ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

花咲く春に会う。(2018年3月 / 2度目の入院へ)

2018年03月11日 | いいことも起きるにきまってる旅行記

初夏から続いていた経過観察でしたが、
腫瘍マーカー(CEA値)が徐々に上昇してきたため、先日はじめて髄液検査というものを体験しました。

”意識の中で志向されるものは、「一リットルの髄液」内の活動によって生み出されていて、
人の意識は世界中を飛び回っていると錯覚しつつも実は狭い脳髄を一瞬たりとも離れない脳内現象としてこの世界にある。”
と茂木健一郎氏の本で読んだことがあって、髄液検査という言葉に少々恐れをなしていましたが、

(若冲の雀 ~ 一リットルの脳髄)
検査で採ったのはわずかに10cc。
しかも、髄液は再生産されて、一日に500ccの髄液が入れ替わっているのだとのこと。
”別に恐れをなすほど、大事な貴重なものを取られるというわけでもなさそう"に思えたのですが、
局部麻酔をして腰骨の辺りから採取する際に、神経に触ると痛いと聞いていた通り、
検査中に一度、左足の太腿辺りにビクン!と衝撃が走りました。

肉離れか腱断裂でも起こしたかとびっくりしましたが、
痛みは一瞬で、尾を引くということもなく、検査終了。

およそ一週間を経た3月9日、癌細胞は髄液から検出されなかったという結果報告を頂いて、
ひと安心ではありますが、
新しい薬(血管新生阻害剤)を追加投入することが決まり、数日から一週間程度入院することになりました。

( ↓ ) 検査結果を聞いた日は、三寒四温の春曇りの季節。

「花咲く春に会う」花が咲く春のように、ふさわしい時にめぐり合って世に出る)という言葉があります。
種は、土の中に潜っていて、周囲の種が芽吹いていることなんて分からないはずなのに、
揃ってふさわしい季節に芽吹き、花を咲かせる。

春は雨も運んで来るけど、それは明るくて温かい季節へと向かう吉兆でもある。
前回の入院の時そうしたように、入院する自分を景気づけようと、
2020東京五輪のポロシャツを買い求めました。
(もともと入院時に着るTシャツを、と思っていたのですが、
計画中の初夏のイギリス旅行に着ていけるなぁとか横道にそれたことを考えていたら、
ポロシャツを買ってしまっていました。
今年2018年の6月で癌から帰って来て丸5年ですから、
7月に予定しているイギリス旅行は、
そこからの再出発でもあります。
2020で終わり、ではありませんが、ラップを切って、
7年目の2020年までをしっかり過ごすことを心がければ、より生は充実するはずでもあります。)

 

そして、2018年の3.11は、あれから7回忌の日。(梅が清々しく香る頃)

前日には浅草寺を訪れ、その後北上して、清らかな梅の香りを偲ぶ。

( ↓ ) いつもの雷門ではなく、かつては随身門と呼ばれた二天門から本堂へと向かう。
(どこか”髄液”っぽい。)
ちなみに、雷門の正式名称は「風雷神門」というらしい。
(浅草寺の護法善神(仏法を守護する天部の神々)は水を司る龍神とのこと。)

 ⇒ 浅草寺について詳しい:http://www.senso-ji.jp/guide/guide11.html

本堂天井の怖そうな龍を寿ぐのは天女。(性別不明)

( ↓ ) 浅草寺といえば、雷門や仲見世、本堂ばかりだったような気がする。

浅草神社を意識したことがなかった。

( ↓ ) 花柳寿輔という人は、日本舞踊花柳流の初代家元で、
江戸時代から明治時代にかけて歌舞伎界の中心的役割を果たした、とのこと。
句碑「雷は田町をよけて鳴りわたる」の横で芽吹いている、春の瞬間の柳に出逢えた。
花ではなく柳だが、まさに「花咲く春に会う」的だ。

浅草寺を守護する龍神を詣で、雨風をもたらす春の龍の背中に乗ったかのように北上して家まで帰ってきました。

春の嵐の後、いつもの道から、清らかな香気に包まれて光り輝いているかのような梅の様子が見える。

あらためて、梅のかいな(腕)の美しさに気づいた。

花嵐という言葉が、桜の為だけにあるものではないことにも。

 

周囲と違っている梅の姿を見つけた。

白梅でも紅梅でもない。
花の半分だけ、紅が差している者。
花びら全体を紅色に染めたが、ついている枝の中で、ただ一輪の紅になっている者。

イングリッシュマン・イン・NY的な梅。(エイリアンだったか)

 

 そして「花咲く春」は桜にも訪れようとしていた。

さて、

毎年飾っているPOLUSのカレンダー、今年は例年と趣向が変わって世界各地の写真になっていて、
1月始まりが、奇しくもロンドンだった。
昨年暮れ頃から、行ける時に行っておこうと旅行のプランを考え始めている場所だ。

タワーブリッジは、船の往来が多かった昔は一日に五十回も跳ね橋が上がり下りしていたらしいが、
今では一日に数度しか見られないんだとか。

そういえば、近頃 ♪ ロンドン橋落ちた~♪ って歌を聴かなくなったよな気がする。
(後記:London BridgeとTower Bridgeは、よく間違われるが、別物らしいです。はい。)

 

 入院したらイギリスの本でも読んでいようと思います。
(右は春節過ぎの銀座一丁目にて。
 二軒目でロンドン⇔リバプールを往復せずともマンチェスター経由でリバプール入りするナイスな提案を頂けた。)

 

 Paul McCartney - London Town - Lyrics

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再開 ~ いいことも起きるに... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:Unknown (lifelongpassion)
2018-03-11 22:48:37
ありがとうございます。
そんな風なコメントを頂くことがまた引き寄せていく力を与えてくれます。
自力のようでいて、実は他力に活かされているのだということが前よりも感じられるようになったかもしれません。
返信する
Unknown (沙於里)
2018-03-11 21:08:48
寒い冬がようやく春にバトンタッチしてくれたようですね。
昨年末からの不安がひとつクリアになって安堵しました。イギリス行きやオリンピック、他にも楽しいことをあれこれ引き寄せて参りませう
返信する

コメントを投稿