアリティーに圧倒され、自分の理性が揺らぎ、日常の崩壊を疑似体験したからではないかと、この本で語られています。

そのように認識や理性の限界を丁寧に踏まえ論証した上で、物質とエネルギーに次いで、近代科学が扱う重要な第三の存在としての「情報」も話題の中に取りこまれていきます。この射程の広さには脱帽しました。本書では述べられていませんが、おそらく物理学者マクスウェルが提唱した「マクスウェルの悪魔」という思考実験の知識も根底にあるのだろうと思います。(物理学にとっての観測問題(<見る>行為)を通じ、量子論、統計力学、熱力学だけではなく、<情報>の概念が導入された。ビットなどのメモリー(記憶)とエントロピーやエネルギーとの接合が行われるきっかけになった思考実験。)

最後は、ランディさんのシンクロニシティー(=意味のある偶然の一致)を読み手も追体験しながら、占星学という大宇宙とこの生きている世界との相応の関係へと話が展開されていきます。
まさに、カントの墓に記されている「我が上なる星空と、我が内なる道徳法則、我はこの二つに畏敬の念を抱いてやまない」(『実践理性批判』)を時空を超えて追体験しました。

高度な哲学的で形而上的な問題を、この世界の神秘や不思議さと織り交ぜながら、圧倒的な筆力で文章が展開していく様は圧巻でした。なかなか類書がない稀有な本だと思います。
(amazonの書評から)

「フォース」の使い方の指南を求めて読んだこちらは、
行間がラフで、「アルカナシカ」のような何度も参照したくなる濃密さや情報量に及ばない。
仕方ありません、
「フォースの使い方」というのは、丹念に指南を求めながら、
ああでもない、こうでもない、と累々と型を繰り返し、その感覚を求めていくしかないのです。

ヨーダも右手をかざしてフォースを使っていましたが、
似ている。- ドライビング・レインのジャケットでは、左利きのポールが右手をかざしています。

 

 Paul McCartney: Driving Rain: Heather

真っ暗な画面が続きますが、CDなんかで聴くよりも音が粒だっている。
フォースを感じる音楽。

音速を超えて宇宙を突き進んだら居場所が見つかったよ、みたいな感じで、
2:35過ぎになって突然顕れるかのような小唄が秀逸。

I'm gonna fly to the moon   月へ向かって飛んで
Check in outer space       外界の宇宙にチェックインする
Find me a suitable plot      ピッタリな計画を見つけたら
Build myself a place         居場所を作ろう

There I will stay for a year and a day  そこに僕は滞在する 満一年が過ぎるまで
Until the cares of my life blow away  人生の心配事が吹き飛んでしまうまで
And I will dance to a runcible tune   そしたら三叉に分かれたチューンに合わせて踊ろう
With the queen of my heart        僕のハートのクイーンと一緒に

しばらく触っていないピアノだが、フォースの旋律をなぞってみたくなってきた。 

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