中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

好調でも不調でもない平常時に!

2013年06月24日 04時31分56秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 93ページの「新事業展開を実施した企業の従業員規模」をみましたが、今日は94ページの「新事業展開の検討を始めたときの業績」をみます。

新事業展開を実施における新事業展開の検討を始めたときの業績傾向をみると、事業転換した企業、多
角化した企業共に、当時の業績は好転と悪化がほぼ拮抗していることが分かります。

検討を始めた当時から業績が好転していた企業ばかりが新たな収益源確保のために新事業展開を実施しているわけではなく、業績が悪化している中で現状打開のために新事業展開を実施した企業の二者が存在することが推察されるということです。

新事業展開を業績が好調なときに行うのは、絶好調時にフォームを変えるようなものであり、難しい意思決定を伴うと思います。他方、業績悪化時での意思決定はどうしても火事場の馬鹿力になりがちで、その質の低下は避けられないと思います。

このように考えるとどちらもリスクがあることから、好調でも不調でもない平常時に新事業展開の方向性を検討する習慣をつけておくのが良いと思いますね!
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創造性、柔軟性、機動性!

2013年06月23日 06時48分35秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 92ページの「新事業展開を実施した企業」をみましたが、今日は93ページの「新事業展開を実施した企業の従業員規模」をみます。

新事業展開実施の有無別を企業の従業員規模別でみると、事業転換した企業は新事業展開を実施・検討したことがない企業と比較して従業員規模に大きな違いはないことが分かります。

また多角化した企業は従業員100人超の企業が約4割となるなど従業員規模が大きな企業が占めている割合が高くなっています。

事業転換と多角化の定義について白書には記載されていませんが、製品と市場のいずれかで新しい分野に進出することを前者、両方で企業が成長することを後者と考えると、創造性を起点に事業転換には柔軟性、多角化には機動性が求められるということが分かりますね!

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新事業展開は日常的である?

2013年06月22日 07時36分44秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 87ページの「再起業の際の取組」をみましたが、今日は92ページの「新事業展開を実施した企業」をみます。

2000年と2010年で新事業展開実施事業所数の割合を比較すると、従業員規模が小さな事業所ほど新事業展開を実施する事業所の割合は低くなっており、中小事業所では大事業所の半分以下の割合となっており、他方、中小事業所や小規模事業所では新事業展開を実施した事業所の過半が事業転換につながっていることが分かります。

続いて、新事業展開を実施した企業と実施・検討したことがない企業の業績見通しをみると、売上見通し、利益見通し共に「増加傾向」の割合が最も高いのが事業転換した企業、次いで多角化した企業であり、新事業展開を実施・検討したことがない企業の割合を上回っており、雇用についても同様の傾向が表れていることが分かります。

新事業展開とは「既存事業とは異なる事業分野・業種へ進出を図ること」であり、アンケート結果をみても取り組む企業は少ないことから、難易度が高く、実現できるイメージが遠のきます。

しかし、このままではいけないという危機感と現状打破の姿勢による行動の結果が新事業展開ですので、経営者にとっては新事業展開は日常的な慣習行動であるともいえます。

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撤退した起業家が再び挑戦するには?

2013年06月21日 04時31分52秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 74ページの「安定・拡大期において社内で必要となる人材」をみましたが、今日は87ページの「再起業の際の取組」をみます。

再起業時の障害の有無をみると、72%が「障害があった」と回答しており、その具体的な障害として、約6割が「資金調達が難しかった」であることから、再起業時には資金調達が最大の障害となっていることが分かります。

続いて、再起業してうまくいくために必要なことを見ると「これまでの知識・経験・ノウハウを活かす」と回答した割合が最も高く、既存の知識・経験・ノウハウを活かしつつ、新たな取組を行うことが、再起業で成功するために、重要であることが分かります。

当社のクライアントにも倒産企業での社長経験を持つ方がいますが、白書の通り、金融機関に相談したが必要額を調達できず困っている状況にあるものの、ビジネスに関しては様々な面で達観しています。

政府は成長戦略において現在5%以下の企業の開業率を2020年までに10%に倍増させる目標を打ち出すとしていますが、撤退した起業家が再び挑戦することができる環境を整えるセーフティーネットの整備が、起業のリスクを低減させ起業しやすい環境を整えることにつながるということです。

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安定・拡大期において必要な社内人材とは?

2013年06月20日 05時09分09秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 73ページの「安定・拡大期における課題」をみましたが、今日は74ページの「安定・拡大期において社内で必要となる人材」をみます。

安定・拡大期において必要な社内人材をみると、成長初期より割合の高かった「経営者を補佐する人材」、「販路開拓ができる人材」、「製品・サービスで高い技術を持つ人材」に加え、回答割合が大きく上昇した「後継者候補となる人材」が上位を占めていることが分かります。

仔細に見ると、地域需要創出型では、「後継者候補となる人材」と回答する企業の割合が最も高くなっています。これは地域需要創出型の起業家の起業時における平均年齢は40代半ばであることから、起業から5~10年を経過した安定・拡大期では、50代以上の経営者が多くなることが考えられ、事業承継が現実的な課題となっている様子がうかがえます。

また、グローバル成長型では、「企画・マーケティングができる人材」と回答する割合が大きく上昇しており、課題となっている新製品開発やマーケティングを行うための人材を求めていることが分かります。

このようにる起業形態別で必要となる人材が異なってくるということが興味深いですね!

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ゴーイングコンサーンを実現するには

2013年06月19日 05時44分41秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 72ページの「必要となった費用」をみましたが、今日は73ページの「安定・拡大期における課題」をみます。

安定・拡大期における課題をみると「資金調達」を課題とする割合は低下する一方で、「新たな製品・商品・サービスの開発」を課題と回答する割合が大きく上昇していることが分かります。

起業から数年経過し安定・拡大期になると、規模拡大に伴う業務量の増大により人材確保を課題とする起業家の割合は更に上昇します。

また事業化の見通しが付いた安定・拡大期には、先発企業に加えて後発企業との競争に打ち勝ち、事業の安定化を図るため、既存の製品・商品・サービスに頼るだけでなく、新たな製品・商品・サービスの開発により新たな市場を開拓する必要があるということです。

企業が将来にわたって無期限に事業を継続することを前提とする考え方のことを「ゴーイングコンサーン」といいますが、これを実現するためには新製品、新商品、新サービス開発の重要性が高まるということですね!

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ハード・ソフト投資へのバランスの重要性

2013年06月18日 04時54分53秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 71ページの「必要となった社内人材」をみましたが、今日は72ページの「必要となった費用」をみます。

成長初期において必要となった費用をみると、人材の採用・育成のための費用が必要であると回答する割合が上昇していることが分かります。

人材育成のための費用は各起業形態で同程度に割合が増えていますが、特にグローバル成長型で上昇が著しく、これについて白書は、成長初期においては課題の克服に必要な人材の確保が課題となっておりこれらに掛かる費用が特に必要となっているとしています。

起業時に調達できる資本金には限界があり、その中から設備、機械、土地というハード費用を優先するのか、それとも人材採用、マーケティング、ホームページといったソフト費用を優先するのか、萌芽期のお金の使い方はその後の資金繰りに大きく影響するので、その重要性をここから学ぶ必要性がありますね!

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経営者の右腕、左腕

2013年06月17日 05時22分42秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 69ページの「成長初期における起業形態別の起業・事業運営上の課題」をみましたが、今日は71ページの「必要となった社内人材」をみます。

成長初期に必要となった人材を起業形態別に見ると、「経営者を補佐する人材」が起業形態にかかわらず、高い割合となっていることが分かります。

これについて白書は、萌芽期には経営者が対応していた業務が規模拡大により経営者だけでは対応困難になっているためであると考え、また、グローバル成長型においては「製品・サービスで高い技術を持つ人材」や「販路開拓ができる人材」と回答する割合が高く、これらの人材は成長初期において、起業家は直面している課題を克服するため必要な人材を求めていることが分かるとあります。

経営者を補佐する人材のことを「経営者の右腕」、製品・サービス、販路開拓、経理等といった経営者が不得手とする各機能を担う人材を「経営者の左腕」と言われ、本来、それぞれの能力を持った人材が集めて起業するか採用した人材を育成すれば良いのですが、ここが中小企業が苦手とする中長期的な視点で人材育成の中核部分だと考えます!

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「質の高い人材の確保」を乗り越える!

2013年06月16日 06時02分59秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 67ページの「起業家が経営能力を高めるために必要と感じる支援施策」をみましたが、今日は69ページの「成長初期における起業形態別の起業・事業運営上の課題」をみます。

成長初期における課題をみると、「質の高い人材の確保」、「販路開拓・マーケティング」、「製品・商品・サービスの高付加価値化」と回答する割合が上昇しており、「資金調達」と共に、課題の上位を占めていることが分かります。

これについては、白書にもあるとおり、既に売上計上したこの段階では萌芽期と比較して業務量が増大しており人材確保が課題であり、売上高は確保できているものの営業利益が黒字化していないこの段階では売上高を拡大し利益を確保するため販路開拓や高付加価値化が課題となっているということです。

「質の高い人材の確保」、「販路開拓・マーケティング」、「製品・商品・サービスの高付加価値化」の3点はいずれもゴールのない取り組むですが、とりわけ「質の高い人材の確保」を乗り越えると他の2点の解決策がみえるような気がします。

そのためには待遇、処遇はもとより、目標や経営理念の共有化が肝要と言われますが、思惑通りには進まないのも悲しい現実ですね!

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カネ・ヒト・売上を解決する処方薬

2013年06月15日 06時33分14秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 65ページの「起業・事業運営に伴う各種手続」をみましたが、今日は67ページの「起業家が経営能力を高めるために必要と感じる支援施策」をみます。

起業家が経営能力を高めるために必要と感じる施策としては、「経営全般に関する幅広い情報の提供」、「異業種の起業家が実際に出会える交流の場づくり」、「同業種の起業家が実際に出会える交流の場づくり」、「顧客との交流の場づくり」の回答が上位を占めていることが分かります。

その中でも、起業家と実際に出会える交流の場づくりを必要とする起業家の割合は萌芽期が最も高い割合となっており、萌芽期の起業家は、他の起業家との交流の場を求めているということです。

私も萌芽期からベテランまで多くの経営者から相談を受けますが、その悩みや相談は十人十色ですが、総じてカネ・ヒト・売上の3点のいずれかではないでしょうか。

ドラッガーを何度読んでも、この3点をピンポイントで解決する方法論は残念ながら見当たらないので、情報交換や交流の場を通じて乗り越えていくしかないのでしょう。

経営者の皆さん、頑張りましょう~!
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起業は易く守成は難し!

2013年06月14日 05時30分10秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 61ページの「萌芽期における起業形態別の資金調達先」をみましたが、今日は65ページの「起業・事業運営に伴う各種手続」をみます。

萌芽期において、起業・事業運営に伴う各種手続を課題としている起業家を業種別にみると、各種手
続を課題としている起業家はどの業種でも多く存在し、特に医療福祉の分野でその傾向が強いことが分かります。

また下表は税務署に対して事業開始時に許認可が必要な手続です。

書類の数よりも、税務署と各都道府県税事務所が分かれており、互いに不便な場所にあることも少なくないので、これらがワンストップで処理できるのが望ましい方向性だと思います。

また事業運営における最大の課題は”税”です。例えば、銀行等に預けると利息が付きますが、この利息は各種税金を引かれた後の額であり、今年から「復興特別所得税」が引かれています。

法人税を正しく算出するには、この「復興特別所得税」がいくらかを算出し、複式簿記で計上しなくてはなりません。

その数式は難解でもはや税理士にしか分からない世界であると断念するのも選択肢ですが、所得が300万円以内の小規模事業者であれば記帳義務がない白色申告がお得という意見もあります。

今年度は「地域需要創造型等起業・創業促進補助金等」など起業を促進する施策がありますが、起業は易く守成は難しであることは不変です!

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金利が少しでも低い機関を探す

2013年06月13日 05時02分28秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 60ページの「萌芽期における起業・事業運営上の課題」をみましたが、今日は60ページの「萌芽期における起業形態別の資金調達先」をみます。

萌芽期における代表的な課題である「資金調達」についてみると、地域需要創出型とグローバル成長型のいずれにおいても資金調達先として預貯金や副業収入を含む自己資金と回答する企業は9割に上っていることが分かります。

グラフには金融機関や公的機関が回答として挙がっており、中小企業施策としては日本政策金融公庫の新規開業資金等がありますが、例えば、当社がある杉並区には他の機関と比べて低利なメニューがあるので、ここで掲載されている項目は全て確認してみましょう。

また融資を受けるには資金繰り計画表の作成が求められます。

創業から3年後まで毎月必要な費用を詳細に把握することにより、それら賄うためにはいくら売上高が必要となるのかという収支を算出します。

このようなシミュレーションを行うと、金利が少しでも低い資金調達先を探すことの重要性に気がつくはずです。

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起業申請には十分な準備を!

2013年06月12日 05時14分54秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 57ページの「特定非営利活動法人の起業の現状」をみましたが、今日は60ページの「萌芽期における起業・事業運営上の課題」をみます。

萌芽期における起業・事業運営上の課題をみると、地域需要創出型とグローバル成長型のいずれにおいても「資金調達」が最も高く、次いで「起業・事業運営に伴う各種手続」、「経営に関する知識・ノウハウの習得」を課題とする起業家の割合が高いことが分かります。

今年の白書では企業の成長の段階を、「萌芽期」、「成長初期」、「安定・拡大期」で示していますが、萌芽期の資金調達と言えば資本金の払い込みが最初の課題です。

法務局に会社設立申請へ行く際には、資本金が払い込まれたことを証明しなければならないのに、設立申請の前であるから会社名義の口座は作れません。ではどうするのかといったら、”個人名義”の口座に資本金と同額を”振り込み”します。

資本金以上に残高があるとか、資本金と同額を”預け入れ”ではダメで、振り込み日も定款認証日以後にしなければならないなど、「起業・事業運営に伴う各種手続き」は初心者には極めて厄介です。

法務局が終了したら、税務署、銀行等へ手続きしなければならないので、効率的に遂行できるよう、事前の十分な準備が肝要ということです!
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女性が社会課題の解決に取り組む!

2013年06月11日 05時21分22秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 57ページの「特定非営利活動法人の起業の現状」をみましたが、今日は58ページの「特定非営利活動法人が地域・社会に与えた影響」をみます。

組織形態別に起業家の性別を見ると、特定非営利活動法人では過半が女性起業家となっていることが分かります。

続いて、組織形態別に起業が地域や社会に与えた影響を見ると、「地域の安心安全、福祉医療の充実」、「地域で生活する人々の生活の充足や質の向上」、「やりがいのある就業機会の提供」が回答として高く、加えて、両方の組織形態を比べると総じて特定非営利活動法人が株式・有限会社よりやや高くなっていることが分かります。

このように特定非営利活動法人は女性起業が中心となって社会が抱える様々な課題の解決に取り組む主体として存在感を増していることが分かります。

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特定非営利活動法人の活躍!

2013年06月10日 05時07分30秒 | 2013中小企業白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2012年度中小企業白書 53ページの「起業形態別の女性起業家割合の比較」をみましたが、今日は57ページの「特定非営利活動法人の起業の現状」をみます。

社会が抱える様々な課題の解決に取り組む主体として存在感が増している特定非営利活動法人の起業の現状を見ると、医療、福祉分野での起業が約7割を占めていることが分かります。

続いて、組織形態別のスタートアップ企業の売上高と売上高伸び率を見ると、売上高の規模や伸び率は組織形態による差があまりないことが分かります。

ここで比較に用いている特定非営利法人は起業の7割を占めている医療、福祉分野のみだからかもしれませんが、5千万円以上の売上高を確保している数が全体の約半数に及ぶことには驚きです。

当社も特定非営利活動法人の支援を行っていますが、組織形態による差を感じることはないというのは特定非営利活動法人による起業の大きなメリットになりますね!

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