ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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原のようなホームラン打者ですら丁寧にスイングする

2015年03月28日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

あの原辰徳ですら、力まかせにスイングしたりはしない。

むしろ丁寧なゴルフスイングだ。

プロ野球選手のゴルフスイングといえば、
ドラコン選手権やオフのバラエティー番組での緩いスイングをイメージしがちだが、ちがう。

真似たい。 その安定感や存在感、弱さに立ち向かい、プレーの主となる力。

パワーがあるからホームランバッターになれるというわけではない。

ボールを遠くに飛ばせるバッターに共通する左手(引き手)の使い方を熱く語る部分(4:30過ぎ、そして5:20過ぎ)が白眉。

骨ストレッチのゴルフ ~ ゴルフの真髄へ」で言ってることに似ている。

 

このドキュメント映像をみると、いかに原がホームランを打つのに左手の使い方を大事にしていたかが分かる。

(それに原辰徳という選手は、ONの残像を背負ってプレーせざるを得ないという理不尽に苦しみながら、
 周囲の身勝手な期待にも応え、心ない野次や罵詈雑言にだって耐えてみせた。
 若大将とかプリンスのイメージがあるが、実は引退するまでの何年ものあいだ不遇にも耐え抜いた。お手本にしたい。)

左手首を支点にして、体力や筋力頼りでは生み出せないフォースを生む。
原がホームランを打つ時の腕捌きがお手本になる。

原辰徳「元のグリップでやってみよう」

頭でほんとうに、ちゃんと納得しておかないと、
バランスを失くすほどに力が入ってしまうという愚をくりかえしてしまう。

ゴルフダイジェストのこの記事、いいじゃないですか。(2014.11.18号)

 飛ばしの結論、大事なのは「ミート率」です。

ミート率、って最近の練習場にある計測器でも測定できたりします。

ヘッドスピード(m/s) × ミート率 = ボール初速、なので、

ヘッドスピードをいかに効率的にボール初速に変換できるか、いかにスイングのエネルギーを飛ばしに活かすことができているか、
というのを図る物差しになります。

だいたい、

通常(アマチュア)       1.35~1.39

プロ・インストラクター    1.40~1.45

だそうです。

アダム スコットが日本に来た時にヘッドスピードを計測したら、52m/sと日本人プロとさして変わりない数値だったのに
ボール初速が80kmとずば抜けていたらしい。
ヘッドスピード(52m/s) × ミート率=ボール初速(80m/s)だから、ミート率は1.54にもなる。

ちなみに、

ドライバーの飛距離(y)=ヘッドスピード × ミート率 × 4 (つまり、飛距離はボール初速の4倍。)

ということなので、

ヘッドスピード 45m/s ミート率 1.3  45×1.3×4=234

ヘッドスピード 45m/s ミート率 1.4  45×1.4×4=252

同じヘッドスピードでもミート率のわずか0.1の違いで、飛距離は18Yも違ってくる。

252Yを飛ばそうとして思いっきり振り、ミート率が1.3まで下がってしまった場合には、必要なヘッドスピードは48.4m/sにもなってしまう。

ミート率を0.1向上させるのと、ヘッドスピードを3.4m/s速くするのと、

どっちが飛距離を伸ばし、上手なゴルフをするための現実解かを少し考えてみるとよい。

( ↓ ) ゴルフクラブの広告や宣伝をしょっちゅう見てる方なら、おおよそ理解しているはずだが、あらためて飛びの3要素について。


適正な打ち出し角と、適正なスピン量を得ることができれば、
あとはボール初速をいかに上げていくかが勝負となる。
そして、ボール初速を上げるためには、ミート率の0.1にこだわればよいのだ。
(ヘッドスピードが45m/sあれば、45m/s × .0.1 × 4 = 18Yも飛距離が伸びる)

そう考えると、スイングやミートを崩す無駄なマン振りが、いかに愚かなことなのか、いい加減 気づくことができる。

 このことは、覚えておいたほうがいい。

ホームランバッターが、いかにしてホームランを打っていたかを。

  

 

(ミート率って名前がついてますけど、ヘッドスピードを効率的にボール初速に変換しているかどうかを数値化しているだけだ。

 芯で当てる技術を向上させる以外に、ミート率を上げる方法は他にもあるということだ。)

 

先日TVで坂東玉三郎さんが、「身体だけではなく空気を動かす」と言っていた。

時空を変容させる技法を追い求めている(「倍音声明」体験へ)ので、
「空気を動かす」という世界観に、ビビビときた。

女形であればこそ、僅かなニュアンスの違い、
それこそ0.1のレベルの僅かな違いこそが、世界を変容させることを分かってらっしゃるのではないかと思える。

 

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