おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 93ページの「新事業展開を実施した企業の従業員規模」をみましたが、今日は94ページの「新事業展開の検討を始めたときの業績」をみます。
新事業展開を実施における新事業展開の検討を始めたときの業績傾向をみると、事業転換した企業、多
角化した企業共に、当時の業績は好転と悪化がほぼ拮抗していることが分かります。
検討を始めた当時から業績が好転していた企業ばかりが新たな収益源確保のために新事業展開を実施しているわけではなく、業績が悪化している中で現状打開のために新事業展開を実施した企業の二者が存在することが推察されるということです。
新事業展開を業績が好調なときに行うのは、絶好調時にフォームを変えるようなものであり、難しい意思決定を伴うと思います。他方、業績悪化時での意思決定はどうしても火事場の馬鹿力になりがちで、その質の低下は避けられないと思います。
このように考えるとどちらもリスクがあることから、好調でも不調でもない平常時に新事業展開の方向性を検討する習慣をつけておくのが良いと思いますね!
昨日は2012年度中小企業白書 93ページの「新事業展開を実施した企業の従業員規模」をみましたが、今日は94ページの「新事業展開の検討を始めたときの業績」をみます。
新事業展開を実施における新事業展開の検討を始めたときの業績傾向をみると、事業転換した企業、多
角化した企業共に、当時の業績は好転と悪化がほぼ拮抗していることが分かります。
検討を始めた当時から業績が好転していた企業ばかりが新たな収益源確保のために新事業展開を実施しているわけではなく、業績が悪化している中で現状打開のために新事業展開を実施した企業の二者が存在することが推察されるということです。
新事業展開を業績が好調なときに行うのは、絶好調時にフォームを変えるようなものであり、難しい意思決定を伴うと思います。他方、業績悪化時での意思決定はどうしても火事場の馬鹿力になりがちで、その質の低下は避けられないと思います。
このように考えるとどちらもリスクがあることから、好調でも不調でもない平常時に新事業展開の方向性を検討する習慣をつけておくのが良いと思いますね!